概要
本来は音楽における音域区分のひとつで、バスの1オクターブ下を表す。
そのため、楽器の名前にも接頭語として用いられることがあるが、単独ではほぼ弦楽器の一種を示す。
ヴィオール族の擦弦(さつげん)楽器であり、最低音部を受け持つ非常に大きな楽器である。
オーケストラ(管弦楽)に限らず、ジャズや吹奏楽などでも目にすることがある。
基本的にはヴァイオリン族の楽器と同様に4弦だが、ヴィオール族の名残で調弦が異なり、弦が一本追加されて5本になっている楽器も存在する。
さまざまな分野に使われるため、呼称も多岐に渡る。
例えば、ジャズではダブルベースやウッドベース(うち後者は和製英語で日本以外では通じない)、ポップスでは(エレクトリック・ベースに対して)アコースティックベース(※ただし、ギター型のものもある)、吹奏楽では(チューバなどの管楽器のバスに対して)弦バスといった具合である。
ボディが細い一枚板(一部は合板)で、取り外せる支えが付いているものはアップライトベースと呼ばれ、アンプにつないで音を出す機種がほとんどである。
演奏方法
ヴァイオリンと同じように、弓で弦を擦って音を出し、ネック部分の弦を抑えて音階を調整する。
ただ、ジャズなどで用いられる場合は、手で爪弾いて演奏することも多い。
トリビア
実はゴジラの鳴き声の音源でもある。
かなり特殊な方法(最低音の弦を緩め、松脂を塗った手袋でしごく)で音を出しており、それを音響機器に通して調整して制作されたという。
弦を丸々ダメにしてしまうため、真似するのはおすすめしない。
……というよりも、こんな発想が普通は出ない(汗)。さすがは伊福部昭というべきか。
関連イラスト
オリジナル
版権
関連動画
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作業用BGM
コントラバス奏者
国内
- 秋田ゴールドマン(SOIL&"PIMP"SESSIONS)
- いかりや長介
- 池松宏
- 稲木良光
- 犬塚弘
- 河原泰則
- 川村竜
- 北崎千代佳
- 黒木岩寿
- 小塚昌隆
- 沢田穰治(Choro Club)
- 笹井克彦(indigo jam unit)
- 永島義男
- Nirehara Masahiro(PE'Z)
- 松野茂
- 蓑輪裕之
- 森武大和
- 山本修
- 廣田昌世
海外
- ギャヴィン・ブライアーズ
- ゲーリー・カー
- ジェイ・レオンハート
- ジョヴァンニ・ボッテジーニ
- セルゲイ・クーセヴィツキー
- ドメニコ・ドラゴネッティ
- ハンニ=マリ・アウテレ
- ヨハン・マティアス・シュペルガー
- ルートヴィヒ・シュトライヒャー
- ロン・カーター
架空のコントラバス奏者
- 石橋広毅(ヒビキノBB)
- 岩井一志(のだめカンタービレ)
- 演藤さやか(SOULCATCHER(S))
- 川島緑輝(響け!ユーフォニアム)
- 古賀政(たんさんすいぶ)
- 佐久桜(のだめカンタービレ)
- 笹塚創(金色のコルダ スターライトオーケストラ)
- 柴田修(青のオーケストラ)
- 月永求(響け!ユーフォニアム)
- 弦野政彦(SOULCATCHER(S))
- 西川真由(ハルチカ)
- 迎勉(坂道のアポロン)
- リーズバイフェ/リーズバイフェ・ストリンドヴァリ(MELTY BLOOD Actress Again)
関連タグ
バイオリン / ヴァイオリン ヴィオラ(楽器) チェロ コントラバス ベース(ギター) / ウッドベース