母子家庭で育ち、幼少期は貧しい生活を送っていた。中学生になると「早く仕事を見つけて自立し、家計を助けたい」と考え、元々興味のあったプロレスラーになるべくある団体に問い合わせたが体格が入団基準に到達せず断念。その後は芸能界を目指すようになり、複数の芸能事務所に履歴書を送った結果、一番早く返事があったジャニーズ事務所に入所することになった。

ジャニーズJr.時代は圧倒的知名度と人気を誇り、それまで先輩のバックで踊るだけであったJr.が単独公演を行うようになるなどまさにJr.黄金時代を築き上げた。関西ジャニーズJr.の筆頭格であった渋谷すばるが「西のすばる」と呼ばれたのに対し、こちらは「東のタッキー」と呼ばれていた。

「タッキー&翼」としてCDデビューした後は、「義経」で大河ドラマ最年少主演、DREAM BOYで帝国劇場最年少座長と活動の幅をさらに広げている。2018年、V6の三宅健と期間限定ユニット「KEN☆Tackey」を結成した。

やがてコンサートや舞台の演出も自ら手がける様になった。

引退、スタッフとしての活動

2018年9月13日の「タッキー&翼」解散発表とともに、同年内での芸能界引退を発表した。引退後は裏方として後進のプロデュースなどにあたる意向を表明。ジャニー喜多川社長は彼のプロデュース能力を評価しており、彼を後継者指名している。

裏方となった2019年以降はジャニーズJr.情報局で「滝沢秀明P」としてファンに動向が表明されており、ジャニーズの関連会社「ジャニーズアイランド」の社長となった。

自らが手がけてきた「滝沢歌舞伎」は「滝沢歌舞伎　ZERO」として後進に出演を引き継ぎ、演出に回ることとなった。

引退以降もメディアに出ることはあるが、あくまでもスタッフという立場を通し髪も黒く染めなおしスーツ姿で出ている。

演出家としては結構手厳しいらしく、Jr.の面々が冗談半分に彼の指導にビビっていた話を披露している。

経営者としては新機軸を続々と打ち出し、Jr.の「定年制」の導入、2020年のSixTONESとSnowMan の同時デビューや2022年のTravisJapanのデビューに携わった。他にもジャニーズは長年に渡りタレントの外部メディアにおける映像や音声の取り扱いには非常に厳しい姿勢を見せていたが（ひどい例では「ジャニーズ所属アイドルが表紙に写っている雑誌の電子書籍版を購入したら全ページでアイドルが黒塗りにされていた」というものがある）、滝沢が裏方に回ってからは規制が緩和されつつある。

一方ジャニーズJr.コンサートのネット配信事業「ISLAND TV」やバーチャルアイドル事業の開始など、従来のジャニーズの方針をガラリと転換するような展開も果たしており、従来のジャニーズファンからは賛否両論もある（ジャニヲタの中には所謂「茶の間」と呼ばれるライト層に敵愾心を持つような現場主義ファンも多いため）。

2019年9月27日、ジャニー喜多川の逝去を受けての役員人事発表にて、ジャニーズ事務所の取締役副社長に就任した。

突然の退社

2022年10月31日に「ジャニーズアイランド」社長及びジャニーズ事務所副社長を辞任することが発表され、「ジャニーズアイランド」の後任には元V6の井ノ原快彦が就任した。

退社後の11月8日にTwitterアカウントを開設。ツイートではなく自己紹介欄にコメントを投稿するという謎の行動を見せ、ジャニーズOBたちからの反応に対しても、リプライや引用リツイートではなく自己紹介欄で返していた。

そしてついにツイートを投稿した…ものの、その画像がまさかの上下逆だったため、別の意味で話題となった。ちなみに、同じ時期にサッカーワールドカップを控え盛り上がっていたJリーグの公式Twitterアカウントもパロディしている。

同月11日にはInstagramのアカウントも開設した。

本人は自身の職業を「冒険家」と称しており、プロフィール画像もライフワークの一つとしている火山探検に赴いた際の写真である。

なお、2022年11月時点では芸能界復帰の意思やタッキー&翼の再結成については明確にしていない。

その後、2023年3月21日、新会社『TOBE』（トゥービー）を立ち上げたことを発表し、代表取締役社長に就任している。新会社には、ジャニーズ事務所を退所した三宅健や平野紫耀、神宮寺勇太が所属を発表しており、新しい地図を運営する株式会社CULENと同じように元ジャニーズ事務所所属タレント所属の芸能事務所となっており、今後は元ジャニタレの新たな受け皿となっていくことが期待されている。

退社直後、ジャニーズ事務所で大きな不祥事が発覚したが、もし残留していれば責任者として追及されていた可能性が高く、結果的に命拾いになった。

あまりにもタイミングが良かった事から世間からは「この事件が起こる事を予見していたのでは？」という意見もある。

現在、この一件に対して滝沢氏は特にコメントを出していない。