概要
『めちゃ²イケてるッ! 』のコーナー内にて、ナインティナインの岡村隆史が扮するコントキャラとして1996年に誕生。
その後、2009年に13年ぶりの復活を果たした。
パロディ元は特撮番組『ウルトラマンレオ』に登場した宇宙人・プレッシャー。
何故プレッシャーなのかというと「顔がなんとなく岡村に似てるから」。
知能が高く実力もあるのだが、緊張しやすい性格で本番に弱い。
岡村が宇宙人「プレッシャー星人」に扮し、ゲストの応援と称して無理難題に挑戦させられるが、着ぐるみの構造上非常に動きづらいため、チャレンジには確実に失敗する。その度に矢部浩之をはじめ『めちゃイケ』メンバーやゲストには呆れられ、最後は締まりのない状態になって終了する。
チャレンジ失敗の際には負傷する頻度も高い事から岡村自身はこの企画をあまり好んでいなかった。
岡村は2010年に無期限休養に入るが、公式の声明ではないがその原因はストレス性の精神障害だったと言われ、光浦靖子はこのコーナーの撮影後に岡村が楽屋で、チャレンジ失敗で怪我をした箇所をやたら気にしているのを見て「そんな怪我は大した事ない」と慰めたところ、突然凄い剣幕で「女は出産の痛みに耐えられるからそんな事言えるんや!男は痛みに弱いって事も知らんくせに勝手な事を言うな!」と怒鳴りつけられたという症状の一環と思われるエピソードを岡村休養直後に打ち明けている。
2009~2010年当時、岡村はプレッシャー星人をはじめ、『涙の苦情ゼロSP』など番組における心身共に張った企画・コーナーを一手に引き受け、加えて番組外でも様々な出演番組を掛け持つなど、リアルに過度なプレッシャー状態にあり、それが遂に限界を迎えた結果、長期入院な必要な程の重篤な精神障害を引き起こしてしまった。
その為、このコーナーもまた岡村を追い込む一因を担ったとして、めちゃイケスタッフ…特にコーナー復活の立案者であった中嶋優一プロデューサーに対して批判が及ぶ事となった
それでも、岡村が休養から復帰してから何回かは行われたが、やはり岡村の心身に負担をかける事を考慮されたのか程なくして行われなくなり、そのまま自然消滅している。
まさかの映画出演
パロディ元であるプレッシャーを差し置いて映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場する事が決定した。
公開一週間前のめちゃイケ内で放送された『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE オーデション』では、他のウルトラ怪獣達と共に映画への出演を賭けたオーディションに参加。
バルタン星人から鋏で小突かれたり、ゼットンに玉乗りをゴール直前に妨害されたり、レッドキングにドロップキックされたりと、他の怪獣から良い印象を持たれていなかった。
自身も坂本監督に裏口を頼み、調子に乗っているマグマ星人を不合格にしようとするなど姑息な手段に出た。
「ボーっとしていたから」という理由で不合格になったカネゴンを「登場させてあげて欲しい」と監督に言うなど、優しい一面も見せた。ただ監督には却下された。
最後はオーディションに参加したウルトラ怪獣全員でスリラーをアレンジしたウルトラーを踊り、参加怪獣全員が合格となった。
ちなみに、このコラボ企画の際、審査員であるベリアルが、内輪の暴露ネタを連発するプレッシャー星人に対し、「俺は貴様とは違い、嫁も子供もいるんだ!!」と慌てる中の人ネタの一幕があったが、放送から7年4ヶ月後、なんとその発言がある意味現実のものとなってしまった。玉乗りコーナーにて、怪獣達と乱闘になった際には、レッドキングに当時おしりに痔ができていて根治してない状態の所を頭突きでこずかれて乱闘してるところを出演してた坂本監督は楽しそうに見ていた。なおベリアルの子供が主役のウルトラマンのメイン監督を務めたのは同作の監督を務めた坂本浩一監督である。
またこの回は、ウルトラマンコスモスを演じた杉浦太陽がオファー主として出演。玉乗りコーナーで怪獣達が乱闘を始めた際、坂本監督や色々と姑息な手を使ってた岡村に活を入れに来た有野と相方の矢部と一緒に楽しそうに見てたが、レッドキングが岡村のまだ痔根治してないおしりに頭突きし始めて乱闘が始まった時には、杉浦氏が「(コズミューム光線)撃つで?いい加減にせぇや、変身するぞ!」とキチンと説教したが、岡村が「変身するぞ!」と余計な発言をしてしまったせいで怪獣軍団からより詰められた。
その後は別の現場のため離席したがそのピンチヒッターとしてウルトラマンダイナを演じたつるの剛士が出演した。
肝心の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、ベリアルが復活させた怪獣軍団の中に紛れ込んでいた。「プレッシャー!」と叫びつつバードンやバルキー星人らと共にウルトラ戦士を攻撃するも、セブンのワイドショットを受けたメトロン星人の爆発に巻き込まれた。その後の行方は不明。
余談
番組企画のキャラにもかかわらず、2022年に開催される全ウルトラマン大投票にノミネートされている。
ただし、別名が『実力派中堅芸人』ではなく怪獣図鑑に記載される場合と同じく元ネタであるプレッシャーの『怪獣人』名義となっている。
ちなみに132位にランクイン。