丸山桂里奈
まるやまかりな
日本体育大学体育学部体育学科卒業。
現役時代の所属は東京電力女子サッカー部マリーゼ→フィラデルフィア・インデペンデンス(アメリカ女子プロサッカーチーム)→ジェフユナイテッド市原・千葉レディース→スペランツァ大阪高槻
ポジションはフォワード。また、「スーパーサブ」として試合の大事な局面で投下される選手に選ばれることもあった。
2016年シーズンを以て引退し、その後はタレントとして活動している。ホリプロ所属。
経歴
小学生の頃にサッカークラブに入部し、のちに東京ガスサッカースクールに移籍して本格的にサッカーを始める。中学時代は東京ヴェルディ・ベレーザ(女子チーム)の下位チーム、読売メニーナに所属。第18回全日本女子サッカー選手権大会に選手登録されていた。
高校は村田女子高等学校に進学し、サッカー部で活躍。3年生の時には全日本高等学校女子サッカー選手権大会で3位入賞を果たした。
大学は日本体育大学に進学し、サッカー部に所属。全日本大学女子サッカー選手権大会では在学中4度の優勝を果たした。
2005年に東京電力に入社。配属先は福島第一原発で、後述の2011ワールドカップでも(東日本大震災で大きな被害を受けたことから)「東北の人たちのために、ゴールを決めました」とコメントしている。
日体大在学中の2002年からサッカー女子日本代表(なでしこジャパン)に選出される。2008年に北京五輪に出場。
2011 FIFA女子ワールドカップに日本代表の一員として出場。準々決勝でのゴールが大きな決め手となってベスト4進出となった。今大会でなでしこジャパンは見事初優勝を果たし、他のメンバーとともにテレビ番組などで大いに注目されるようになった。
2016年に現役引退を発表。引退後はタレントに転身し、現役時代とは印象の異なる独特のキャラクターでブレイクした。
2020年9月4日、スペランツァ大阪高槻時代の監督で、元日本代表同士でもある本並健治と婚姻届を提出(丸山は初婚、本並は再婚)。
翌5日の「東京ガールズコレクション」内の企画で揃ってウエディング姿で登場し、神父役の前園真聖の前で結婚を初めて公表した。
2022年10月10日、本並とレギュラー出演しているTBS『ラヴィット!』にて第1子を妊娠している事を報告。
2023年2月21日に、女児を出産したことを発表した。
タレントとして活動するようになってからは、明るい性格ながら強烈な天然ボケで知られるようになった。独特の語り口が「桂里奈節」と呼ばれることもある。
学生時代から日本代表に選出されているような優秀な選手にもかかわらず、現役当時サッカーのルールについて数多くの勘違いをしていたと暴露している。また、2008年の北京五輪では、準備運動をせずに出場したことが仇となり、走れず負けてしまったため、普段温厚な澤穂希に「スーパーサブならもっと走りなよ!」と激怒されたと発言している。
家族構成は両親・兄。父は元料理人、母は元モデルで現在介護の仕事をしている。兄は4歳年上で、その性格は「天然」だという。父の影響もあってか、本人も料理が得意である。
夫である本並との交際が始まったのは2020年に入ってからである。アプローチは丸山の方からで、プロポーズは本並の方からであった。また、結婚前の7月に収録・放送されたテレビ番組では、大人の事情から交際を公表できず「今は相手はいない」とコメントしていたが、かなり緊張したという。
もともと本人は結婚願望や子供が欲しいと言う気持ちはそれほど強くなかったものの、本並との交際・結婚で「本当に好きな人の子どもなら産みたい」と思うようになり、お互いに納得した上で「妊活」(不妊治療)を始めたことを週刊女性PRIMEの取材で明かしている。
妊娠中は度重なる体調不良に悩まされ、高熱や不眠が続き、夫や家族のサポートを受けながらの生活であったこと、産後も体調が安定せず入院生活が長引いたことをInstagram等で語っている。
いっこく堂のものまね(正確には「声が遅れて聞こえる」ネタ)を特技に挙げている。
好きな食べ物に「辛いもの」を挙げているが、実際には味が好きなわけではないと発言している。現役時代、ドーピング検査のため迂闊に薬を使用できないことから、「体の中から殺菌する」「辛くなるから、全部ウイルスが出ていく」(暑くなって汗が出ることで治る)と考えて食べていたという。引退後は「食事に刺激を求めるようになった」とも発言している。
丸山紗希・阪口桂利奈(『ガールズ&パンツァー』)…名前の元ネタになった。彼女だけでなく「ウサギさんチーム」の面々の名前は当時のなでしこジャパンメンバーが元ネタとなっている。