解説
『天才バカボン』に登場する近所の駐在さん。
他作品での客演も多い(『もーれつア太郎』、『レッツラゴン』、『ワルワルワールド』他)。
『おそ松くん(アニメ第2期)』にも始めは出演していたが、第21話から違うお巡りさんに交代していた(CVは同じ)。しかしオープニングにはずっと登場する。
人物
本名は「白塚フチオ」。
自分のことを本官と呼ぶので、周囲からは「本官さん」もしくは「目ン玉つながりのお巡りさん」「目玉のお巡りさん」などと呼ばれている。
初期は鼻の穴こそ1つだったものの目が離れていたが、いつの間にか両目が繋がっていた。
短気かつとにかくリアクションがオーバーで、事あるごとに激昂すると明後日の方向に拳銃を乱射する「日本で一番銃弾使用量の多いおまわりさん」である(原作では明確に人に向けて乱射する事も少なくない)。彼が警察官になれたのはKC庁の奇跡と言えよう。
ところが、このことについて赤塚本人はとんでもないどんでん返しを用意していた。
オマケに勤務態度もいい加減でしょっちゅうだらけてるのも日常茶飯事である。
金、女、食欲、出世ほか、人間のほとんどの欲望に意地汚い。特に食に関してはラーメンが大好物でありカップラーメンを食べるのは勿論の事、時には出前を注文したり挙句の果てには事件そっちのけでラーメンをすする事もあった。
そんな性格だからか、バカボンのパパにとって本官さんは最高のからかい相手・イタズラ相手であり、パパに頻繁に酷い目にあわされている。
警察官として色々と間違ってはいるが、その異常なまでに人間味溢れるキャラクターから赤塚不二夫キャラの中でも抜群の人気を誇る名脇役である。
なお、『天才バカボン』では勇という息子がおり(原作)、『レッツラゴン』などでも妻帯者である。
最新作の『深夜!天才バカボン』では独身のようで、合コンとかを開催するものの女性たちに受けずに不発であった。
また、何故か原作後期(週刊少年マガジン連載)では彼がホモに目覚めるオチのエピソードがやたら多い。
帽子の下の髪型は作品によって異なっており、初代、元祖、平成はモヒカン寄りの角刈り、レレレ、深夜はセンター分けとなっている。
声優・演者
演:(スペシャルドラマ)高嶋政伸