概要
1972年7月21日生まれ(※生年については後述)、大阪府出身。
サンズエンタテイメント所属。
出生時の身体の性別は男性だが、女性として振る舞うニューハーフタレントとして活動している。本人はトランスジェンダー(MtF)当事者であり、性別適合手術を受けている。
なお「メスは入れたが、結婚するまで名前は変えない」と宣言しており、今でも戸籍は男性であり、本名も「大西賢示」のままにしている。
経歴
愛媛県出身の両親の元生まれる。本人は幼少期から「自分は女の子だ」と感じており、ランドセルの色が黒いことに違和感を覚えたという。
アイドルに強い憧れを抱いており、小学生のころから女装してテレビのものまね番組などに出演していた。
中学ではいじめに遭い、あまり勉強も出来なかったという。また、この頃に自身が性同一性障害であるという自覚を持つようになる。
高校は男子校に進学するも中退。1989年には「大西ケンジ」名義でレコードデビューしている。
高校中退後しばらくして、大阪のショーパブ「冗談酒場」に勤務。1991年からは同じく大阪のショーパブ「Toorie」梅田店に勤務する。この時期、父に性同一性障害であり、ニューハーフとしてショーパブで働いていることを告白した。
1995年に性別適合手術を受け、翌1996年から上京してニューハーフタレントとして活動。
あまりにも違和感が少ない容姿だった為、当初はニューハーフである事が信じられなかった人も多かったようで、ほっしゃん。(星田英利)から生まれながらの女性だと思ってプロポーズされた。この時「私は男だから」と断ったが、ほっしゃん。は「男のようにバリバリ働いていて、結婚のことは考えられない」という意味だと捉え、再度プロポーズした。しかし、免許証を見せてやっと納得されたという。
ほかにも、性別を隠してレースクイーンとしても活動していた時期もある。
また、タレントとしての仕事が少ない時期からはスナックを開業するなど、実業家としても活動している。
2007年、親交の深い藤原紀香の結婚式で代名詞的な芸の一つである「エアあやや」を披露したことをきっかけに業界人から注目されるようになり、テレビ出演が再び多くなった。
2007年と2009年には、『ミス・インターナショナル・クイーン』に出場。2009年に優勝を果たした。
2010年の『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』のマラソンランナーに抜擢される。番組史上初のトランスジェンダーマラソンランナーとなった。
2021年8月24日、国立競技場で開催された東京パラリンピック開会式の冒頭に登場し、ダンスパフォーマンスを披露した。
人物
口癖は「言うよねー」など。「○○よねー」と言いながら独特の手つきをする。
実家の家業がお好み焼き屋であった影響で、本人も東京・三軒茶屋の「大三」など4店舗を経営している。
もともとは女性とほとんど変わらない、柔らかく高い声で、女性ボーカルの曲も原曲キーで楽々歌えるほどであった。「エアあやや」に代表される口パク芸も、もともとは実際に歌いながら行っていたものであるが、喉の酷使により現在のハスキーボイスになってしまった。なお、今でも声の高さ自体は変わっておらず、女性ボーカルの曲も普通の音域であれば歌えるという。
カルーセル麻紀からは妹分として可愛がられている。
年齢詐称について
元々、「はるな愛」としてのプロフィール上では1976年生まれとなっていた。これは、大阪から上京したての24歳の頃、レースクイーンのアルバイト募集を見かけたが年齢制限があり、20歳とサバを読んで応募したのがきっかけとなった。
ブレイク後の2009年に年齢詐称が報じられ、「ウソの年を言いだしたら、止まらなくなりました。言えたらもっと楽だった」と告白し、謝罪している、
一方で、所属事務所は「はるな愛は32歳で、本名の大西賢示では36歳という見解です。これまでバラエティ番組では『大西賢示の年齢は違うよねー』とネタにしていました。年齢詐称していたわけではありません(※年齢はいずれも当時)」としており、その後も同様にネタにしている。
なお、先述の通り2009年の「ミス・インターナショナル・クイーン」にて優勝を果たしたが、この時のインタビューで「ウソの年齢で出た時(※2007年大会)は見向きもされなかったのに、本当の年齢を正直に言ったら、みんなの見る目が違ったし、ビックリしていた」と発言している。
関連タグ
松浦亜弥…「エアあやや」が持ちネタの一つ