ピクシブ百科事典

小笠原晴香

おがさわらはるか

『響け!ユーフォニアム』の登場人物。
目次[非表示]

プロフィール

名前小笠原晴香
誕生日10月28日
身長165cm
星座さそり座
血液型O型
担当楽器バリトンサックス
好きな色白、黒
趣味ロック鑑賞、ライブに行くこと
特技けん玉
好きなものこってりしたもの。ラーメン焼き肉
嫌いなものふわふわしたもの。ワッフルパンケーキ
CV早見沙織


概要

北宇治高校の3年生で、吹奏楽部部長を務める。バリトンサックスを担当し、サックスパートのリーダーも兼任している。
心優しい性格の持ち主で、その性格から来る押しの弱さと部長としての責務の板挟みに遭い、しばしばコンプレックスに悩まされている。しかし、持ち前の優しさと勇気を兼ね備えたその人柄は多くの部員に慕われている。
副部長を務める田中あすかのようなリーダーシップを備えていないことを自覚しつつも部長として皆の先頭に立とうとする彼女は、本気で全国大会を目指すこととなった吹奏楽部の歩みと共に少しずつ成長を見せることとなる。

人物

小笠原先輩


容姿

TVアニメ版のデザインとしては、当初はカールのかかったセミロングカチューシャポニーテールなどいくつかの案があったが、最終的に二つ結びおさげというアサダニッキによる原作イラストに準拠したものとなっている。

性格

優しすぎるとまで言われる性格だが(原作3巻、16ページ)、自信に乏しい上に情緒不安定な面もあり、2年生の後輩である中川夏紀には「メンタルが弱い」と評されている。(原作1巻、121ページ、TVアニメ版1期5話)
しかしながら、覚悟を決めるべき所ではしっかりと腹をくくる面もあり、3年生の中世古香織には晴香は優しいだけではなく、勇気もあると指摘されている。(TVアニメ版1期7話)
また涙もろい面もあり、北宇治高校吹奏楽部が吹奏楽コンクール京都大会で金賞受賞と関西大会への出場権を勝ち取り、「チームもなか」のメンバーによる祝勝と激励の演奏を受けた際には感極まって泣き出しており、結果として副部長の田中あすかに「北宇治ファイトー!」の掛け声を取られてしまっている。(TVアニメ版2期1話)
そのほか、あすかによれば音痴らしく(原作1巻、98ページ、TVアニメ版1期4話)、また部内では雨女という評判もあるらしい。(TVアニメ版1期9話)

実力

晴香SOLISTER



真面目に吹奏楽の練習に取り組んできたためそれ相応の実力を持っており、吹奏楽コンクールのA編成のメンバーにも選出されている。
もっとも、晴香の本当の実力は普段の吹奏楽作品の演奏とは別のところで発揮されており、京都駅の駅ビルコンサートにおけるステージ演奏ではファンキーでカッコいいソロを披露してみせ、黄前久美子もその演奏を傍目に見ながら驚いている。(原作3巻、118ページ、TVアニメ版2期7話)
驚く久美子と対照的に田中あすかは少し眉を下げて笑みを浮かべているため、晴香のバリトンサックスの実力については知っている様子で、原作3巻でもその事を示唆する発言をしている。(原作3巻、117ページ)

原作公式ガイドブック所収の短編「冬空ラプソディー」によれば、前年の吹奏楽部の定期演奏会においても晴香は同じように「ディープ・パープル・メドレー」でバリトンサックスのソロを披露しており(原作公式ガイドブック、67ページ)、あすか以外の上級生も彼女の実力を知っている模様である。
また、高校を卒業しても趣味としてサックスを続けていきたいと久美子に明かしている。(原作公式ガイドブック、108ページ)

彼女の吹くバリトンサックスのモデルは、YAMAHA YBS-62Ⅱ(「『響け!ユーフォニアム』北宇治高校吹奏楽部 体験ブック」、8ページ)。個人所有のマイ楽器(私物)である。

部内での活動

物語の1年前

部にやる気の無さが蔓延していた頃から真面目に活動していた部員のひとりである。しかし、当時の顧問による年長者優先のコンクール出場メンバーの選出方針により、中世古香織と同様、その努力と実力が評価される事はなかった。

