曖昧さ回避
概要
正式名称は「H-II Transfer Vehicle」
JAXAが開発、運用した国際宇宙ステーション補給機である。国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士向けの食糧や衣類の輸送を担っている。使い捨ての機体のため再利用はできず、任務終了後は大気圏に宇宙ステーションで出た廃棄物を積んで再突入し燃え尽きる。愛称は大切な物を運ぶ意味を込めて「こうのとり」と命名された。
形状は円筒状であり、色も相まって非常にビール缶に似ている。
2020年5月に最後となる9号機が打ち上げられ、同年8月に大気圏再突入し消滅、HTVはその役割を終え、2021年6月を以て管轄してきたHTV技術センターは解散した。その後は後継となるHTV-Xが打ち上げに向け、開発が進められている。
*構想された派生型