「「貴様を地獄に送ってやるぜ!」」
概要
孫悟空とベジータがフュージョンという技によって融合した姿の失敗版。最初のフュージョン時、ベジータが最後の手の形を間違えた(人差し指を伸ばすところを、グーのままにしていた)ためにこの姿となってしまった。
界王たちからは「一発でやられるんじゃないの?」「カッコ悪いからやり直せば?」と散々な言われようだった。
名前は南の界王が名付けたもので、悟空(ゴクウ)とベジータの名前を取ってベクウと呼ばれる。同じくフュージョンによって誕生したゴテンクスと異なり、成功時と失敗時で名前が異なる。ただし自分では「ゴジータ」と名乗っている。
登場は、アニメ『ドラゴンボールZ』の劇場版アニメ『復活のフュージョン!!悟空とベジータ』。
外見は肥満体質のゴジータ。
ガリガリに痩せたタイプも設定上は存在しているが、作中には未登場である(登場シーンがカットされた)。
カードダスには痩せ型ベクウも登場している。
やたらと自信過剰で態度がでかい性格だが、フュージョン失敗作のお約束として戦闘力に関しては低い。
しかし対するジャネンバの攻撃を予測不可能な動き(ちょこまか逃げたり放屁したりなど)で避け続け、辛うじて30分耐えることに成功している。
また、ジャネンバの攻撃を立て続けに喰らっても死なないほどに打たれ強い。曲がりなりにも悟空とベジータという最強キャラ同士のフュージョンで誕生したキャラだけのことはある(ギャグキャラ補正と言えばそれまでだが)。
ただし、針山地獄で隠れてたところを見つけられて、ジャネンバが針を突き刺そうとしたところで解除されたため本当にギリギリのタイミングだった。
ちなみに上記のセリフが初登場時ジャネンバに言ったセリフなのだが、戦う場所が既に地獄だったりする。
ゲームのドラゴンボールシリーズでは、究極技にフュージョンをセットしてコマンドを間違えるとベクウになる。(モーションでは最後のポーズで、ベジータの指の形がパーになっている)
映画『ドラゴンボール超 ブロリー』でも登場(本編では名前は出ていないが、パンフレットではベクウと明言されている)。今作では成功含めて3回フュージョンを実行しており、太った状態以外にガリガリに痩せた状態も初登場している。任意でのフュージョンの解除ができないため、これだけで1時間以上費やしており、某人物がその時間ボコボコにされることとなった。
こちらでは、失敗した2回ともベジータは指の形を守っている……つまり、フュージョンの基礎とも言えるポーズを理解はしていたが、1回目は指の位置がズレて、2回目は体格の角度の問題で失敗している。
余談
原作では悟天とトランクスの融合形態であるゴテンクスもベクウと同様の失敗形態があり、その時にポーズを間違えていたのはトランクス側であり、何気に親子揃って失敗している。