人物
1972年10月9日生まれ。天秤座。神奈川県大和市出身。血液型はA型。
実家は自転車屋を営んでいる。上に兄と姉がいる三人兄弟の末っ子。太眉と左目の下の泣きぼくろが特徴。非喫煙者で花粉症持ち。酒を飲むとすぐに顔色が変わってダウンしてしまうほどの下戸。
V6では上から二番目の年長者でお兄さん的存在。グループの年長組3人にあたる20th Century(トニセン)の一員でもある。メンバーからは父親扱いの坂本リーダーとセットで母親扱いされがち。これは豪胆で口うるさいオカンという意味ではなく、穏やかで優しい、古き良き日本の母といったニュアンスである。坂本からも女房役という認識で心のオアシスだと例えられている。
V6のダンスに組み込まれているアクロバットでは主に土台役であり、メンバーの中で一番体格がしっかりしていて筋力もかなり強いので、大勢で組む際は一番負荷がかかる場所を率先して担当する。(通称:土台職人)
また、V6が車で移動するロケでは、地図を片手に「ドライバー坂本」へ指示を出すナビゲーション役(通称:ナビノ博)を任せられる。
性格は穏やかで真面目。ジュニア時代から付き合いの長い井ノ原ですら彼が本気で怒ったところを1、2回しか見たことがないと言うほど温厚である。メンバーをはじめ、東山紀之、国分太一、松岡昌宏、磯山さやかなど様々な人物や共演者から仏のように優しい人だと評されるが、気心が知れた相手には時折毒舌が飛び出したり子供のようないたずらをすることもある。(通称:ブラック長野)
また、付き合いの長いメンバーや共演者からどんなハードな仕事でも苦しいとか辛いとか疲れてもうだめだとか弱音を吐かない強い人と言われている。だがそんな彼にも船酔いという弱点があり、船上でロケをした際は過去何度か船酔いによりダウンしている。
運動神経に秀でていて前述の通りメンバーを支える筋力と俊足の持ち主。
長野が31歳の2003年に行われた『ジャニーズ体育の日ファン感謝祭』の身体測定では
肺活量4.25L
握力53.7kg
前屈14.8cm
上体反らし43.7cm
背筋力179kg
という数値になっており筋力関連においては同じく測定したTOKIO、kinki、嵐、タッキー翼の中でもトップクラスの成績。
子供の頃は野球好きでサッカーも40代にして高校生相手に渡り合うほどだがアイススケートは非常に苦手で転ばないようにするだけで精いっぱい。
体格では特に尻の大きさをメンバーからイジられがち。三宅健曰く「バレーボールが2個付いてる」とのこと。
子供や動物が好きで、嬉しそうにふれあう場面が多々ある。野菜を育てる番組で自身の畑に猿が忍び込んでも「ちょっとなら食べていいよ」と宣い、自宅で料理中に野菜の中からナメクジが出てきても殺さずに逃がしてあげようとする。
2016年11月29日、女優の白石美帆と結婚したことをファンクラブ会報を通じて発表。
長野の食通な面にあやかってマスコミやファンからは「良い肉の日婚」と言われた。
2018年5月には第一子の男児が、2019年11月には第二子の女児が誕生した。
横浜DeNAベイスターズ一軍投手コーチの川村丈夫とは小学生時代からの同級生という間柄で、同じチームに1年間在籍。川村のプロ2年目にあたる1998年の横浜優勝の時は、同じく横浜ファンの国分太一と共に優勝を喜ぶ姿が報じられている。
経歴
シブがき隊の大ファンだった姉に履歴書を送られたことにより、1986年4月、当時13歳でジャニーズ事務所に入所する。
実はV6、TOKIO、KinKiKidsといった現在活動中のジャニーズグループの全メンバーの中でも事務所に入った順番が一番早い古株であり、SMAP全メンバーや光GENJIの佐藤アツヒロよりも先輩である。現在のジャニーズ入所順は以下の通り。
1.近藤真彦
2.錦織(少年隊)
3.東山(少年隊)
4.植草(少年隊)
5.内海(光GENJI)
6.岡本(男闘呼組)
7.長野(V6)
8.城島(TOKIO)
9.佐藤(光GENJI)
10.中居(SMAP)
こうして見ると意外なほど古参であることがわかる。
下積みも長く、初仕事の少年隊新人賞受賞時のバックダンサーからV6としてデビューするまでに9年かかっている。(途中、事務所から2年半ほど離れておりジャニーさんに呼び戻されるまではバイトをしながらIT系の専門学校へ通っていた。)
その所属歴の古さから国分太一にジャニーズ事務所のシーラカンスと称される。かつて光GENJIのバックダンサーを務めていたTOKIOの城島・山口・国分とV6の坂本・長野・井ノ原によるユニット平家派ではメンバーの指名により、棟梁(リーダー)に任命された。