3年生時の活動(TVアニメ版1期)

ユーフォ



吹奏楽部の部長のほか、サックスパートのリーダーも兼任している。
もっとも、晴香が部長に選出された理由はその資質を評価されてのことではなく、元々リーダーとしての資質に恵まれている田中あすかの部長就任が期待されていたが、彼女が就任を断ったため、人の良さにつけこまれる形で晴香に部長指名が回ってきたというものである。(原作3巻、16ページ)
上述の通り、期せずして部長に就任した晴香は本来的に部員の統率に向いている性格ではないため(原作3巻、15ページ)、部の方針をミーティングなどで他のパートリーダーの意見を聞き、その上で最終的には多数決で決めるという調整型のリーダーとして部長の役割を果たしている。(TVアニメ版1期4話)
晴香も自身の統率力の乏しさを自覚しており、そのため部長を辞めたいと思う事も何度かあったが(原作3巻、80ページ)、あすかや香織らの支えもあったため、実際に辞める事なく部長を続ける事ができ、更に彼女自身の成長もあり、次第に部長としての統率力を見せつつある(詳しくは後述)。

そのほかTVアニメ版では、部活見学にきた新入生に対してイタズラをする田中あすかを止めに入って連れ戻すなど、時々周囲が呆れるほどの突っ走り具合を見せる副部長のあすかを抑える役割を担っている。
また、合奏時に全体のチューニングを見て指示を出したり、吹奏楽コンクール等の本番に際して部員たちを鼓舞するために「それでは皆さん、ご唱和ください。北宇治ファイトー!」の掛け声を挙げるのも彼女の仕事である。

3年生時の活動(TVアニメ版2期)

吹奏楽コンクール京都大会(府大会)の後、傘木希美の部活復帰騒動が起こったが、晴香はこの問題に積極的に介入する様子を見せず、副部長の田中あすかに解決を委ねているように見受けられる。その理由として騒動の張本人である希美があすかに対して直談判をしている事もあるが、更に原作では部員が部長である晴香よりも副部長のあすかの方を頼りにしている事を、晴香自身嘆きながらも認めており、また希美が晴香に従うような後輩ではない事を明らかにしている。(原作2巻、87ページ)

吹奏楽コンクール関西大会(支部大会)に向けた合宿では、合宿2日目の夜のレクリエーションにて部員のモノマネ大会のMCを務めている。(TVアニメ版2期3話)
関西大会の当日には、演奏を終えている他校の成績を気にしてそわそわしている部員達に、自分達の演奏に集中するように促している。
また、田中あすかが部員達に全国大会出場に向けての自身の心情を吐露し、本番に際して練習の成果を全力で出し切るに呼びかけた際、彼女に促されて慌てて「北宇治ファイトー!」の掛け声を挙げている。
そして本番終了後、あすかとともに舞台上に上がって表彰式に臨んでいる。(TVアニメ版2期5話)

文化祭後、今度はあすかの退部騒動が勃発し、全国大会出場を控えている北宇治高校吹奏楽部に大きな動揺をもたらしたが、この騒動を契機に晴香は部長としての自覚と自信を強めるとともに、強豪校も出場する京都駅での駅ビルコンサートにおいて、当初は躊躇していた顧問の滝昇からの提案によるバリトンサックスのソロ演奏を引き受け、当日の舞台では見事な演奏を披露している(TVアニメ版2期7話)。その辺りの経緯の詳細は後述記事を参照。

