CV:日笠陽子
概要
北宇治高校の3年生で、吹奏楽部に所属。ホルンを担当しており、同パートのリーダーを務めている。
茶髪のショートヘアと、緑色のヘアピンをつけた前髪が特徴。中学時代からホルンを担当している楽器経験者であるものの、進学した先の北宇治高校吹奏楽部のだらけた雰囲気に呑まれ、高校生になってからは不真面目な態度をとるようになっている(※『響け!ユーフォニアム』DVD&BD5巻ブックレットのパート紹介(2ページ)には、「ずっとパート内で一番上手かったのであまり努力したことがない」という記述が載せられている)。
また、パート全体への指導にも特段熱を入れている様子はないようで、同ブックレットのパート紹介に載せられている後輩部員の瞳ララの記述には「先輩があまり教えてくれないので上手くならないが気にしてない」とあり、新顧問である滝昇の指導前までは技術の向上よりもパート内で和気あいあいとすることを優先する節が見られている。
彼女が率いるホルンパートは、3年生ふたり、2年生ひとり、1年生ふたりの計5名で構成されており、TVアニメ版1期9話のアイキャッチでメンバーの顔触れを見ることができる。パートのメンバー同士の仲はいいようで、TVアニメ版1期3話の合奏前のシーンではパート練習をサボって「いっせーのせ!」と指遊びに興じていたり、TVアニメ版1期8話のあがた祭りや2期1話の花火大会のシーンなどでは、パートのメンバー全員で遊びに出かけている様子を見ることができる。
しかし、TVアニメ版1期10話で起こったトランペットパートのソリストの対立の際には、どちらを擁護(ようご)するかでパート内で揉め、練習を継続することができなくなっている。なお、この対立は元をたどるとパートメンバーの1年生であるララが聞いた噂話がそもそもの発端となっている。
TVアニメ版での活躍
吹奏楽部の新任顧問である滝昇が部内改革に取り組む前までは「練習は面倒だけど本番のステージには出たい」というスタンスを持っており、滝から酷評を下されて急遽開かれたパートリーダー会議においては、「いまの実力ではサンライズフェスティバルに出る資格はない」と評した滝の言葉を踏まえて「いままでのウチらの伝統全無視じゃん!」と彼に対する不満をぶつけている。
しかし、その後日から始まった滝自身の手ほどきによる「上手くなるため」の基礎指導や、そのような指導を行う彼を見返してやろうとする反骨精神を発現することにより、徐々に練習に対する熱意を燃やすようになる。滝に酷評を下されてから一週間後に行われた再合奏では、隣に座っている同じパートの3年生の加橋比呂と「絶対文句言わせない!」「なんか言われたらマッピ投げるし!!」と言い合って闘気を奮い立たせる様子を確認することができる。
その後のやる気の上昇、および「上手くなりたい」という意志の発現には目覚ましいものがあり、特に吹奏楽コンクール京都大会(府大会)の本番では、自由曲の『三日月の舞』の楽譜に大きく「全国」と書き込んでいる(TVアニメ版1期13話)。また、そのひと月後に臨んだ吹奏楽コンクール関西大会(支部大会)の本番でも、譜面の上に同じパートの同級生である加橋比呂とのツーショットやホルンパートの5人で撮った写真、トロンボーン担当の田浦愛衣やファゴット担当の岡美貴乃と一緒に写った写真などを貼り付けている様子が登場している。(TVアニメ版2期5話)
卒業式を終えたあとの後輩部員たちとの懇談のシーンでは、2年生の岸部海松以下3人のパートメンバーに「先輩お元気で!」と泣きながら挙手の敬礼を送られ、それに応えるようにして「君たちもな!」と加橋比呂とともに答礼している。(TVアニメ版1期13話)
ホルンパートのメンバー一覧
関連イラスト
冬制服
夏制服
パレード衣装(サンライズフェスティバル)
体操服姿
関連タグ
小笠原晴香 - 吹奏楽部の部長とサックスパートのリーダーを兼務している同級生。3年生。
田中あすか - 吹奏楽部の副部長と低音パートのリーダーを兼務している同級生。3年生。
中世古香織 - トランペットパートのリーダーを務めている同級生。3年生。
野口ヒデリ - トロンボーンパートのリーダーを務めている同級生。3年生。
加橋比呂 - 同じパートの同級生。頭に大きなリボンをつけている3年生。
岸部海松 - 同じパートのひとつ下の後輩。ジト目の2年生。
瞳ララ - 同じパートのふたつ下の後輩。情報通の1年生。
森本美千代 - 同じパートのふたつ下の後輩。楽器経験者の1年生。