のだめカンタービレ
のだめかんたーびれ
イラスト検索については、略称タグ「のだめ」も参照のこと。
KC「Kiss」にて2001年から2010年まで連載された。全25巻。コミックス発行部数は約3900万部と、成人女性向け漫画としては驚異的な値であり、アニメ化、ドラマ化いずれも大成功しており、本来のターゲットである女性だけでなく、さらっとした画風や男性にも共感できるキャラ描写などから男性愛読者も多い(男性にも読んで欲しい少女漫画、男性が読んで面白い少女漫画などの特集で、『ちはやふる』『BANANA FISH』などと共に毎回名前が挙がる)ことで知られる。
音大を舞台とした作品で主人公のピアノ科でゴミ屋敷に住む野田恵(のだめ)指揮者を目指すエリート音大学生・千秋真一(千秋先輩)を中心とした物語。
劇中では、SオケやRSオーケストラなどのオケが登場する。作中に登場する「プリごろ太」はアニメDVDの特典になった。
連続実写ドラマ『のだめカンタービレ』は、2006年10月から12月まで放送された。全11話。
実写ドラマスペシャル『のだめカンタービレ新春スペシャルinヨーロッパ』は、2008年1月に2日連続で放送された。全2話。
実写映画『のだめカンタービレ 最終楽章』は、2009年12月に前編、2010年4月に後編が公開された。
テレビアニメ第1期『のだめカンタービレ』は、2007年1月から6月まで放送された。全23話。
テレビアニメ第2期『のだめカンタービレ巴里編』は、2008年10月から12月まで放送された。全11話。
テレビアニメ第3期『のだめカンタービレフィナーレ』は、2010年1月から3月まで放送された。全11話。
実写ドラマはフジテレビ系列全局ほか、テレビアニメはフジテレビ・関西テレビ・東海テレビほかで、それぞれ放送された。映画はTOHOシネマズをはじめとする全国のシネマコンプレックス・映画館で上映された。
さらにチャンネル5.5によるパロディアニメも存在する。
また、韓国でも設定等を現地に合わせたリメイク版TVドラマ作品『ネイルもカンタービレ【내일도 칸타빌레】』が制作された(キャストはアニメ版の声優が多く使われている)。
“のだめ効果”がもたらした『クラシックブーム』
本作のドラマ化、及びその大ヒットにより、それまであまり注目されずに右肩下がりだったクラシック音楽業界が一気に右肩上がりに持ち直したのは有名な話。
特に2006年から2010年の『のだめ~』放映期間中は、コンサートで『のだめ~』の楽曲を数曲入れるだけでチケットが飛ぶように売れるという現象も巻き起こし、多くの人々がクラシック音楽の魅力を再確認する機会を得ることができた。また、全国で吹奏楽部員が急増したことでも知られ、『ちはやふる』には吹奏楽部員が増えたことについて触れている部分がある。
また、ショパンコンクールで日本人最高の2位となったピアニスト反田恭平は小学生のときに母親から勧められ、それまでピアノをやらされていたと感じていた自身が、ピアノやクラシック音楽に興味を持つようになったきっかけがこの作品であると語っている(反田は『ピアノの森』と並んで愛読書に挙げている)。
クラシックというか、オーケストラを題材にした漫画といえば『ハーメルンのバイオリン弾き』もあったが、これはどちらかというとファンタジー冒険バトルものであり、あくまで題材として利用しただけで、そこまでクラシックの深奥に触れたものではない。
エリート音大生千秋真一は、才能にも環境にも恵まれていたが、飛行機恐怖症かつ船舶恐怖症のため留学できず、国内に留まるしかないというジレンマを抱えていた。また、自分より格下だとみなしていたライバルが自分より高い地位に就いていたことで焦りも生じていた。
ある日、自暴自棄になって酔っ払って自宅の前で眠ってしまい、目が覚めると周囲にはゴミの山と悪臭、そして美しいピアノソナタを奏でる女性がいた。彼女の名前は野田恵(通称のだめ)。優れた技量を持ちながら奇矯な彼女との交流を通して、千秋は再び音楽に向き合い、そして曲者揃いの仲間たちとともにさらなる飛躍を遂げることになる。
指揮者とその関係者
Sオケ関係者
R☆Sオーケストラ
大学関係者
家族・親族
フランス・コンセルヴァトワール
パリのアパルトマンの仲間
ルー・マルレ・オーケストラ
第1期
オープニングテーマ
「Allegro Cantabile」
作詞・作曲・編曲 - 末光篤 / 歌 - SUEMITSU & THE SUEMITH
エンディングテーマ
「こんなに近くで...」(第1話 - 第12話)
作詞 - 六ツ見純代 / 作曲・編曲 - Ryosuke“Dr.R”Sakai / 歌 - Crystal Kay
「Sagittarius」(第13話 - 第22話)
作詞・作曲・編曲 - 末光篤 / 歌 - SUEMITSU & THE NODAME ORCHESTRA
挿入歌
「おなら体操」(第1話)
作詞 - 二ノ宮知子 / 野田恵 / Poo太郎、作曲 - 野田恵
「プリごろ太マーチ」(第1話・第7話・第13話)
作詞・作曲 - カースィ=ケニーチェ(カサヰケンイチのペンネーム) / 編曲 - 大川伸茂 / 歌 - 大河内守(第13話のみ)
「のだめラプソディ」(第3話)
作曲 - 松谷卓
「恋のGカップ」(第13話)
作詞 - 二ノ宮知子 / 歌 - 鈴木姉妹
「レジェンド・オブ・Sオケ」(第13話)
作詞 - 二ノ宮知子 / 歌 - 峰龍太郎とSオケ男子たち
「もじゃもじゃの森(もじゃもじゃ組曲より)」(第15話)
作詞 - 二ノ宮知子 / 作曲 - 大島ミチル
「幸せ色の虹」(第17話)
作曲 - 大島ミチル
第2期
オープニングテーマ
「Sky High」
作詞 - 安岡優 / 作曲 - S.Rachmaninov、服部隆之 / 編曲 - 服部隆之 / 歌 - ゴスペラーズ
エンディングテーマ
「東京 et 巴里」
作詞 - solita / 作曲・編曲 - 大川茂伸 / 演奏 - 宮本笑里×solita
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