その後のあすか不在の部活の運営は晴香主導のもとに何とかまとまって行われていたが、晴香自身がもともとあすかほど器用ではないため、それは危うい均衡の上で成り立っているもので、解決すべき問題は色々とあり、香織は久美子と共に自宅に帰るあすかとパートリーダー会議の議題など運営に関する相談を行っている。(原作3巻、95ページ、TVアニメ版2期9話)
あすか復帰の期限が迫る中、なおも希望を捨てない香織に対して晴香は突き放したような態度を取るが、その理由について晴香は駅ビルコンサートでの自身のソロ演奏の姿を見れば、あすかが自分で解決するのではないかと思っていたが、結局あすかは動かず、がっかりしたと香織に明かしている。それと同時にあすかに特別でいて欲しいと願う想いが心の何処かにある事も打ち明けている。
それから、晴香と香織は改めてあすかを呼び出して復帰の説得を行ったが、結局不調に終わっている。
その後、あすかは久美子の説得に心を動かされ、更に全国模試で好成績を取った事で母親を説得して、部活に復帰すると、晴香は笑顔を浮かべて復帰を歓迎している。(TVアニメ版2期10話)(※あすかの復帰等の経緯の詳細は田中あすかの記事を参照)

そして吹奏楽コンクール全国大会の当日、本番前のリハーサル時に晴香は「この日は決してネガティブな事は言わない」と挨拶をしたが、本番を経た表彰式終了後、感極まった晴香は最後の挨拶の時に泣き出してしまったため、部長としての最後の挨拶の後半は言葉にならなくなり、結局あすかが代わりに挨拶をする事になった。(TVアニメ版2期12話)(※経緯の詳細は後述の「全国大会」と田中あすかの記事参照。)

コンプレックス(TVアニメ版1期7話)

【切り絵】晴香


斎藤葵の退部

誰にでも、何にでも優しくできる性格をしているが、時折その「優しさ」ゆえに葛藤を起こすこともある。

TVアニメ版1期7話では、部長として同じパートの同級生である斎藤葵の退部を止められなかったことを悔しがり、「やっぱり、私が部長なんて無理だったんだ……」と独りごちるシーンが登場する。
「もしもあすかが部長をやっていたら、こんなことにはならなかったかも知れない。みんなそう思ってる……」とうなだれる晴香の様子を見て、同じように葵を追いかけてその場に居合わせた黄前久美子は「思ってないですよそんなこと、小笠原先輩だってすごいところいっぱいあるじゃないですか」と庇おうとする。
しかし、葵を止められなかった事への責任感と、あすかに対する劣等感から、晴香は「じゃあそれを言ってみてよ」と久美子に対して問い詰めた。

気配りできるし、優しいし、後輩にちゃんと挨拶してくれて、たまに差し入れも入れてくれて優しいし…と思ったことを片端から並べていく久美子に、晴香は「優しいしかないじゃない!」とかっと目を見開いて声を荒げた。
優しいなんて、他に褒めるところが無い人に言う台詞でしょ! 私分かってるんだから!!」と立て続けに言葉を突きつけ、久美子は「すみません……」と反論できずに黙り込み、晴香もまた後輩を傷つけてしまった自分を責めて目を伏せた。

この状況に、「ダメだよ、その情緒不安定なとこ直さないと…」と2人の様子を見に来た田中あすかが現れ、晴香にもっと部長らしく堂々としなさいと諭そうとするが、晴香は「だったらあすかが部長やればいいでしょ!」と逆にあすかに詰め寄った。
あすかが断ったから、私がやらなきゃいけない事になったんだよ!?」と更に言葉を続ける晴香だったが、あすかは眉根ひとつ動かさず「だったら…… だったら晴香も断ればよかったんだよ。……違う?」と冷たい眼差しをもって切り捨てた。

持ち前の「優しさ」ゆえに、同級生の退部を止められず、部長になることそれ自体も断れなかった晴香。
この出来事の後日、晴香は部活に顔を出さずに休んでしまう。

中世古香織の訪問

部活を休み、自宅のベッドからぼんやり外を眺めていた晴香のもとに、トランペットパートの3年生である中世古香織が訪れる。
晴香の部屋に上がった香織は、休んだ日の部活の事を聞かれると「副部長のあすかが滞りなく完璧にこなしていた」と話し、同時にどうしてあすかが部長の役職を断ったのかという事について、思うところを晴香に伝えた。

あすかは、部長を断ったんじゃなくて引き受けられなかったんだなあって。
多分、あの状態(※1年前、当時の1年生が集団退部した後の状態。詳しくは斎藤葵の記事を参照)の部を引き受けるのは相当な勇気が必要で、
あすかは頭いいから、そういうの全部計算しちゃって、引き受けられなかったんじゃないかな

