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24時間テレビ

にじゅうよじかんてれび

1978年から毎年8月下旬に放送されている、日本テレビの長時間番組。実際の放送時間は約26時間半ほどである。
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放送概要・歴史

毎年8月下旬に放送する日本テレビ(日テレ)の長時間番組である。メインコンセプトは「愛は地球を救う」。
放送時期が8月下旬であるのは、日本テレビとしての本放送開始が1953年8月28日であることに起因しているといわれている。

1978年に11PMの当時のプロデューサーである都築忠彦が、自身の番組の代表的なコーナーである「巨泉・考えるシリーズ」を発展させる形で発案して、大橋巨泉、萩本欽一らの賛同を得て放送が開始された。当初は局内でも懐疑的な声があったようだが、募金額が想像以上に集まるなど大きな反響を得て、翌年(1979年)以降、現在に至るまで毎年継続的に放送されている。
1980年からメイン会場が日本武道館になる(以降、一部の例外的な年を除いて継続的に使用されている)。またこの年からは徳光和夫が総合司会を務めるようになり、「ドラマスペシャル」が開始されている(土曜日の夜の2時間程度を用いている。この枠は現在も継続中である)。
放送開始年から1990年までは、日曜日の午前の2時間程度を用いて「アニメスペシャル」枠が設定されていた(主に手塚治虫作品が多かった。なお1990年を最後に事実上廃止されている)。

1992年に全面リニューアル。番組の「エンターテインメント化」が図られて、最大の目玉として「チャリティーマラソン」が設けられた。また、番組の要所に歌を通した企画が設けられた。この方向性が功を奏して視聴率が大きく上昇、以降は「夏の風物詩」として定着することになる(ただし後述で言及する批判も徐々に生じるようになる)。
1995年以降、(一部の例外的な年を除いて)ジャニーズ事務所所属のタレントがメインの出演者の一翼を担うようになる。

2005年の放送回では募金総額が初めて10億円を突破する。2010年を最後に徳光が総合司会から降板(ただしそれ以降も一出演者としては継続的に参加を続けている)、2011年からは羽鳥慎一が総合司会を務める。
2011年の放送回は、この年に東日本大震災が起こった影響から、募金総額が19億円を超えた。

しかし2010年代後半以降に「マンネリ化」の傾向が顕著になり、「チャリティーマラソン」にリレー形式を用いるなどのテコ入れがなされるようになる。
2020年の放送回では、新型コロナウイルス(いわゆる「コロナ禍」)の影響で番組内容を大幅に変更。番組史上初めての無観客開催になり、深夜の放送枠は全編が事前収録枠になり、「チャリティーマラソン」は「募金ラン」へとリニューアルがなされた。

現在は、募金チャリティーマラソン・ドキュメンタリー・歌・ドラマなどをおよそ26時間半をかけて放送する形式になっている(「土曜日の18:30~日曜日の20:54」を放送時間としていることが多いが、年により変更あり。また、日曜日の11:24~12:24、16:59~17:23は「長時間ローカル枠」として設定されることが恒例になっている)。出演者は主に黄色いTシャツを着用して参加している(黄色が番組のイメージカラーであるため。なお近年は青、ピンクのTシャツが併用されるようになっている)。
主題歌は「サライ」。番組のラストでそのときの参加者全員で合唱することが恒例である。また、チャリティーマラソンのクライマックスでZARDの「負けないで」を合唱することも恒例である。

なお、2008年にアニサマが8月下旬の開催で固定されてからは、ほぼ毎年のように日程がバッティングするようになっており、放送期間中のTwitterのトレンドは本番組とアニサマの関連用語の話題でほぼ埋め尽くされることがもはや恒例になっている(アニサマ開催の影響からか、アニメソング歌手や声優の出演はほとんどない)。

