オレか?オレは孫悟空でもベジータでもない…オレは、きさまを倒す者だ!!
これが、究極のフュージョンだ!
概要
超サイヤ人4同士の悟空とベジータがフュージョンした姿である。
映画のゴジータとは服の配色は同じだが性格が違い、コミカルな所もみられる。
従来の超サイヤ人4と違って髪の色が赤くなっている(どちらかと言うとオレンジに近いが)特徴がある。
必殺技はビッグバンアタックとかめはめ波を合体させたビッグバンかめはめ波。
作中ではラスボスであり超サイヤ人4の悟空とベジータでも歯が立たない強敵、超一星龍を完全に圧倒するレベルの力を見せつけた。
超一星龍が殴られた事にすら気付けず、勝手に弾き飛ばされように錯覚してしまう程の驚異的なスピード、更には無防備な状態でエネルギー弾の連射を受けても全く意に介さず「肩こりに効く」と挑発したりと、防御力も折り紙付き。
新たに分身能力等も見せており、ゲーム等ではこの分身による同時かめはめ波などが演出として取り入れられている。
GT公式サイトでは、その力は単体時の数十倍と記載され、GTパーフェクトファイルには全次元を通じておそらく最強のパワーを持つと書かれていた。(97年当時の表記である事を留意)
まさしく究極のフュージョンであり、『ドラゴンボールGT』における最強の戦士と言える。
しかし、超サイヤ人4同士の合体のせいか、エネルギーを余計に使ってしまう欠点がある。
その計り知れないパワーにゴジータが増長してしまい、超一星龍へ挑発を繰り返した末、先の欠点から本来なら30分持つはずが、10分程しかこの形態は保たず、あと一撃というところで融合が解除されてしまっている。
劇場版で登場したクールで寡黙な超ゴジータとは打って変わってゴテンクスのような尊大且つ傲慢な性格はファンからは賛否両論。
念の為フォローすると(単なる遊びも多分に含まれるだろうが)、超一星龍を挑発して純粋且つ膨大なマイナスエネルギーを放たせそれをプラスに変換し、地球を覆っていたマイナスエネルギーを消し去る作戦も込みの行動ではある。
また、超サイヤ人4でのフュージョンが10分しか持たないのは悟空もベジータも知る由も無く、寧ろ20分残した状態でビッグバンかめはめ波を使用。その一射で超一星龍を一星龍まで弱体化させており、倒し切れていないと見れば即座に2発目の態勢に入るなど完全に油断しきっている訳でも無い。
ただ、やはり「調子に乗って戦っていたら合体が解除され、その後は復活した超一星龍の妨害を受け続けた結果、再度の合体は叶わずピンチになった」印象は強く、公式も思う所あるのか、ゲーム等で登場した際は原作再現以外でそうしたおちゃらけた面は幾分鳴りを潜めており、不遜な所がある自信家な性格に落ち着いている。
ゲームでは強化技として100倍ビッグバンかめはめ波、1000倍ビッグバンかめはめ波、全力ビッグバンかめはめ波、ウルトラビッグバンかめはめ波、ファイナルシャインかめはめ波などがある。
スーパードラゴンボールヒーローズではタイムパトロール隊である別次元の悟空とベジータがフュージョンしたゴジータ:ゼノも8弾でこの形態になっている。但し、衣装は異なり、必殺技も新技・アトミックかめはめ波となっている。
現在はこのゼノの方が戦闘描写が増えている。
ゲームでの活躍
ドラゴンボールZ3
ゴジータ4がDBゲームに初登場した記念すべき作品。
悟空またはベジータで超サイヤ人4に変身した上で究極技コマンドがヒットするとフュージョンする。
Z版ゴジータやゴテンクスと違い、一度ヒットすればコマンド入力による成否を必要とせず融合できる点が特徴。
その強さは正に圧倒的で、必殺技のビッグバンかめはめ波ですら体力ゲージをまるまる一本減らすなんて事はザラで、特に本邦初公開となった究極技「100倍ビッグバンかめはめ波」が発動した日には瞬時に決着が着いてしまう事だろう。