晴香は「それって、私がバカってこと?」と、計算高いあすかと対極の行動をとった自分の事を問うが、香織は「違うよ」と前置きした上で更に話を続ける。

それだけ勇気があったってこと。そしてその事を、少なくとも上級生はみんな分かってる。
あの時、晴香が部長を引き受けてくれたから、今の部があるんだって。私は晴香のおかげだと思ってる

香織は部活を休んでふさぎ込む晴香に対し、晴香は決して優しいだけの人間じゃない、勇気と責任感をもった部長であると元気づけた。
そしてこの言葉に励まされて元気を取り戻した晴香は、翌日無事に部活への復帰を果たした。

その後の変化

吹奏楽コンクールの出場メンバーおよびトランペットのソロパートの担当をオーディションで決めた際、ソロの担当に選ばれた高坂麗奈が顧問の滝昇と以前から面識があったことがオーディション後に全部員に知られる事となり、オーディションの公正さへの疑問から滝への不満、ひいては根も葉もない噂を流すことによる部員同士の不協和音が発生し、部全体が集中力を欠くという危機的な状況に陥った。

今更ながらのユーフォ10話



相談役の香織はソロパートの当事者、副部長のあすかは我関せず…という状況下に、晴香は「やるしかないか」と腹をくくった上で「このままでは金賞どころか銀賞も危うい。オーディションで不正があった証拠はない。それでも不満があるならこの場で言ってくれれば私が先生に伝える(要約)」と発言し、部長としての統率力を見せられるようになった。

晴香の覚醒(TVアニメ版2期7話)

晴香の決意(制作過程)


あすかの退部騒動の勃発

文化祭が終わり、吹奏楽コンクールの全国大会までの間、北宇治高校吹奏楽部は立華高校や全国大会常連の清良女子高校といった強豪校も参加する京都駅での駅ビルコンサートに出場する事になった。
しかし、その後間もなく田中あすかの母親である田中明美が北宇治高校に乗り込んで顧問の滝昇と教頭に向かってあすかを退部させるように迫る事件が起こった。
その場は一旦保留という形で収まったものの、同校の吹奏楽部の支柱とも言うべきあすかの身の上に起こった当該事件は部員達に大きな動揺をもたらした。

その翌日、あすかは部に姿を現してあすかの事を心配する低音パートのメンバーに対して誰にも迷惑をかけないと宣言。その後、晴香と香織はあすかを呼び出し、事態の真相などを聞き出そうとしたが、あすかは誰にも迷惑をかけないと告げた上で、部活だからあすか自身の事よりも演奏の方が大事であると釘を刺して晴香らによる自身への関与を拒んだ。
そしてその日以降、あすかは部活から姿を消し、晴香と香織からのメールに対しても返事をする事はなかった。

晴香の思い

あすかが部活から姿を消して1週間が経っても、あすかから晴香と香織に対して何も連絡がなかった。あすかが残していった楽譜を見つめながら、晴香と香織はあすかについて思いに耽っていたが、そこへ突然吉川優子が現れ、あすかの退部届を教頭が代理で受け取り、部内が騒然としている旨を香織達に報告した。

そして、その後の合奏は動揺する部員達のメンタルを反映して全くキレのない出来栄えであり、指導していた滝も合奏を中断し、部員達に「なんですか?これ。皆さん、ちゃんと集中してます?」と言葉を放った。
そこで優子が立ち上がり、滝に教頭によるあすかの退部届の代理受け取りの事実の有無を尋ねたところ、滝は間を置いてから「そのような事実はありません」と答えると、一瞬、沈んだ表情を見せてから「皆さんはこれからも、そんな噂話が1つ出るたびに集中力を切らして、こんな気の抜けた演奏をするつもりですか?」と言葉を続け、その日の合奏練習を切り上げ、パート練習に委ねた。
そして、晴香の「先生!」という呼び声を無視して滝は音楽室から出て行った。