放送時間

放送日時

←始終→年度放送回
7月27日7月28日1991第14回
8月17日8月18日2002第25回
8月18日8月19日1984第7回
2001第24回
2007第30回
8月19日8月20日2000第23回
8月20日8月21日1983第6回
1994第17回
2011第34回
8月21日8月22日1982第5回
1999第16回
1999第22回
2004第27回
2021第44回
8月22日8月23日1981第4回
1987第10回
1998第21回
2015第38回
2020第43回
8月23日8月24日1986第9回
1997第20回
2003第26回
8月24日8月25日1985第8回
1996第19回
2013第36回
2019第42回
8月25日8月26日1979第2回
1990第13回
2012第35回
2018第41回
8月26日8月27日1978第1回
1989第12回
1995第18回
2006第29回
2017第40回
8月27日8月28日1988第11回
2005第28回
2016第39回
8月28日8月29日2010第33回
8月29日8月30日1992第15回
2009第32回
8月30日8月31日1980第3回
2008第31回
2014第37回

放送時間
←始終→放送時間年度放送回
12時19時31時間1989-1990第12-13回
14時19時29時間1991第14回
17時19時25時間1988第11回
17時30分18時30分25時間1986第9回
20時26時間30分1985第8回
18時19時30分25時間30分1999-2000第22-23回
20時26時間1994第17回
18時30分20時25時間30分2001第24回
20時54分26時間24分2002-2003第25-26回
2005-2008第28-31回
2010-2011第33-34回
2013-2021第36-44回
21時26時間30分2009第32回
21時09分26時間39分2012第35回
19時19時30分24時間30分1979-1984第2-7回
19時56分24時間56分1998第21回
20時25時間1987第10回
1992-1993第15-16回
1995-1997第18-20回
19時45分21時34分25時間49分2012第35回
20時20時24時間1978第1回

批判・問題点

1978年の放送開始当初から番組側の方針は一貫して「視聴者からの寄付を、国内外の福祉・環境保護・災害復興の支援に役立てること」に根ざした「チャリティー番組」であり、1991年までは純然たる「社会貢献活動」テイストを強調していた。しかし1992年に番組のエンターテインメント化が導入されて以降、徐々に批判や不満が噴出するようになる。
2000年代のネットではマラソンがワープせずに100km走っているか調査する者達が現れ、これ以降ランナーがゴールしないことが増えた。2010年代になると東日本大震災以降の感動ポルノの氾濫を受け、その親玉として本番組が批判されるようになる。

特に批判が高まったのは2016年からで、NHKEテレの『バリバラ〜障害者情報バラエティー〜』にて、本番組放送中の真裏に本番組の批判をする特集が始まったことである。これは多くの反響を集め毎年恒例となっている。
一方で、27時間テレビと違い毎年一定以上の視聴率を安定して記録しており、また東日本大震災以降、募金額が上昇傾向にあることを考えると、一定の共感、賛同が存在している。
そんなわけで放送される度に多くの賛否両論が起こり、当日のSNSにはピリピリしたムードが漂う。

以下に、主に指摘されている問題点を挙げる。

  • 「感動の押し売り」「障害者を見せものにしている」という批判
    • 主に、過剰な演出や美辞麗句を並べ立てたナレーションなどへの違和感から。実際、当事者である障害者の中からも、この番組については批判が存在している。

  • 出演者への多額のギャラが存在しているといわれていること
    • 毎年募金活動やチャリT(チャリティーTシャツ)の販売を行うなどしているものの、出演者への多額のギャラ(なぜかノーギャラではない)のために「意味がないのでは」との声がある。「ギャラ>募金額」という説もある。
    • 因みにとある記事によると、寄付活動については日テレが行っているのではなく、公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会が行っているため、番組の制作費と募金は別会計になり、日テレは出演者に対してギャラを払う建前があるのではないかとのこと。

  • ジャニーズ系統、AKB系統への依存度の高さへの不満、違和感
    • 1995年以降のほぼ毎年、ジャニーズ事務所の所属タレントがメインの出演者に名を連ねており、実際に番組進行において当該タレントによる歌唱が番組の生命線になっている傾向が年々顕著になっている。また2010年以降はAKB48もほぼ毎年歌唱に参加している。
    • 勿論、番組の趣旨に賛同しているからこその参加と考えられるが、特定のグループへの偏りと一部視聴者からは受け止められており、これが「過度な依存」「私物化」などの不満、批判として顕在化するようになった。なお、類似の指摘はミュージックステーションなどでも顕在化している。

