岸部海松
きしべみる
CV:???
北宇治高校の2年生で、吹奏楽部に所属。ホルンを担当している。
黒髪のショートヘアと気だるそうなジト目が特徴で、ワインレッドのリボン付きカチューシャをつけている。
吹奏楽部は高校生になってから始めており(『響け!ユーフォニアム』DVD&BD5巻ブックレット、2ページ)、入部当初からのやる気のない雰囲気にすっかり慣れてしまっている。新任顧問の滝昇が本格的に指導を始めるまでは、パート練習の時間でも練習そっちのけで頬杖をついているような状態であり、そのような素行を初合奏の場で滝に指摘されている。(TVアニメ版1期3話)
その後日に行われたパートリーダー会議のシーン(TVアニメ版1期4話)では、難航する会議の状況を受けて「ど~するんですか~、このままじゃ吹部つぶされちゃいますよ」と椅子にもたれかかりながら腕を組んで発言している。また、顧問の滝が各パートの巡回指導を行うシーンのなかでは、「頭上に飛ばしたティッシュペーパーに息を吹き込み続け、10分間落とさないようにする」トレーニングをしている様子が登場する。その際の眉間にしわを寄せながらティッシュにひたすら息を吹き込み続ける姿から、ファンのあいだで「ジト目フーフー子ちゃん」なるあだ名もつけられている。
しかしながら、彼女はそのような練習を積み重ねたこともあり、一週間後の全体合奏では個人としてもパートとしても見違えるような上達を実感し、練習に対するやる気に目覚めるようになっている。吹奏楽コンクールに出場するメンバーを決めるオーディション(TVアニメ版1期9話)においても無事にA編成部門のメンバーに選出されており、自由曲『三日月の舞』ではホルンパート内の4th(フォース)を担当している。
吹奏楽コンクール京都大会(府大会)の会場に移動するバスのなかでは、トランペットパートの吉川優子がサブメンバーの中川夏紀から貰ったお守りを見て、そのあまりの大きさに「何それデカッ!」と突っ込んでいる(TVアニメ版1期番外編)。また、その府大会を終えたのちに部員一同で滝に感謝の言葉を述べた際には、彼からの意外にもあっさりした返答を前にして、パートリーダーの沢田樹里と一緒になって「あっさり!?」「盛り上がらね~」と白けた感想を述べている。(TVアニメ版2期1話)
吹奏楽コンクール関西大会(支部大会)後に行われた京都駅の駅ビルコンサートでは、『宝島』のサビの部分で後輩の瞳ララと一緒にベルアップをするシーンが登場している。(TVアニメ版2期7話)
コンクールシーズンを終えて3年生が引退し、部が吉川・中川の新体制を迎えるようになると、ホルンパート内の唯一の2年生という立場からパートリーダーを担当することになる。その翌年に迎えた卒業式後のワンシーン(TVアニメ版2期13話)では、1年生の後輩である瞳ララと森本美千代とともに、卒業を迎えたパートの先輩ふたりを「先輩お元気で!」と挙手の敬礼で見送っている。
3年生に進級して新年度を迎えると、新たにホルンパートに加わった4名の1年生たちを率いつつ、「やるときはやる! 遊ぶときは全力で遊ぶ!」をパートのモットーに掲げて日々の活動に取り組んでいる。なお、ホルンの演奏技術などをはじめとする各種の指導については、パート内でもっとも楽器演奏歴の長い2年生の美千代のサポートを受ける形で行っている。(『新北宇治高校吹部紹介プロフィールカード(岸部海松、森本美千代)』掲載の紹介文)
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響け!ユーフォニアム のパーカッションパート釜屋つばめを巡るお話。つばめ2年の関西大会後、優子が自身の後悔について、パートリーダーに語ります。それを聞いた美代子は、胸に秘めていた後悔を苦々しく思い出すことに。意を決した美代子は、トランペットパートの練習室に麗奈を訪ねます。 つばめ入学からアンサンブルコンテスト前までを書いてきた本シリーズ。いよいよラス前まで来ました。それにしても麗奈の外見は、みだりに書けないですね。武田先生の筆力に感嘆しきりです。 最終楽章の本筋に関わるネタバレはしないよう配慮します。 ちなみにシリーズタイトルは、1年時の全国大会の楽譜の落書き「飛べ!北宇治!!」のもじりです。6,988文字pixiv小説作品