滝が音楽室を去った後、室内には重苦しい沈黙が支配し、部員の誰もが動こうとはしなかった。晴香はその様な部内の様子を観察し、「全国!!」という文字が書かれた自身の楽譜とあすかがいる筈の空席を見つめると、その場にいる部員達に「みんな、少しだけ時間くれる?」と呼びかけ、教壇へと向かった。
そして、教壇に立った晴香は部員に向かって言葉を紡ぎ始めた。

あすかがいなくて、みんな不安になるのは当然だと思う。でもこのままあすかに頼ってたらだめだと思うの。あすかがいないだけで不安になって、演奏も駄目になって。でも、部活ってそうじゃない

その晴香の言葉にパーカッションパートのリーダーである田邊名来は「そんなの分かっている」と反応し、トロンボーンパートのリーダーである野口ヒデリも「でもさ……」と言葉を言いかけたが、そこへ香織は微笑みながら発言を制止し、黙って晴香の話を聞く様に促した。
そして、晴香は自身の思うところについて言葉を続ける。

私は自分よりあすかの方が優秀だと思ってる。だから、あすかが部長をやればいいって、ずっと思ってた。私だけじゃない。みんなもあすかがなんでもできるから頼ってた。あすかは特別だからそれで良いんだって

そして、僅かに間を置くと、眼を伏せがちにして

でもあすかは特別なんかじゃなかった。私達が勝手にあの子を特別にしていた。副部長にパートリーダーにドラムメジャーとか…… 仕事を完璧にこなすのが当たり前で、あの子が弱みを見せないから平気なんだろうって思ってた。
と言葉を紡いだ後、晴香は顔を上げて、
今度は私達があすかを支える番だと思う。あの子がいつ戻ってきても良いように。
と言葉を続けた。そして、昨年の部の状況を踏まえて、若干、顔を下げると、
もちろん、去年の事があるから、むかついている人もいると思う。あすか以外、頼りない先輩ばっかって感じてる子もいるかもしれない
と語り、それから顔を上げて、
それでもついてきてほしい
と言葉を続けると、晴香は部員達のいる方向に向かって頭を下げて、
お願い・・・します
と言葉を結んだ。
頭を下げる晴香に対して、少し間を置いてから、真っ先に反応した人物が優子であり、優子は立ち上がって晴香に対して、
あんまり、舐めないで下さい!」と語りかけ、「そんな事、言われなくてもみんなついてゆくつもりです。本気なんですよ、みんな」と語りながら、腕を組んだ。
優子の発言を受けて部員達は口元に笑みを浮かべながら晴香に対して反応を示していたが、そこへ中川夏紀が「アンタの場合、好きな先輩に対して私情を持ち込みすぎだけどね」と優子に対して揶揄を入れ、夏紀の揶揄に対して優子が「うっさい!」と答えると、2人は部内において見慣れた言い争いを始めた。
優子と夏紀の言い争いに今まで意気消沈としていた部員達は笑い出し、教壇上の晴香は眼を潤ませながら笑みを浮かべ、香織も微笑みながら眼を閉じている。

その後、職員室にて晴香は1週間前に滝から提案され、返事を保留にしていた駅ビルコンサートにおけるバリトンサックスのソロについて滝に向かって「私にやらせて下さい」と答えている。

駅ビルコンサート

駅ビルコンサート当日、晴香と香織は吹奏楽初心者である事に後ろめたさを感じている加藤葉月川島緑輝黄前久美子高坂麗奈達が励ましている光景を見て微笑んでいたが、やがて、そこへ九州の全国大会常連校である清良女子高校吹奏楽部のメンバーが通りがかった。
そのメンバーの様子に香織は「さすが全国常連とだけあって堂々としているね」と感心していたが、これに対して晴香は「うん。でも、私達も全国出場だよ」と自負を込めた反応を示している。
部長としての自信が込められた晴香の答えに香織は「うん、そうだね」と答えた所に、「その通り」と告げながら、あすかが現れた。
あすかの登場に驚いた二人に対して「何よ。オバケを見る様に」と呆れていると、香織は「来れたんだね」とあすかに近づいていった。
そして、あすかの声に他の部員達も反応を示し、久美子をはじめとする低音パートのメンバーや傘木希美達があすかの周りに集まった。
そして、あすかの楽譜を持っていた晴香があすかの許に来ると、「あすか。私、ソロ、吹く事になったから。しっかり支えてね」と告げて楽譜をあすかに手渡した。
晴香を前に、一瞬、真剣な表情を見せ、その後、少し困った様な表情を経ながら普段の明るい表情になると、「もちろん!!」と晴香に答えた。

