概要
ナインティナインの岡村隆史扮する「岡村巡査部長」とその仲間達(いずれも巡査役でレギュラーは加藤浩次、濱口優、矢部浩之が扮する)がお台場の平和を守る為、フジテレビ内もしくは周辺で発生する犯罪を日夜(おもに年末)検挙し続けるシリーズ。
全員警察の制服と警察帽を着用。特に岡村・濱口・加藤は、つながり眉毛に頬紅、隈、赤鼻、鼻毛(岡村には、おでこに皺も)などといったメイクを施している。これは同じ警察官キャラである本官さんや両津勘吉を模している。
2008年(「pM8」で忙しかった2000年除く)までは年末放送。2001年からは「昼の部」を12月に、「夜の部」を翌年1月に分けて放送されている。昼の部ではフジテレビ地下駐車場で検挙が行われ、2002年から巡回の途中にフジテレビのスタッフが登場。2009年度から2011年度版は放送されなかったが、2012年12月で4年振りに復活した。
毎回、岡村巡査部長から、その年の流行に因んだスローガンが発表され捜査開始となる。本庁からの応援ゲストとしてその年ブレイクしたお笑い芸人が出演するのも恒例となった。
設定上、矢部巡査は3人の巡査(岡村、加藤、濱口)の看守役であり「上記期間(企画の放送時期?)のみ命知らずの捜査ができる」事になっている。ゆえに「番組の偉い人」である片岡飛鳥曰く「放送中止になりかねない危険な企画」らしい。
近年は「実際に事件の被害にあった人」がネタにされる事が増えている。逆に堀江貴文や織田無道を本物の警察に先駆けて逮捕した例もある。
また「熟睡中のところを保護される常連さん」として「巣鴨のAD鈴木さん(鈴木靖広。「した」の「食わず嫌い」担当D)」なども登場した。
主な検挙例
あくまで「バラエティ番組の企画の範疇」であるため「罪名こそそれっぽいがほとんどがフジTV警察側の言いがかりみたいなもの」であるため、法的には何ら問題のないものばかりである。そのためここでは「逮捕」と記述していても「実際の警察に逮捕されている」わけではない(ただし本企画に出演後、「別件」で「本物の警察」に逮捕されたケースもある)。以下に「検挙例」を挙げる。
- きくち伸Pは過去に4度「逮捕」されている(あくまで本企画内におけるネタの範疇)。
- 「ビビンバ荻野」こと荻野繁が、管理職なのに盾と矛を持たされたあげく、丼を差し出されて「ビビンバ!」と答えた(テロップでは「自供」と表示)ことから、時効寸前の不法滞在で「逮捕」。
- 大物ヤクザ「逮捕」の回では、岡村巡査部長が極度に緊張していた(罪名は「暴対法違反容疑」)。
- 川合俊一を「建築法違反」の容疑で「逮捕」(「こたえてちょーだい!」生放送後)。向かって左上からライトを当てたところ、川合の背が高すぎて向かって右側にいる菊間千乃アナにライトが全く当たらなかったという「日照権侵害」。
- 中山裕介巡査が、ドラマ収録のため中抜けした加藤巡査の代役として登場。フジテレビに来た一般人に職務質問、意味なく「逮捕」。
- ネプチューンの名倉潤を「不法入国」容疑で「逮捕」。「ナクランチュ(ミャンマー国籍)」として不法入国者ファイルに登録されていた。ただし名倉本人は「ナパ・キャットワンチャイ(日本人とタイ人のハーフですらなく「生粋のタイ人」とされている)」とネタにされる場合も多い。
- 小池栄子の巨乳を「胸に大玉スイカ2個を隠している」とこじつけ「スイカ泥棒」容疑で「逮捕」
- 蛍原徹(雨上がり決死隊)の髪型を「大型マジックマッシュルーム所持」とこじつけ「麻薬取締法違反」の容疑で「逮捕」。
- 榊原郁恵が「飲食店違法営業」の疑いで「郁恵・井森のデリ×デリキッチン!」収録合間に尋問されるが、往年のアイドルであることを歌で証明、釈放される。一方共演者の井森美幸も同じく尋問され、井森が持ち歌を歌っても元アイドルだと証明できず「偽証罪」で「逮捕」、明らかに「美幸ちゃんいじめ」である。
- 杉田成道を不審人物として取調べ。しかし「北の国から」の監督だと分かり話が盛り上がるも、彼を「キタキツネ盗撮」の容疑で「逮捕」。
- KABA.ちゃんを地下駐車場にて「逮捕」。男性なのに白線の上を女歩き、野球等のフォームも女々しい、さらに矢部巡査に抱きつくなどしたため「相当酔っている」とこじつけ「飲酒及び公務執行妨害」の容疑をかける。