しかしながら、他のフュージョン戦士と比べて明確に制限時間が短くなっているので、攻めあぐねていると思うようにダメージを与えられずに融合解除…のパターンに陥りかねない。
ゲーム初登場な事もあってか、演出は発売から十数年経った現在でも全く見劣りしない見応えある出来映えであり、特に100倍ビッグバンかめはめ波は後述するドッカンバトルの必殺演出の元ネタになるなど、ファンのみならず公式側にも強い印象を残している。
ドラゴンボールゼノバースシリーズ
初代「ゼノバース」の本編には登場せず、DLCのGT編に登場。主人公と共に凶悪化した超一星龍、大猿ベビー、超17号に立ち向かうこととなる。
続編「ゼノバース2」においても本編に登場することはなく、後にDLCとして追加される「∞の歴史編」にて、担任をゴテンクスに設定している場合に登場。ゴテンクスの挑発に乗った超サイヤ人4の孫悟空とベジータがフュージョンを行い、今回は敵キャラとして立ちはだかることとなる。
その他にも、パラレルクエストにおいては行方不明になったパンを探している悟飯に対して「こんなことをしている場合か」と叱りつけるなど度々登場している。最も、この叱責はクエスト中の物語の流れとしてはとんだとばっちりであるが…
プレイアブルキャラクターとしても当然登場しているが、その性能はハッキリ言って最弱クラス。
通常攻撃モーションはそこまで悪くはなく、テンポが遅めであること以外は特に欠点らしい欠点はない。ゼノバース2ではジャネンバ戦のサマーソルトも追加されており、そこからコンボを繋げられるようになった。また、背面攻撃の肘打ちには無敵判定があり、後ろを取られてもリカバリーがしやすい。
究極技の100倍ビッグバンかめはめ波も高威力で、ロックオンを外して使う事で複数人を巻き込む薙ぎ払い攻撃へと変わるなど強力なものとなっており、ステータスも高く設定されているのだが…問題は搭載されている通常必殺技にある。
ゴジータ4は大多数のキャラクターに搭載されているチャージ技を持たず、他の必殺技もメテオラッシュ、多重残像拳、ビッグバンかめはめ波、ブラフかめはめ波と、本作においてお世辞にも強いとは言えない性能の技ばかり。
特にビッグバンかめはめ波の性能はタメが長い、タメを中断すると不発に終わる、究極技と遜色ない程に威力は高いがチャージ時間のリスクに見合わないと、三重苦を背負った劣悪なものとなっている。
発売初期の時点でお世辞にも強いと言えない性能にされてしまっていたが、2018年に追い討ちをかけるようにビッグバンかめはめ波のタメ時間が2倍近く延長される下方修正が行われた。
というのも、本作ではかめはめ波やギャリック砲のような「タメ」を経て放つ技は、超サイヤ人系の変身をした状態で使うと相手の背後に瞬間移動して放つという仕様になっている。
このため、覚醒技を自由に使えるサイヤ人アバターはビッグバンかめはめ波の「極めて高威力だがタメが長く当たりにくい」というデメリットを踏み倒して、瞬間移動により背後からとんでもない火力を叩き込むという方法で使うことが出来た。
そしてレイドバトル等では、気弾技の威力向上に特化した「超ベジータ2」と「ビッグバンかめはめ波」の組み合わせが鉄板となり、コレがあまりにも定着し過ぎた為か運営からナーフされてしまった。
しかし前述の通り、これは覚醒技発動状態の瞬間移動があったからこそ強かったのであり、瞬間移動の仕様が無かったゴジータ4にとってはとんだとばっちりである。
総評すると
・ステータスは高いのに技を撃てない
・技そのものも強くない
・通常攻撃はテンポが遅い
という、劇中最強クラスという描写からはかけ離れた目も当てられない性能のキャラクターにされてしまった。様々なアクションゲームに登場しているゴジータ4だが、本作のゴジータ4は性能面の評価に関してはぶっちぎりの最下位と言わざるを得ないだろう。
2019年に漸くゴジータ4にもビッグバンかめはめ波の瞬間移動が付与されたが、他の技の性能は殆ど変わらず性能評価は低いままであった。
