曖昧さ回避
- 上原美佐(1937年生)
- 上原美佐(1954年生)
- 上原美佐(1983年生)
3人の女優がいるが、いずれも解説する。
上原美佐(1937年生)
日本の女優。福岡県福岡市出身。本名は上原美佐子（うえはら みさこ)。
1958年、『隠し砦の三悪人』で監督の黒澤明にヒロイン役に抜擢されてデビュー。
デビューのきっかけは文化女子短期大学在学中に師事した徳川義親のもとを訪れた際に東宝の社員の目に留まったこととされている。
後年1981年の黒澤と千秋実・藤原釜足によるテレビ対談に出演した際、名古屋の映画館で声を掛けられたと語っている。
また上京のたびに徳川の家に泊まっていたことから「徳川の孫娘」と噂されたこともあったという。
躍動感あふれる演技で人気を博し一躍スターとなったが、もともと芸能活動を続けるつもりはあまりなかったそうで「私には才能がない」と1960年を最後に引退した。
最後の出演作は4月公開の『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』と語られることが多いが、実際は6月公開『大学の山賊たち』が最後の出演作である。
引退後の1981年に黒澤・千秋・藤原の3名とフジテレビ系列の「ゴールデン洋画劇場」に出演。2児の母と紹介されていた。
上原美佐(1954年生)
宝仙学園高等学校卒業後に新宿の後楽園アドホックビルで受付をしていたところ東映のプロデューサー高村賢治にスカウトされ『怪猫トルコ風呂』の主演に抜擢された。
その後『若い貴族たち 13階段のマキ』出演後に一時引退するが、上原美佐に改名し『破れ傘刀舟悪人狩り』などに出演した。
1981年の『松本清張の地方紙を買う女』を最後に出演情報は途絶えており消息は不明。
上原美佐(1983年生)
2000年4月1日に芸能活動開始、同年にテレビドラマ『真夏のメリークリスマス』でデビュー。
2004年に『オーダーメイド〜幸せ色の紳士服店〜』で初主演。2005年には田澤直樹監督の映画『バースデー・ウェディング』で主演を果たす。
2012年の『赤川次郎原作 毒<ポイズン>』では、当時29歳ながらほぼノーメイクで17歳の女子高生を演じた。
当初はセントラルジャパンに所属していたが、その後研音に移籍。2009年6月にセントラルジャパンに戻って来た。
2014年6月公開『わたしのハワイの歩き方』を最後に出演情報はなく、2015年3月末をもって所属事務所のタレントリストから消滅。ブログも削除され事実上引退。15年間の芸能生活に幕を下ろした。
