角笛とは、楽器の一種である。
概説
中を掘って中空にし、角の先に穴をあけて空気を通すシンプルな構造。
リードの類が無いため、唇の振動を利用したいわゆる「唇簧(しんこう/リップリード)」によって鳴らすものがほとんどである。
おもにアフリカ北部・中東・ヨーロッパ圏で発達し、信号として、動物を追い立てるために、祭事や儀式の鳴り物としてなど、日本でいう法螺貝と似た用途で使用された。
機構がシンプルなため出せる音は多くても2~3音階が限界。
その後ホルンなどの管楽器の祖となり、その語源ともなったとされる。
神話世界は神器としても登場し、北欧神話のギャラルホルンが有名。
創作ファンタジーでも特異な力を秘めたアイテムとして登場する機会が多い。
関連イラスト
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ウェールズの角笛「ピブゴーン」の解説
ピブゴーンによる演奏
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ショファーによる楽曲『Open Heaven』
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