概要
大阪府出身の宮迫博之と蛍原徹によるお笑いコンビ。(蛍原のみ)吉本興業所属。
2人ともNSC大阪校第7期(1988年度)卒業。1989年に結成。
コントを中心にしているが、初期は漫才を披露することもあった。
1990年代は吉本興業の若手お笑いユニットである「吉本印天然素材」のリーダー格として若い世代を中心に人気を集めた。
その後、東京に進出したものの、一時期は低迷状態となってしまう。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』に出演した際に再び注目されるようになった。
そしてフジテレビのコントバラエティ番組『ワンナイ』にレギュラー出演したことで他の出演者ともども大ブレイクを果たした。
現在もバラエティ番組に多数出演しており、トーク番組『アメトーーク』が彼らの冠番組として最も有名である。
2021年8月17日に配信番組「「アメトーーク 特別編 雨上がり決死隊解散報告会」にてコンビを解散する事を正式発表した。
メンバー
1968年1月8日生まれ。大阪府門真市出身。
ツッコミ担当。ただし、本人は天然ボケのため、バラエティ番組などでは立場が逆転することが多い。おかっぱ頭が特徴。既婚者。
1970年3月31日生まれ。大阪府茨木市出身。
ボケ担当。もともと俳優志望で、映画やテレビドラマにも多数出演している。歌が上手く、山口智充と「くず」というユニットで歌手活動を行なっていた。既婚者。
「闇営業」騒動
2019年6月、宮迫が特殊詐欺グループのパーティーに「闇営業」で出演していた事が発覚し、同6月24日付で無期限謹慎処分となった。
しかし、その際の事務所からの事情聴取への回答に虚偽があったことがわかり、同年7月には金塊強奪犯と一緒に宴会に参加、ギャラをもらっていたと報道された。
7月19日をもって本人が契約解除を申し出、吉本興業から事実上解雇という形で離れることとなった。
その後、同じく謹慎中であったロンドンブーツ1号2号の田村亮とともに独自で記者会見を開催。騒動に関する謝罪と釈明を行なったが、その中で吉本興業の社長や幹部からパワハラ(脅し)とも取れるような発言があったことを明かしており、最終的に社長自らが記者会見でタレントとの契約について説明することとなった。
この記者会見以前には謹慎解除も噂されていたが、宮迫との溝は埋まることなく、結局は契約解除となっている。(田村亮は株式会社LONDONBOOTSに移籍し、吉本と「専属エージェント契約」という形で活動を再開)
コンビとしては2019年6月から休止状態にあるが、冠番組である『アメトーーク』などは蛍原単独で現在も放送されている。
蛍原は「雨上がり決死隊 蛍原徹」に芸名を改め、吉本興業に引き続き所属している。一方宮迫は2020年1月からYouTuberとして活動している。また、明石家さんまの個人事務所に「預かり」という形で所属している。
しかしこの宮迫の活動再開が蛍原に十分な相談がなかったこともあり、「数年かかっても劇場からコンビ仕事をやり直そう」と考えていた蛍原との気持ちのズレを生じさせることとなり、当初はコンビでの再始動を考えていた蛍原を悩ませることになる。
そして2021年4月、蛍原からコンビ解消を切り出して半年近くに及ぶ話し合いの末解散が正式決定。
蛍原はピンのタレントとしてそのまま吉本に残留する。
関連タグ
ナインティナイン:吉本印天然素材レギュラー仲間で、雨上がり決死隊とは先輩後輩関係。しかし後輩にもかかわらず東京で先に大ブレイクしてしまったため、上下社会の強い吉本の社風とテレビ局からの待遇のギャップに悩まされたことを明かしている。