ホルン
ほるん
一般的に有名なフレンチホルン(French Horn)について説明する。
ホルン(Horn)とは、カタツムリのような形状に巻かれた円錐(えんすい)状の管と、3つから5つの、通常はロータリー式のバルブ(弁)を持つ金管楽器の一種である。
本来は「角」という意味の言葉だが、同時に「角笛」という意味を持ち合わせていた。元々は角笛なのでフルートと並んで歴史の長い楽器。
形が丸くベル(発音口)が後ろに向いている理由は、昔羊飼いのあいだで馬に乗ったときに肩から担いで(当時は中の管やロータリーは一切ない)後方にいる者たちに音で指示出しをしていたからである。
オーケストラに使われるようになって、初めて管やロータリーが追加された。
手をベルの内部に突っ込むという独特の演奏法を用いることで、ベル内に反響する共鳴の度合いを微調整することが可能。それにより、豊かな音の変化を生むことができる。
(若干音程も変化する。)ベル内での手のかたちは、奏者ごとに独自のスタイルで変化させる。
ホルンの名のつく楽器(フリューゲルホルン、アルトホルンなど)は多いが、ホルンに分類されないこともあるので注意が必要(イングリッシュホルンに至ってはそもそも金管楽器ですらない)。
2007年のギネスブックで、世界でいちばん難しい金管楽器であると認定された。
楽器の中では珍しいF管の移調楽器。ホルンの楽譜はE♭かFで書かれていることが多い。ホルンはF管のものとB♭管、もしくは両方持つものも多いが、楽譜は揃ってF(たまにE♭)。何かと色々面倒なのである。
金管とは思えない柔らかい音色からファンファーレなどでの響き渡るような音色まで多彩な音色を出せるため、曲によって色々な役割を押し付けられる。
裏拍での裏打ちや、和音をロングトーン、対旋律やグリッサンドでのアクセントなどの役割がメイン。柔らかい音色を生かしてメロディーを持つこともある。
吹奏楽においては必要不可欠の存在でホルンがないと曲が少し物足りないものになってしまう。有名な作曲家たちもホルンを大事にしていたとか。
オリジナル
版権
「ホルン協奏曲」第1番(Horn Concerto No 1 in D major KV412)/ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
(Horn Soloist : Radek Baborák)
「ホルン協奏曲」第1番(Horn Concerto No 1)より 第1楽章/リヒャルト・シュトラウス
(Horn Soloist : Barry Tuckwell)
海外
- アイファー・ジェームズ(Ifor James) - イギリス
- アラン・シヴィル(Alan Civil) - イギリス
- ジェフリー・ブライアント(Jeffrey Bryant) - イギリス
- デニス・ブレイン(Denis Brain) - イギリス
- ノーマン・デル・マー(Norman René Del Mar) - イギリス
- ゲオルク・コップラッシュ(Georg Kopprasch) - ドイツ
- フェリックス・クリーザー(Felix Klieser) - ドイツ
- フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス(Franz Joseph Strauss) - ドイツ
- オンドジェイ・ブラヴェッツ(Ondřej Vrabec) - チェコ
- ラデク・バボラーク(Radek Baborák) - チェコ
- バジル・クリッツァー(Basil Kritzer) - アメリカ
- ヨハン(ハンス)・フィッシャー(Johann Fischer) - オーストリア
- バリー・タックウェル(Barry Tuckwell) - オーストラリア
- 秋葉原朱音(『秋葉原区立すいそうがく団!』公式キャラクター)
- 榎並マドカ(Tokyo7thシスターズ)
- 片山智治(のだめカンタービレ)
- 加橋比呂(響け!ユーフォニアム)
- 上条春太(ハルチカ)
- 管崎舞(SOULCATCHER(S))
- 岸部海松(響け!ユーフォニアム)
- 橘高養成(薫風のカノン)
- 久住智香(SOULCATCHER(S))
- 佐藤一花(放課後ウインド・オーケストラ)
- 沢田樹里(響け!ユーフォニアム)
- ソムン・イジョン(ウインドボーイズ!)
- 武田昌志(ヒビキノBB)
- 知近柚季(音のレガート)
- 楢迫哲(ヒビキノBB)
- 瞳ララ(響け!ユーフォニアム)
- 日向寺大志(屋上のウインドノーツ)
- 丸山大輔(ウインドボーイズ!)
- 丸山小次郎(ウインドボーイズ!)
- 三矢優也(放課後ウインド・オーケストラ)
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- 森本美千代(響け!ユーフォニアム)
- 吉川宏伸(ヒビキノBB)
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