概要
素朴で安価な日本生まれのお菓子の事。
「子どもの頃好きだったなー」というノスタルジーを誘う為、大きいお友達にも人気のお菓子。
「菓子」と付くが、お酒に合いそうな物も少なくなく、実際おつまみとして重宝される商品もある。
それどころか、最早「菓子」を域を超えておかずとしか言えない物もある。
又、駄菓子は安いのが特長だが、駄菓子にしては高価な物もある。
そうした曖昧さ、例外ありも駄菓子が駄菓子たる所以であり、愛されてきた理由なのかもしれない。
又、駄菓子は100円以内で収まる物が多いが、その代償として分量も少ない物が多い。
その為、より長く楽しめる様に、あえて食べにくくする等して時間がかかる様に工夫された物もある。
駄菓子の「駄」の理由
つまらない物や粗末な物に付く「駄」のイメージで駄菓子を下に見る人もいるが、誕生した当時から駄菓子は庶民に寄り添うお菓子である。
遡る事江戸時代、高級品の白砂糖を使った「上菓子(じょうがし)」に対し、粟(あわ)・麦などの雑穀に水飴や黒砂糖を加えて作られた下等な菓子は「駄菓子」として区別された。
上方では白砂糖を使用しない菓子は「雑菓子」と呼ばれており、それが江戸に伝わり「駄菓子」に変わったという説もあるが真相は謎。
ともかく材料が安いおかげで、駄菓子一つの値段は大体一文(いちもん)。そこから「一文菓子」とも呼ばれた。
黒砂糖やザラメしか使えなくとも、知恵と工夫で庶民向けの「駄菓子」が次々に生まれた。
麦こがし、かりんとう、ねじりおこし、カルメ焼き、麩菓子、芋ようかん、あんこ玉、あめん棒、ごまねじ、鉄砲玉、べっこう飴、きな粉飴、豆板糖、塩せんべいetc…。
材料と製法が格段に改良された今もなお、生き残っている駄菓子もある。
主な駄菓子(50音順)
- 味カレー
- 甘イカ太郎
- うまい棒
- カツ
- きび団子
- きなこ棒
- キャベツ太郎
- 串カステラ
- クッピーラムネ
- ココアシガレット
- 金平糖
- サイコロキャラメル
- ジュエルリング
- 酢昆布
- 酢だこさん太郎
- すもも漬
- たまごアイス
- タラタラしてんじゃね~よ
- チュッパチャプス
- チョコバット
- チロルチョコ
- ねりあめ
- ねるねるねるね
- フエガム
- フエラムネ
- ブタメン
- プチプチ占いチョコ
- ブラックサンダー
- ベビースターラーメン
- ポテトフライ
- ボンタンアメ
- マンボ
- 水飴
- ミニ餅
- 餅太郎
- モロッコヨーグル
- ヤッターメン
- ヤングドーナツ
- ヤンヤンつけボー
- よっちゃんイカ
- らあめんババア
- ラムネ
- わたパチ
- かわりんぼ
関連イラスト
懐かしの…
関連タグ
- こちら葛飾区亀有公園前派出所
- 三丁目の夕日
- たくのみ。
- ふしぎ駄菓子屋_銭天堂
- だがしかし(そのものずばり駄菓子漫画)
- のんのんびより(駄菓子屋が舞台の一つ)
- サンリオ
- サンリオショップで「さんりお駄菓子」を出している。