そんなゴジータ4だが、2022年に技の設定を自由に変更出来る「カスタマイズキー」が実装されたことにより評価が激変。
念願のチャージ技入手による技力不足問題の解決、超ソウルの変更による汎用性の向上、多重残像拳やブラフかめはめ波を外して攻撃技を詰め込むことによる火力底上げの実現、カウンター技の入手など、ゴジータ4の最も辛い部分のほとんどを解決する事ができるようになった。
これによりゴジータ4の評価は「高いステータスを押し付けてくる高パワーキャラな上に、装備や技を自由に変更出来るキャラクター」へと変貌。パラレルクエスト等にも担いで行ける性能となった。通常攻撃のモーションにテコ入れはされていないものの、カスタマイズキー解放前の性能とは雲泥の差があると言える。
前述した100倍ビッグバンかめはめ波の薙ぎ払いは気分爽快の一言。カスタマイズキーを手に入れるには手強いレイドバトルの周回が必要となるが、その苦労に見合うリターンは得られるだろう。
ドラゴンボールZドッカンバトル
2017年8月、コスト58のフェス限として2億DLキャンペーン時に実装された。リーダースキルでは「フュージョン」カテゴリと技属性を強化することができる。ちなみに今日まで続くカテゴリという概念が初めて登場したのはこのゴジータ並びに同タイミングで登場したフェス限超一星龍の二体であり、この二人がドッカンバトルの新たなスタンダードを築き上げる礎となった、と言っても過言ではない。
また2022年1月末、ドッカンバトル7周年CPのWドッカンフェスにて、ユーザー待望のLR超サイヤ人4孫悟空&超サイヤ人4ベジータが実装。
このキャラの持つアクティブスキルにて、LR超サイヤ人4ゴジータが登場。
その実力はというと、同じく7周年Wドッカンフェスの目玉として実装された、LR超サイヤ人ゴッド孫悟空&超サイヤ人ゴッドベジータと並び、当時のドッカンバトルではリーダーとしてもサブとしてもゲーム中最強の性能を誇った。
性能以外でも演出もゲーム内最強にふさわしいものになっており、特に融合後は分身やブラフかめはめ波などの原作で印象的だったシーンを取り入れたのは勿論のこと、ドラゴンボールファイターズやお隣り・ドラゴンボールレジェンズなどなど各ゲーム媒体から取り寄せた3D演出を2Dアニメーションに徹底的に落とし込み、2Dアニメとしてはもうこれ以上の超サイヤ人4ゴジータは見られないのでは?とさえ思えてしまう程の高クオリティの演出を実現した。
更に融合後のアクティブスキルでは……これは、是非自身の目で確かめて頂きたい。
ドラゴンボールヒーローズ
邪悪龍ミッション8弾で登場したが、この時はURのGT悟空が時空転送Fを使用してこの姿になった。ゴジータ:GTとしてカード化されたのはゴッドミッション1弾から。
スーパードラゴンボールヒーローズ
ユニバースミッション9弾ではゼノ側のゴジータがこの状態に上乗せで界王拳を使用しており、カードはSECになった。技が新技、ソウルジャッジメントとなっている。
ユニバースミッション8弾でGT側のゴジータがフィンに吸収されるが「コイツ(フィン)の力を試してみたかった」と、いう理由で吸収されてただけのようで、脱出しようと思えばいつでも可能であり、実際に目的を果たしたら自力で脱出している。
ドラゴンボールファイターズ
ファイターズパス3最後の一人として参戦。
PVではなんとBGMに「DANDAN心魅かれてく」が使用された他、ゴジータブルーとの激戦を見せた。…地球どころか宇宙中が心配になりそうな組み合わせである。
キャラタイプとしては近距離特化型の完全なるアタッカータイプ。それゆえに遠距離技は皆無に等しい。
原作再現に力が入っている本作らしく、プレイ中もよく相手を煽りながら戦う。
最大の特徴は特定の条件を満たすことで発動可能となるメテオ超必殺技「100倍ビッグバンかめはめ波」であり、決まれば即死が確定するという、まさに最強の戦士に相応しい性能を誇る。(こらそこ、チートとか言わない)