  • チャリティーマラソンの存在意義への疑問
    • 番組内のチャリティーマラソン自体は1992年に間寛平が行ったのが最初。その意義はリアルタイムで感動を持続し(?)視聴率をキープすることで集金率を上げることにあった。以降、主に話題性のよさから定番企画となっていったが、「今年は誰(芸人、アナウンサーect)が走るのか?」といったようなエンタメ的な部分に話題が集中するのが常で初期段階から番組本来のテーマと大幅に乖離している感が強かった(選ばれるランナーもその年の時の人的な人物が多く、多分に客寄せパンダな趣が強いのも特徴)。
    • 2010年代になり、24時間マラソンに対しても、昔より地球の気温が上がっていることもあってか「夏のマラソンは熱中症の危険がある」「ただの罰ゲーム」「24時間走る意味がわからない」などといった批判の声が飛び交っている。
    • なお、前述のギャラの件も参照して頂きたいが、募金活動などは厚生労働大臣の許可を得て行っているため、「募金から出演者のギャラやを捻出している」訳ではない。

  • 「偽善」であるという批判
    • 上述にて示した批判、不満の影響からか、2020年の放送回では「募金ラン」の参加者である高橋尚子土屋太鳳が直接「偽善」という批判への言及をするという事態に発展した。
      • 島田紳助に帰せられる「やらない善よりやる偽善」という言葉があり、本番組の支持者がよく用いる。東日本大震災や熊本地震などでのボランティア活動の現場では「やらない善よりやる偽善」という姿勢の参加者は少なからず存在する(類似の事例として広島や長崎の高校生を中心とする「高校生平和大使」の活動は「微力だけど、無力じゃない」を活動スローガンとしている)。
      • 日本のチャリティー寄付活動への参加率が先進国の中で最低とよくいわれるため、この番組の存在は、チャリティー活動への意識向上にも一役買っているという反論もある。
      2020年に新型コロナウイルス感染拡大の影響でフジは27時間テレビを中止にしたのに対し、24時間テレビは放送強行したことに多くの批判が起こった。

出演拒否を公言している芸能人

芸能人の中には出演拒否を公言している芸能人もいる。

ビートたけしのオールナイトニッポンでたけしは「24時間テレビから出演オファーが来ているがすべて断った。そもそも24時間テレビのギャラは高すぎる。全員ノーギャラで出演すべきだ。チャリティー番組の趣旨から外れている。」「あんな偽善番組は大っ嫌い!」と発言している。この発言が後述するライバル番組の誕生の要素の一つになったという説もある(なおそのライバル番組についてもここ最近は視聴率などの問題でこれとはまた別のベクトルで存在意義が問われている模様)。

2013年の番組終了後、さんまが制作スタッフに「この番組はノーギャラですよね?」と確認すると、番組スタッフは否定しギャラが出る仕事だと明言され、「それなら全額募金に回してください」と改めて受け取りを拒否するとこれも番組スタッフに拒否された為2013年以降は出演していない。

2018年にR-1ぐらんぷりで優勝した視覚障がい者のピン芸人・濱田祐太郎は『24時間テレビ』で、健常者と障がい者との架け橋になりたいという思いはあるかと問われ、「僕はお笑い芸人なので、架け橋をするという役割じゃない」、芸人としてギャラが出るなら出演すると答えている。

関連タグ&リンク

日本テレビ 日テレ
ジャニーズ事務所 AKB48・・・常連出演者。
大橋巨泉 萩本欽一・・・番組放送初期の常連出演者であった。
徳光和夫 羽鳥慎一・・・長年にわたり総合司会を務める(務めた)。
間寛平・・・チャリティーマラソンに3回参加している。長年の常連出演者でもある。
日本武道館・・・本番組の主なメイン会場。
イオングループ 日産・・・本番組の主な協賛企業。
27時間テレビ・・・ライバルであるフジテレビ系列の長時間番組。バラエティのテイストが強く、番組趣旨は大きく異なっている。
アニメロサマーライブ・・・本番組とほぼ同時期に開催されているアニメソングの大型フェス。
Bang_Dream!・・・TOKYOMXにおいて24時間まるごとバンドリの「24時間バンドリ!TV」が2019年1月2日から放送された。
手塚治虫・・・上述のように、かつて彼の原作を用いた長編アニメが一コーナーとして放送されていた。
日本テレビ24時間テレビ公式サイト

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