その後、晴香は見事なバリトンサックスのソロ演奏を披露する事ができ、久美子も普段の吹奏楽の合奏では見る事ができない晴香のノリノリな演奏ぶりに驚いている。

全国大会(TVアニメ版2期12話)

吹奏楽コンクール全国大会の本番当日、リハーサル室にてチューニングを終えると、晴香は滝の許可を得て、本番を前にした自身の高揚感を言葉に変えて部員達に次のように挨拶を行った。
ついに本番だよ。私、今日だけはネガティブなこと絶対言わない。私ね、今、心の底からワクワクしてる。いい演奏して、金とって帰ろう!
晴香は自身の挨拶を終えると、あすかに次の挨拶を委ね、あすかが自身の挨拶を終えると、あすかからの「晴香!」の呼びかけを受けて、「よーし!それではみなさん!ご唱和下さい!北宇治ファイトー!」と恒例の掛け声を行っている。

本番を終えると、表彰式までの空いた時間、晴香と香織ははしゃぐあすかに付き合う形で3人で喫茶店へと向かった。

そして、表彰式では晴香は顧問の滝やあすかと共に壇上に上がったが、地方大会を勝ち抜いてきた強豪校ぞろいの全国大会での北宇治高校吹奏楽部の成績は健闘空しく銅賞だった。
その後、集合写真では晴香は乾いた笑いを浮かべながら銅賞の文字が書かれた表彰状を手にしながら写っている。
また、感激を抑えられない副顧問の松本美知恵に「小笠原~!よく頑張ったな!」と力強く抱きしめられた晴香は嬉し涙を浮かべながらも、「先生~!苦しい~!」と訴えている。

それから、部員が集まる中、晴香は部長としての最後の挨拶を行った。
私達3年はこれで引退です。最後になりますが、今日までこんな不甲斐ない部長について来てくれてありがとう。この1年は…嫌な事も一杯あったけど、不安な事ばっかりで辛かったけど…それ以上に…みんなとの演奏が……楽しかったです……
その後は感極まって泣き出してしまった為、挨拶どころではなくなり、代わりにあすかが続けて挨拶を行っている。

全国大会後(TVアニメ版2期13話)

在校生による卒部会においては新部長である吉川優子からプレゼントを受け取っている。
その後、他の3年生部員とともに在校生に対して演奏を披露しており、続く在校生によるコンクール曲の「三日月の舞」の演奏に対しては涙を見せている。

そして、卒業式の時にはサックスパートのメンバーが集まっている中、定期演奏会に顔を出す事を告げている。

卒業後

高校卒業後、北宇治高校と立華高校両校の吹奏楽部による合同演奏会にあすかや香織ら3人揃って姿を見せていることから、彼女たちとは交流関係が保たれている模様。
また、晴香の進学先の大学には音楽系のサークルが無かった為、斎藤葵が進学した大学の吹奏楽サークルの体験入部に参加した際に葵と再会すると、それ以降二人は親しくなり、互いの大学は異なるものの、そのまま当サークルに加入している。(原作第二楽章後編、46ページ)

主要キャラクターとの関係

田中あすか

ユーフォまとめ



吹奏楽部の同級生で副部長。あすかとは高校進学後に知り合う。(原作3巻、80ページ)
突飛な言動を取りがちなあすかのツッコミ役を務める一方、部の運営では副部長としてのあすかに助けられている。
また晴香とは異なり、部の仕事を全てそつなく、かつ完璧にこなすあすかに対してコンプレックスを抱き、時にはそれが爆発することもある。