ちなみにマルちゃんの赤いきつね緑のたぬきのCMで結成されたアイドルユニットTU→YUのリーダー役でもある。このユニットは3年B組金八先生に生徒役として出演したことのあるジャニーズ(長野博、風間俊介、増田貴久、八乙女光)と武田鉄矢の5名によって構成されている。
趣味
実家がバイクも取り扱う自転車屋だった事と兄の影響もあり、車やバイク、モータースポーツが大好きである。大型免許やけん引免許を取得している。
また、かなりのグルメで、その知識とこだわりようはV6メンバーはおろか他の芸能人からも『変態』と言われるほど常軌を逸している。(通称:グルメ変態)
調理師免許、野菜ソムリエの資格を取得しており、近年はグルメタレントとしての活動が多く、審査員や雑誌連載、グルメ本や栄養素の知識を活かしたレシピ本の出版をしている。調理の実務経験が必須の調理師免許はバイト禁止のジャニーズ事務所ではほぼ取得不可能であり、前述の経歴のおかげで取得した長野は事務所で唯一の存在である。
グルメ(美食家)というと高級食材や高級料理店を好む印象が強いが、彼はそればかりではなくご当地グルメやB級グルメやファーストフード、スイーツはケーキ、クレープ、アイスクリーム、かき氷、駄菓子、地方のお土産菓子などあらゆるジャンルの食べ物を好む。本人曰く「ただの食いしん坊」。ただしパクチーは苦手である。
食べ歩き件数は年間約1000件、これまでに食べ歩いた件数は優に1万5000件(2020年時点)を超える。予約4年先のお店というものもある。何故こんなに件数が多いのかというと、一度に10件以上はしごしているため。彼の食べ歩きに付き合った者はその量に驚かされている。(通称:満腹中枢麻痺男)
彼に焼肉の美味しい店を教えてほしいと聞くと「どこの部位が食べたいの?」と問われるらしい。肉の種類によって店を変えるのは彼にとって当たり前のことなのだ。
かつてバラエティ番組内で有吉弘行につけられたあだ名は「グルメなヤギ」である。
ボーイスカウトの経験者であり、それが理由でアメトーークの「ボーイスカウト芸人」に番組史上初めてのジャニタレとして出演する。それ以降は年一回ペースでグルメ芸人シリーズに出演している。
ウルトラマンティガ
特撮番組『ウルトラマンティガ』の主人公:マドカ・ダイゴを演じたため、ダイゴ隊員のイメージで描かれたイラストも多い。
劇場版『ウルトラマンティガTHE_FINAL_ODYSSEY』や劇場版『大決戦!超ウルトラ8兄弟』ではウルトラマンティガの声も演じている。
ジャニーズ初の特撮ヒーローであり、映画やバラエティ番組内の単発企画といった1回きりの作品以外で特撮の主役を務めたジャニーズタレントは今のところ彼のみである。
この作品に対する思い入れは強く、かつて自分がウルトラマンをやったことを度々語っている。(メンバーや共演者側から触れられる場合も多い)
当初はジャニーズアイドルを特撮ヒーローに起用することに、スタッフや特撮ファンから難色を示されていたが、長野の作品に対する誠意や作品との親和性の高さにより徐々に認められていき、今では長野博の存在がティガ大ヒットの大きな要因とまで言われるようになった。
脚本家によると、透明感があり自然体なダイゴのキャラは長野博によって誕生したとのこと。
長野が花粉症に悩まされていた時期はダイゴも花粉症になり、よりによって本作の主題歌である「TAKE ME HIGHER」のバク転で左手を骨折をしてしまったときは、足を怪我する予定だったダイゴの負傷箇所がわざわざ左手に変更されたりした。
終盤ではスタッフの遊び心なのか作中に長野博が演じる「ナガノ」が登場する場面もある。
続編のウルトラマンダイナで主役を務めたつるの剛士はアクションシーンを満足にこなせない自身の運動神経に悩んでおり、前年の長野博のアクションや挙動のキレの良さを評価していた。
かつてネットで大きな注目を浴びた円谷プロダクションのエイプリルフール企画では、ティガは車と焼肉が好きというキャラになっている。更に何故かウルトラマンAに懐いているが、これは長野博が少年時代に再放送で見たウルトラマンAに愛着を持っていることが元ネタである。(なお、彼本人はウルトラマン80世代である。)
誰かに「YOU、つぶやいちゃいなよ」と言われて円谷ッターをやり始めたそうだが・・・その謎の口調、一体何者なんだ・・・。
また、撮影に使った変身道具や衣装を宝物として保管しており、棺桶に入れてほしいと発言している。
ちなみにこの変身道具、予備のない一点ものだそうでティガの客演時には彼と共に出演している。
(彼の車好きを知ってか、スタッフは特殊車両「シャーロック」の撮影用車両も譲ろうとしたが、こちらは「実生活で乗れないのでお断りした」とのこと。)
