FNN
ふじにゅーすねっとわーく
1966年8月1日発足。当時の加盟局はフジテレビ、仙台放送、東海テレビ、関西テレビ、テレビ西日本および日本テレビ系列がメインの広島テレビだった。
当初フジテレビのニュースはNET、地方局などが共同で設立した共同テレビジョンニュース社( 共同通信社がテレビでのニュース映像配信のため設立していた会社、のちに共同通信社などにより設立された会社、のちにテレビ番組制作会社「共同テレビジョン」になる )から「共同テレニュース」を購入して放送する方針だったが、テレビネットワーク構築政策面でネットワークニュースが重視され、フジテレビ系列各局もネットワークニュースを共同制作することとなり、FNNが結成された。
その後1968年から1970年にかけてのUHF新局開局ラッシュにより6局から25局に急増し(うちテレビ宮崎および沖縄テレビは、厳密には当初正式加盟では無かった)、以降も北海道文化放送、岩手めんこいテレビの新規開局および広島テレビからテレビ新広島への鞍替えなどを経て、1997年4月1日開局の高知さんさんテレビとさくらんぼテレビの開局を以ってネットワークの構築を完了した。
現在はマストバイ局26局とクロスネット局2局の計28局で構成されている。
リモコンID番号は東海テレビなどを除いて概ね8に統一されている。
これはキー局のフジ及び準キー局の関テレがどちらもVHFでは8chだった事、キー局のフジテレビが8に対するこだわりが強かったことが大きく影響している。
大きな特徴として、ラジオ・テレビ兼営局が無い。ただフジサンケイグループには文化放送とニッポン放送がある。
また、平成新局のご当地ネーミング率が高い。
FNS空白地域において「笑っていいとも!」がリアルタイムで見られないという基本的タモリ権の侵害はかつて大きな社会問題となっていた。
21世紀でも青森県、山梨県、徳島県、山口県はフジテレビ系列局が存在しない。このうち山口県だけはかつてテレビ山口がJNNとフジネットワークのクロスネットだったが、JNN排他協定(特にニュースの送配信に関して)のためFNNに加盟できずにFNSを脱退し、山口県からFNSの局がなくなった。なおテレビ山口のFNS脱退以前から山口県でのFNNの取材はテレビ新広島とテレビ西日本が担当している。
徳島県では多くの地域で関西テレビが視聴されており、徳島県内での取材も当局が行っている。
青森県と山梨県では隣接地域のフジテレビ系列局が取材を行うのではなく、フジテレビ自らが支局を設置して対応しており、これはフジテレビ系列局がなかった頃の北海道と高知県、山形テレビが脱退してからさくらんぼテレビが開局するまでの山形県でもそのような対応を取っている。また、山梨県では多くの地域でフジテレビがケーブルテレビの区域外再送信で視聴されている。
青森と山口は日曜夕方の例のアレが無いためサザエさん症候群が起きないという、いいのか悪いのか分からない状況になっている。
局名 | 放送対象地域 | 略称 |
---|---|---|
北海道文化放送 | 北海道 | uhb |
岩手めんこいテレビ | 岩手県 | mit |
秋田テレビ | 秋田県 | AKT |
仙台放送 | 宮城県 | OX |
さくらんぼテレビ | 山形県 | SAY |
福島テレビ | 福島県 | FTV |
フジテレビ | 関東広域圏 | CX |
新潟総合テレビ | 新潟県 | NST |
長野放送 | 長野県 | NBS |
テレビ静岡 | 静岡県 | SUT |
東海テレビ | 中京広域圏 | THK |
富山テレビ | 富山県 | BBT |
石川テレビ | 石川県 | ITC |
福井テレビ | 福井県 | FTB |
関西テレビ | 近畿広域圏 | KTV |
山陰中央テレビ | 鳥取県・島根県 | TSK |
岡山放送 | 岡山県・香川県 | OHK |
テレビ新広島 | 広島県 | TSS |
テレビ愛媛 | 愛媛県 | EBC |
高知さんさんテレビ | 高知県 | KSS |
テレビ西日本 | 福岡県 | TNC |
サガテレビ | 佐賀県 | STS |
テレビ長崎 | 長崎県 | KTN |
テレビ熊本 | 熊本県 | TKU |
テレビ大分※ | 大分県 | TOS |
テレビ宮崎※ | 宮崎県 | UMK |
鹿児島テレビ | 鹿児島県 | KTS |
沖縄テレビ | 沖縄県 | OTV |
太字は基幹局、※印はクロスネット局。
フジテレビ系列でニュース番組以外の一般番組の供給を行う。
正式名称はフジネットワークでFNSはFuji Network Systemの頭文字である。
加盟局はFNNと同じマストバイ26局とクロスネット2局の28局だが、クロスネットであるテレビ大分のみFNS業務協定に正式参加していない。