北宇治高校の文化祭後に勃発した部の支柱とも言うべき存在であるあすかの退部騒動の際には、これまで部内で「特別」な存在とみなされてきたあすかについて、彼女が決して「特別」な存在ではないとした上で、部員達にこれからはあすかを支える側に回ろうと呼びかけている。(TVアニメ版2期7話)
その一方で、晴香はあすかに「特別」でいて欲しいという想いがある事を香織に明かしている。(TVアニメ版2期10話)

その後、あすかが実際に部活に復帰すると、その喜びをあらわにしている。(TVアニメ版2期10話~2期11話)。
引退後、あすかにコンプレックスを抱いていた自身を悔いている事を久美子に明らかにしている。
新体制による定期演奏会の準備にあすか達と共に姿を現し、卒業後に行われた立華高校との合同演奏会にはあすからと共に参加している。

中世古香織

ベストフレンド



吹奏楽部の同級生。原作小説では両者の絡みの描写はほとんど無いが、TVアニメ版では相談役として学校の内外を問わずに晴香を支えている。
また、吹奏楽コンクールの自由曲におけるソロパートを巡る再オーディションの際には、部長としての立場を離れ、高校の3年間部活における苦楽を分かち合った仲間として香織を支持している。(TVアニメ版1期9話、1期11話)
そして、北宇治高校の文化祭後に勃発した田中あすかの退部騒動の際には、香織は晴香とともにあすかの事を心配するとともに部長としてあすかから自立しようとする晴香を支えている。(TVアニメ版2期7話)
引退後は新体制による定期演奏会の準備の手伝いや本番に香織とともに姿を現し、卒業後に行われた立華高校との合同演奏会にも香織らと共に参加している。

吉川優子

吹奏楽部の後輩。晴香からは「優子」と呼ばれ、優子は「小笠原部長」、「部長」と呼んでいる。
あすかの退部騒動において優子は晴香をフォローした上で励まし、晴香の覚悟を後押ししている。詳細は上記の「晴香の覚醒(TVアニメ版2期7話)」の記事参照。
また、自身の卒業後に行われた立華高校との合同演奏会当日、部長という立場を忘れて香織に黄色い悲鳴を挙げている優子をたしなめている。

北宇治高校吹奏楽部のパートリーダー一覧


サックスパートのメンバー一覧

アルトサックス

  • 岡本来夢(3年)
  • 橋弘江(3年) - 丸眼鏡。宮キリコや2年生の平尾澄子と仲良し。
  • 宮キリコ(3年) - 駅ビルコンサートではソプラノサックスを担当している。
  • 森田しのぶ(2年) - いつもテンパっている。感情表現が豊か。
  • 牧誓(1年)
テナーサックス
バリトンサックス
  • 小笠原晴香(3年)

関連イラスト

冬制服

部長と副部長
twitterまとめ


【切り絵】3年生
『響け! ユーフォニアム』中世古香織・田中あすか・小笠原晴香



夏制服

おがせこ先輩
部長と副部長


響け!ユーフォニアム



パレード衣装(サンライズフェスティバル)

小笠原晴香
小笠原部長


小笠原晴香
小笠原晴香_カラー



ジャージ

小笠原晴香



北宇治Tシャツ(駅ビルコンサート)

部長ちゃん
晴香SOLISTER


宝島
小笠原晴香



私服

小笠原晴香
小笠原晴香


みつどもえ?
【田中あすか】 あがた祭り



関連タグ

響け!ユーフォニアム
サックス
田中あすか - 低音パートに所属。同パートのリーダーと副部長を兼任する3年生。
岡本来夢 - アルトサックス担当。同じサックスパートに所属する3年生。
斎藤葵 - テナーサックス担当。同じサックスパートに所属する3年生。
中世古香織 - トランペットパートに所属。同パートリーダーを務める3年生。晴香の相談役でもある。

滝昇 - 北宇治高校吹奏楽部の顧問。晴香とは対照的な強制型リーダー。

風町陽歌 - 中の人が一緒で下の名前の読みが同じ「はるか」。しかも音楽関係つながりでもある。

外部リンク

pixivに投稿された作品 pixivで「小笠原晴香」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 688469

コメント