さらに「アメージパング」では車の走行中に「TAKE ME HIGHER」を流したりとティガへの愛着は止まる所を知らない。また、ティガ外伝の主人公であるマドカ・ツバサの名付け親も実は長野本人である。
このファンサービスの極致とも言えるのがバラエティ番組「学校へ行こう!」にて2回ほどティガに変身した事だろう。
1度目は幼稚園に行ってしまうとV6に入れないと思い込んでしまった男児を元気付ける為に円谷プロダクションやムナカタ役の大滝明利氏と交渉し、ダイゴ隊員に扮し、彼をGUTS特別隊員に迎えてゴルザに立ち向かった。この回でのティガは長野本人が声を担当している。彼に勇気付けられた少年こそストリートダンス世界大会で優勝した河村直緒氏である。続く2度目ではティガファンの天文部生徒の期待に応え、再び変身する神対応を見せた。
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の記者会見では子供からダイゴと呼ばれると惜しみなくサービスを披露しており、超ウルトラ8兄弟につるの剛士と長野博はどっちがヒーローらしい?と聞いたところ、全員長野博側に付いた。(流石につるのは自分の分身であるダイナが長野側に付いたのがショックだったらしい。)
『関口宏の東京フレンドパークII』では超8で共演した五十嵐隼士、吉本多香美と共にゲストとして出演。シルエットクイズではそれぞれのウルトラマンの身体的特徴から全員間違えずに特定してみせた。中でもティガは自分の分身という事もあってどのウルトラ戦士よりも素早く回答している。更に持ち前の運動神経の高さで活躍し全アトラクションをクリアするグランドスラムへと到達した。
なお、ジャニーズ事務所にプロフィールから「ティガ」を消せと言われた為に抗議したという有名な話があるが、これは出典が不明の噂に過ぎないので間違っても広めないように(長野氏はウルトラマンが大好きなのと同じ様に、ジャニーズ事務所にも深い思い入れがある)。
実際、後にこの噂は『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で監督を務めた八木毅が自身のTwitterで否定している。
しかしながら、そんな噂が流れてしまうほど、再編集作品などで長野博の出演シーンがカットされたり、客演作品も少ない為、大人の事情の問題は根深いのである…(所属しているジャニーズ事務所は肖像権がとても厳しい事で知られ、『ウルトラマンティガ』と『ウルトラマンダイナ』は公式サブスクを含めネット配信をされないという事情もある事からもそれが窺える)。
ただ、本人の直接出演ではなく、写真で登場しているという場合はカットされないらしく、「光の星の戦士たち」はyoutubeや公式サブスクでも問題なく配信されている。
何より最近では『S.H.Figuarts真骨頂ウルトラマンティガ』の宣伝CMで、長野氏が起用され、YouTube配信でも問題なく出演したので、これは大きな一歩と言っても過言では無い。
そして『ティガ』25周年を迎えた2021年9月7日18時にサブスクリプションサービス『TSUBURAYA IMAGINATION』で独占配信が決定された。
2022年9月10日にNHKで放送される『全ウルトラマン大投票』では、ウルトラシリーズ主演俳優の1人としてVTR出演という形ではあるが、番組にゲストとして登壇することが発表。ファンの話題をさらった。
2024年11月10日に行われたウルトラマンカードゲームのイベントでもゲストとして登壇している。
『MotoGP Plus』の番組内では、キャラクターポケバイのモデルになった機体をサイクロン号だと特定している事から、仮面ライダーについても知識があるようで、幼少期は自転車でサイクロン号に乗る仮面ライダーの真似をした事もあったという。また同番組のポケバイ企画では芸能人内でポケバイ選手権を行う事になり、オリジナルヘルメットをデザインした際にはウルトラマンティガの意匠を組み込んでいる。
また、彼がダイゴを演じたことにより、それがジャニーズの後輩たちにも深く影響を与えている。Hey!Say!JUMPのメンバー数人はラジオでティガのリアタイ世代であることを長野氏本人に告白しており、その内の1人である有岡大貴氏は後に2022年に公開された『シン・ウルトラマン』に滝明久役で出演することとなった。なにわ男子の西畑大吾氏も、長野氏と共演したバラエティ番組にて「自分の名前の由来は長野くんが演じていたダイゴ隊員」と告白しており、長野氏のことを「第2のお父さん」と慕っている。