概要
2010年南アフリカワールドカップで有名になった、応援用の管楽器。元はアフリカの民族楽器。
吹奏楽器であり、真っ直ぐ伸びた造形、端的に言うと間延びした非電源の拡声器もしくは、先端にそりのない短めのアルプホルンの様な形というと分かりやすい。
音量は拡声器と同じ原理でかなり大きく、しかもベテラン奏者でなければ音階を採るのがほぼ困難なため(というか尺八のように音を出すためにはそれなりの熟練度が必要らしく仮に音を出せたしても)一般のサポーターが発する音は虫の羽音を思わせる音になる。
これがプレー中の指示や審判の判定、場内放送など必要音声をかき消したり、聴きようによってはブーイングにも聴こえる事から、プレーしている選手達やテレビ中継の視聴者などからは不評であったといわれている。
またマウスピースにあたる部分と拡声部分のコーン内部は弁もなくほぼ屈折なしに直接的に繋がっているため唾液等の飛沫が良く飛び散り、それらを媒介とするインフルエンザなどのウィルス性感染症流行時には使用を避けるべきであるという指摘もある。
元々は水牛などの動物の骨や角などで作られていたが、近代化してからは金属製の物が流通し、90年代以降は南アフリカのサッカー応援グッズの定番になり、現在は安価なプラスチック製が主流となっている。
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2010年FIFAワールドカップ/第19回FIFAワールドカップ南アフリカ大会(wikiのページ)