ドラゴンボールレジェンズ
2021年5月末、3周年第1弾で初登場。LEGENDS LIMITEDとして実装された。属性はGRN。
元々所持している被ダメージカットの30%に加え、敵から始めて攻撃を受ける際はさらに50%カット。場に出るとき3回まで被ダメ属性相性不利無効、2回まで能力低下無効など防御面もさることながら、敵を復活させた際にドラゴンボールを2つ増やす、特殊でカバーチェンジ無効、メインで属性相性不利無効とアーツカードドロー速度1段階upなど攻撃面も非常に優秀。
しかし、直後に実装された超サイヤ人2悟飯が
・属性がPURと相性が不利
・復活持ち。なのに復活前から高火力
・復活後は範囲特殊持ち
といろいろやり過ぎな性能だったためしばらく日の目を見なかった…
しかしその数か月後、専用ユニークフラグメントが実装。その効果は…
・体力最大15%UP
・基礎打射攻防最大35%UP
・与ダメ最大35%UP
・3スロ目最大強化で、『敵を復活させた際ドラゴンボール2つ取得&与ダメ50%UP』
と、一気に最強クラスへと上り詰めた。
2024年1月についにZENKAI覚醒。ステータスの大幅上昇に加え与ダメや被ダメカットの追加、味方への経由効果(体力回復、与ダメUPなど)、敵が2人戦闘不能の際究極アーツを持ってくるなどさらに強力になった。
そして……
ベジータ「くだらん……」
悟空「最高だぜ、ベジータ」
2024年7月末、6周年のトリを飾る形で、最高レアリティであるULTRAとして実装。属性はPUR。
性能は、
・素で与ダメージ240%UP、ドロ速1段階UP
・場に出ると10カウントカバーチェンジ無効
・敵のアーツによる攻撃を受けて体力が50%以下になると、体力30%回復、被ダメ不利無効、ユニークゲージ100%増加
・必殺が射撃無効。手札3枚破棄でバニシングゲージ100%回復
・範囲特殊。しかも当たると交代禁止を付与
・敵の打撃、射撃に対して特殊カバーチェンジが2回まで可能。カバーチェンジ時に必殺を2回持ってくることができ、そのまま必殺をつなげることができる。
・味方が2人戦闘不能になると
-与ダメ70%UP
-体力回復量&気力回復速度UP
-ドロ速1段階UP
-クリティカルダメージ15%UP
-ユニークゲージ増加量100&UP
-属性相性不利無効、
これらが消去不可で発動
と非常に強力。
特に目を引くのが敵のアーツによる攻撃を受けるたびに大きく増加するユニークゲージであり、最大値の状態の時に敵のアーツ攻撃に対しカウンターが3回まで発動するのだが、
・打撃、射撃だけでなく特殊や必殺、覚醒にも発動
・自身が何も行動していないときはもちろん発動
・攻撃を喰らっている途中でも発動
・カバーチェンジの時も発動
とやりたい放題である。
特に4番目の『カバーチェンジ時発動』に関しては、本来であれば敵がカバーチェンジ無効の効果を持っていると敵のコンボを止めることはできないのだが、ユニゲが最大時カウンターが優先して発動するため相手のコンボを止めることが可能である。
もちろん究極アーツを所持しておりその性能は……1000倍ビッグバンかめはめ波
超フルパワーサイヤ人4・限界突破
上記の通り赤髪(オレンジ寄り)という点から、超フルパワーサイヤ人4・限界突破との関係性が当時ファン内で議論の的になっていた。
同じ悟空とベジータの合体戦士であり超サイヤ人4である超サイヤ人4ベジットが黒髪だったことから、ゴジータ4は超フルパワーサイヤ人4・限界突破なのではないかと考察されていた。
そして、『ビッグバンミッション11弾』にて、超フルパワーサイヤ人4・限界突破になったゴジータが登場した事により、ゴジータ4はあくまで普通の超サイヤ人4である事が確定した。
超フルパワーサイヤ人4・限界突破になったゴジータ4は、髪色が超サイヤ人ゴッドを思わせる明確な赤色に変化し、纏うオーラも赤色に変化している。