- 石原良純の額に、害虫である「毛虫2匹(眉毛)」が付いているため「検疫」。うわごとのように「保護者は東京都知事(放送当時)」だと言い張るので病院へ搬送。
- 三宅恵介(「オレたちひょうきん族D)を「逮捕」。「ひょうきん族DVDの出演者欄に村上ショージの名が無く存在も隠されていた」という「隠蔽罪」。
- 貨幣を使うマジックを披露したマギー審司を「通貨偽造」で「逮捕」。ちなみに師匠の方は同様の嫌疑で本当に神奈川県警の事情聴取を受けたことがある。
- 井ノ原快彦が「ジャニーズとしては異様に目が細い」として「不当表示」で「逮捕」。
- ふじいあきらがマジックでフジテレビ内のコンビニのレジにあるライターを消したので「万引き(現行犯)」で「逮捕」。
- 勝俣州和と共に萩本欽一(欽ちゃん)を尋問。岡村巡査部長が欽ちゃんにかなり気に入られ即興コントを演じた。濱口巡査もそれなりにウケたが、加藤巡査のギャグはあまり気に入らなかった模様。欽ちゃんへの容疑は「芸人虐待の罪」だったが無罪に。逆に被害届を出したとされる勝俣を「偽証罪」で「逮捕」する。
- 「村上光一(当時・フジテレビ代表取締役社長)が誘拐された」と勘違いし、社長室にいた村上本人をその風貌から「運転手」と決め付けて、社長を前にしてぶっちゃけトークを連発した(岡村は「とぶくすり」が半年で終了した恨み節、濱口はテレ朝から感謝状を贈られたこと、加藤は自分がTBSっ子だと言い出す…など)。「運転手」が村上本人であると分かると3人は媚を売り、結局村上社長から感謝状が贈られた。なお岡村巡査部長は(最初から「運転手が村上社長」である事を知っていたのか)自身の話の最中興奮してしまい、村上社長に「ねぇ!社長!!」と叫んでしまうミスを犯した。
- 研ナオコが「顔面リフォーム詐欺(顔面基礎工事の強度偽装にも遭っていることが発覚)」にあったため(当然「ネタ」である)「保護」された。
明らかに実在しない罪名
- 笑福亭鶴光(つるこ師匠)の「猥褻言語陳列罪」
- 城島茂(組織のボス)の「ニャンニャン斡旋容疑」
- 港浩一(現・バラエティ制作センター室長兼局内監査)の「カツ丼違反容疑」。この時は「やりやがったなー!俺が出張に行ってる時に」と捨て台詞を吐いた。なお、過去に「歩きタバコ禁止条例」違反で厳重注意されている。
- 新田恵利の夫の「おニャン子泥棒」、ダンゴのお姉さんの彼氏(現・夫)である「めちゃイケ・Kディレクター(近藤正広)」の「ダンゴ泥棒」。いずれも「身内の犯罪」ということで、加藤巡査のもみ消しにあった。なお「Kディレクター」については、後にはなわによって、「ダンゴのダンナもフジ、めちゃイケやってる」と歌のネタにされた。
- ウエンツ瑛士の「めちゃイケ入館管理法違反(外国人の場合は、パスポートがないとフジテレビに入館出来ないというもの。無論ウエンツは三鷹市生まれのドイツ系アメリカ人とのハーフだが、日本国籍を所持しているので明らかな言いがかりである)」。
- 徳光和夫の「巨人情報保護法違反」(2006年度の読売巨人軍の情報を漏らした)。
- 高橋ジョージの「ロード基準法違反(バラエティ番組に出すぎて歌手のイメージが薄れてきているとの事で、本人に「ロード」を歌ってもらうが、何故か巡査部長達は笑ってしまう。結果的に「歌手としてのイメージが無くなっている」と見なされた)」。
- テリー伊藤の「新テリー特措法(元ネタとなった「新テロ特措法」は刑法ですらなく外事法である)」
- 叶姉妹(メンズと団欒中)の「谷間取締法違反(胸の谷間の不法所持)」。なおメンズも「(叶姉妹の)谷間を吸引していた」ということでとばっちりを食う。
- 栗原類の「脱法ハーフ容疑」。こちらでは「逮捕」前に隙を見て栗原が逃走するも、あまりにも本気で逃げてしまったため本物の警備員が駆けつけるハプニングが起こってしまった。
- 「アイアンシェフ」が「(料理の鉄人の)著作権侵害」をしているとして同番組の収録現場裏に潜入。なお「アイアンシェフ」は「料理の鉄人の復活版」にあたる番組であり、どちらも同じフジテレビの番組であるため「アイアンシェフは料理の鉄人のパクリ」だと主張する彼らの言い分は明らかに筋違いである。