概要
バカ田大学とは赤塚不二夫のギャグ漫画「天才バカボン」に登場する大学である。
学校概要
所在
都の西北にあるワセダ大学の西隣にあるとされる。
歴史
1967年に脳加良吉(のうがよいきち)によって設立。
初代学長は馬鹿塚不二八夫(ばかつかふにゃお)で、「バカは真面目にやりなさい」をモットーに打ち出した。ちなみに初年度の卒業生は3人。
共学であるが、ほとんどの学生が男であるのが特徴。
最も活動が盛んだったのは天才バカボン連載期に当たる1967年から1977年の十年間だったが、2010年に新たに馬科(ばか)が新設された。
学部編成
天才バカボン連載中に考古学部、医学部、生物学科、社会学部(哲学科)、スケベ学部、サギ学部、マージャン学部、夢学部、のぞき部、中立学部が確認されている。
但し調子に乗ってさまざまな学部・学科が設立される傾向があるため、大学の正確な学部編成を把握している人間は今日に至っても誰もいない。
学力
受験界ではバカテイ下遅と呼ばれて、世界で一番入学が難しい大学とされる。
必要偏差値は102。
就職においても現在のような不況下であっても売り手市場を展開しているが、成績優秀者の就職先として最も多いのは無職(自由人)である。
バカボンのパパいわく、「まともに卒業したやつなどいない(≒留年は当たり前)」そうで、入学後のカリキュラムも相当難しいようである。
施設
シリツ(手術)をするかどうかを多数決で決める医学部の附属病院、食品以外のものがメニューに載っている学食、学寮など、一筋縄ではいかない各種施設がある。
また別の赤塚作品で電波天文台を所有していることが明かされたが、これは唯一おちゃらけたところが無いまっとうな施設である。
部活動
バカ田大学はサークル活動が極めて盛んで、陸上で泳ぎそして溺れる水泳部や、部員がどう見てもオバケなおばけ研究部などが確認されている。他に泡沫ともいえるサークルが多数あり全容を把握することは困難である。
必要に応じて現れては消えを繰り返す誠に無節操な状態だが、誰からも不満は上がっていない。
卒業生
最も有名な卒業生は言うまでも無くバカボンのパパである(ちなみに哲学科社会学部の主席卒業生であった)。
そのほか多数の個性豊かなOB(そのほぼ全てがユニークな就職先・職業を選んでいる)が天才バカボンに登場した。
なお、2011年に同大学の「馬科」の赤本が講談社から出版された。
この本により、卒業生には上に加えて音楽界ではスチャダラパーのANI・Bose、石野卓球、坂本龍一、漫画界ではみうらじゅん(2浪後入学)やしりあがり寿など錚々たる顔ぶれが並ぶことが明らかとなり、一部の人間を愕然とさせた。
関連タグ
天才塾…かってに改蔵に登場した天才児養成塾。しかしその真相は・・・。
ブラックジャック…作中にバカ田大学出身の医者が登場。