概要
関西テレビと読売新聞グループ本社がいずれも約20%の株を保有している。
フジテレビ系列(FNN/FNS)と日本テレビ(日テレ)系列(NNN/NNS)のクロスネット局。フジテレビ系列と日テレ系列の番組の半々をネットしているが、1週間単位と同時放送の番組はどちらかと言うと日テレ系列の方が多く、VTR放送の番組はフジテレビ系列のほうが多い。FIFAワールドカップの日本代表の試合と夏のオリンピックの女子マラソンおよび東京マラソンは日テレ、フジ制作関係なく同時ネットされる。
また、1978年から制作・放送されている日テレの大型バラエティ番組である24時間テレビに関しては、フジテレビ番組割り当ての時間帯(例えば「ワイドナショー」、FNNニュース、「サザエさん」)についてはフジテレビの番組をそのまま放送している。一方で1987年から2019年までおよび2023年以降のフジテレビの大型バラエティ番組「FNSの日」については、土曜と日曜の19時・20時台を日テレ番組の放送時間帯としている(後楽園球場⇒東京ドームからのセ・リーグ中継を放送していた頃の名残)がゆえに調整が付かない様で、2002年から2006年までしか放送していない。しかもエンディングについては放送当日のクロージングに差し替えるという有様であった。
歴史・ネットワークの移り変わり
- 1968年11月1日:「東九州放送株式会社」としてテレビの予備免許が交付。
- 1969年2月21日:株式会社テレビ大分が設立。12月1日に試験電波が発射、12月24日に、フジテレビ、日本テレビ、NETテレビ(現在のテレビ朝日)のトリプルネットとしてサービス放送開始。
- 1970年4月1日:開局。カラー放送開始。サービス放送時はフジテレビ中心の編成だったが、開局時にはプライムタイムが日テレ中心となる。同時にニュースネットワークのFNN、NNN、ANN、番組供給ネットワークのFNSに加盟。
- 1975年
- 1990年2月19日:音声多重放送開始。
- 1993年10月1日:ANN脱退。代わりに開局した大分朝日放送にテレ朝系列の番組が移行。それに伴いTOSはNNN/NNSとFNN/FNSのクロスネットに移行したが、編成から漏れた番組は大分放送で放送されるようになる。
- 2006年
- 11月1日:地上デジタル放送サイマル放送開始。
- 12月1日:地上デジタル放送本放送開始。
- 2011年7月24日:正午に地上アナログ放送の放送終了。23時をもって停波。
自社制作番組
代表的な番組としては、平日夕方のニュース番組「ゆ〜わくワイド&News」がある。2014年3月31日から放送されている。
そして過去には「ハロー大分」と「スパーク オン ウェイヴ」が存在した。
「ハロー大分」は土曜朝に放送されていたバラエティ番組で、1978年4月にスタート、大分の土曜朝の定番として40年以上にわたって親しまれた。
「スパーク オン ウェイヴ」は若者向けの番組として1990年4月にスタート、放送開始から3年半後に、恐れ多くも「サザエさん」の前座を任された。その後2016年に日曜深夜11時台後半に移動、「スパーク魂」と改名している。
だが両番組とも2021年3月末をもってその長い歴史に幕を下ろした。「ハロー大分」は「サタデーパレット」に引き継がれたものの、「スパーク魂」は完全に消滅してしまった。
余談
ここのテレビ局のアナウンサーはアナウンサー専業で雇用している訳ではないので、場合によっては裏方(ADなど)を務めることが多い。
例えば「ハロー大分」、「スパーク オン ウェイヴ」の司会進行を務めたついでに「ズームイン!!朝」東九州地区リポーターを務め、2023年4月時点では「ゆ〜わくワイド&News」のレギュラー出演者の1人である小笠原正典は、「ズームイン」の制作スタッフにも名を連ねていた。
関連タグ
福井放送:日本テレビ系列を中心にテレビ朝日系列とのクロスネット局。
テレビ宮崎:フジテレビ系列を中心に日本テレビ系列とテレビ朝日系列とのクロスネット局。