概要
サッカーにおける最高峰の国際大会であり、サッカーの国際的な人気もあり、オリンピック以上に世界的な盛り上がりを見せるスポーツの祭典でもある。このため、しばしば世界最大のスポーツイベントと称されることもある。
類似した国際大会にオリンピックのサッカー競技があるが、あちらでは出場選手に年齢制限が設けられていたり、選手登録数及び試合中での交代や累積ペナルティ等細かいルールに差異がある。
日本におけるFIFAワールドカップ
日本において「ワールドカップ」と言えば、基本的にこの大会を指すことが多い。
マスメディアなどでは「W杯」と表記されることもある(※他にもFIBA(バスケットボール)、IRFB(ラグビー)も存在する)。
日本代表は1998年大会から2022年大会まで7大会連続出場中。最高成績はリーグ1の成績から換算し9位(2002年日韓大会、2010年南アフリカ大会、2022年カタール大会)
対戦相手国が発表後、その国の地理を紹介される。
2002年には韓国と合同で初めてアジアで開催され、日本はこの大会の為に埼玉スタジアムという初のサッカー専用競技場を建設した(当時日本のサッカー場は陸上競技場との併設が多かった)。一方でどっちの国名を先にするかなど些細な争いを繰り返した結果、日韓関係の本格的悪化がここから始まったとも言われる。また愛知県は名古屋オリンピック誘致失敗、ワールドカップ誘致失敗、トリエンナーレ騒動と因縁レベルで煮え湯を飲まされている。
大会中はテレビで連日連夜特集が組まれる程の盛り上がりを見せるだけでなく、大会直前の代表発表もテレビで生中継される程の一大イベントとなっており、この時に予想外の選手が代表入りした時には記者席からどよめきが湧き上がったりする。
なお、2022年大会はインターネット配信大手のABEMAが全試合を配信した。
ワールドカップにおけるジンクス
かつては2002年の日韓ワールドカップから2018年のロシアワールドカップにおいて、優勝した国は次の大会はグループリーグで敗退するというジンクスがあった。しかし、2022年のカタールワールドカップで前回大会優勝国のフランスが突破を決めたことで途絶えた。(しかも、ジンクスの始まりがフランスから始まった。)
日本においては、初出場の1998年フランス大会からグループリーグ敗退と突破が交互に続いていたが、2018,2022年と連続でグループリーグ突破を決めたことで、このジンクスは途絶えた。しかし、外国人監督が率いるとグループリーグ突破が出来ないジンクスは今でも続いている。
歴代大会結果一覧
年 | 開催国 | 優勝国 |
---|---|---|
1930 | ウルグアイ | ウルグアイ |
1934 | イタリア | イタリア |
1938 | フランス | イタリア |
1950 | ブラジル | ウルグアイ |
1954 | スイス | 西ドイツ |
1958 | スウェーデン | ブラジル |
1962 | チリ | ブラジル |
1966 | イングランド | イングランド |
1970 | メキシコ | ブラジル |
1974 | 西ドイツ | 西ドイツ |
1978 | アルゼンチン | アルゼンチン |
1982 | スペイン | イタリア |
1986 | メキシコ | アルゼンチン |
1990 | イタリア | 西ドイツ |
1994 | アメリカ | ブラジル |
1998 | フランス | フランス |
2002 | 日本・韓国 | ブラジル |
2006 | ドイツ | イタリア |
2010 | 南アフリカ | スペイン |
2014 | ブラジル | ドイツ |
2018 | ロシア | フランス |
2022 | カタール | アルゼンチン |
2026 | アメリカ・カナダ・メキシコ | |
2030 | スペイン・ポルトガル・モロッコ※ | |
2034 | サウジアラビア |
※FIFAワールドカップ100周年記念試合としてウルグアイ・アルゼンチン・パラグアイで、それぞれの代表チームの開幕戦のみ行う。
歴代マスコットキャラクター
ガウチート:1978年アルゼンチン大会
ザクミ:2010年南アフリカ大会
フレコ:2014年ブラジル大会
ザビワカ:2018年ロシア大会
ライーブ:2022年カタール大会
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選手入場の時に流れている曲。
なお、ワールドカップ以外のFIFA主催の試合やフレンドリーマッチでも使用されている。一方で、日韓大会等、使用されなかった大会もある。現在は曲の変更に伴い、これが使われることはない。