井ノ原快彦
いのはらよしひこ
1976年5月17日生まれ。A型。東京都出身。浅草生まれで、品川区八潮の団地育ち。嵐主演映画「ピカ☆ンチ」は、井ノ原が過ごした団地でのエピソードが元になっている。
愛称は「イノッチ」。
12歳の時にジャニーズ事務所に入所。入所当時は体が小さかったため「おちびちゃん」等と呼ばれていた。
かつてはぱっちりとした目元のアイドルが多いジャニーズとしては珍しく、一重まぶたの細い垂れ目が特徴で、本人もネタにすることがあった。『めちゃイケ』のフジTV警察のコーナーでは「ジャニーズとしては異様に目が細い」という理由で不当表示の罪により“逮捕”されていた。
この頃のちょっとした特技として「目に力を入れると二重の線が出せる」というものがあり、これをジャニー喜多川の前で見せたところ「かっこいいじゃん、整形しちゃえば?」と言われたことがあるという。
その後年齢を重ねて瞼の脂肪が落ちてきたこともあり奥二重、さらには二重まぶたになっており、本人も整形ではないと否定している。
V6では年長組のトニセンに所属しているが、年齢的にはちょうど中間なため、結成初期にはトニセンとカミセンの間の橋渡し的なこともしていたらしい。
グループ内ではムードメーカー的存在で、率先してふざけたり等して場を盛り上げている。また、コンサートのMCや番組の司会進行は基本彼が担当している。
そのバランス能力、調整力を活かして個人としても司会業で活躍することが多く、2010年から2018年までの8年間、『あさイチ』の司会を務めたことで、NHKの朝の顔としてもおなじみとなっていた。
2006年から毎年テレビ朝日系で放送の連ドラ「警視庁捜査一課9係」に出演、2018年より「特捜9」に主演など、俳優としての活躍も多い。
V6解散後はトニセンとしてジャニーズに残留し、タレント活動を続けていたが、2022年11月に「ジャニーズアイランド」社長を辞任した滝沢秀明の後任として社長に就任した。
この人事には、「Jr.はジャニーズ出身者に統括してほしい」という故ジャニー喜多川の意向と、Jr.からV6時代までの調整力を買われてのことである。
当面はプレイングマネージャーとしてタレント活動も続行する。
私生活ではメンバーで最初の既婚者で二児の父。妻は俳優の瀬戸朝香。2007年9月に結婚した。
アメリカのプロレス団体WWEのトップレスラーHHHの大ファン。2005年2月のWWEテレビショーさいたまスーパーアリーナ大会でも、リング最前列に陣取るイノッチの姿が映っている。
かつてバラエティ番組内で有吉弘行につけられたあだ名は「田吾作」。
2022年11月1日、滝沢秀明のジャニーズアイランド代表取締役退任に伴い、同社の代表取締役社長に9月26日付で就任したことが発表。
2023年9月7日、ジャニー性加害問題の記者会見で会見に出席し、他の人が批判されている中、誠意ある応答にイノッチ1人だけ好感度が増す事案が発生した。
同じく2023年10月2日の会見においても、SNS上などでは、イノッチの対応に好感を抱く人が多かった……が、そもそも何についての記者会見かを考慮すると、この際の「子供も見てるんです」発言は、意図せずしてうっかりジャニー喜多川氏に対する死体蹴りをやってしまったともとれなくはない。
仮に意図した上でのブラックジョークだったのなら見事である。この記者会見の現場でイノッチの発言に拍手喝采した記者の皆さんも不謹慎ギャグとしての出来の見事さに対して手を叩いたのかも知れない。