曖昧さ回避
- 有楽製菓が製造しているチョコレート菓子。以下で解説。
- アニメ『遊戯王GX』の登場人物、万丈目準の通称のひとつ。または、遊戯王シリーズに登場する通常罠カードのひとつ。→万丈目準
- アニメ『ふたりはプリキュア』で、キュアブラックが決め技「プリキュアマーブルスクリュー」を放つ前の掛け声。→プリキュアマーブルスクリュー
- ゲーム『艦隊これくしょん』に登場する駆逐艦雷が黒化した際のファン間での呼称。姉妹艦の電の性格が黒い場合はプラズマちゃんという名称が既に浸透しているため使い分けがされる。→雷(艦隊これくしょん)
ブラックサンダー(チョコレート菓子)
1994年発売。ココア味のクッキークランチをチョコレートで固めたもの。
キャッチコピーは「おいしさイナズマ級!」と「若い女性に大ヒット中!」。
味とともに、30円程度で買える手軽さも人気の要因。またチロルチョコとともに、義理チョコの定番でもあり、バレンタインシーズンには「一目で義理とわかるチョコ」のフレーズとともに販売されている。
元はBLACK thunderという英語表記で販売していた物の見事にまったく、全然売れず一度は販売停止になったお菓子である。
しかし、九州にて店舗から再販を望む声がありそれが夏場であった事から冷房代などで及び腰であった物の再販、名前表記を片仮名の「ブラックサンダー」に変更して販売したところ爆発的に大ヒットし、今日に至る。
名前の表記以外なにも変えていないのに売れ行きが文字通り桁違いに変貌しメーカーも困惑、商売の難しさを象徴するお菓子となった。
ブラックサンダー好きを公言する著名人としては、元内閣総理大臣安倍晋三や体操選手の内村航平がいる。
また、有楽製菓の地元を走る豊橋鉄道東田本線の路面電車に車両ラッピングを提供している。ブラックサンダーのラッピングが行われたのは2013年から2019年9月までは元名鉄岐阜市内線のモ3201、2019年10月からは元名鉄美濃町線→福井鉄道線のモ802。
海を越えた台湾においても爆発的な人気を持ち、現在は台湾およびアメリカへ輸出されている。
さらに有楽製菓は、国内における少子化とアジアの人口増加、訪日客による日本ブランド菓子の人気などを背景に、インドネシアの製菓大手と協力してブラックサンダーの現地生産を計画。将来的な東南アジアへの販売拡大を予定しているという。
余談
ホワイトチョコを使った「白いブラックサンダー」というのもある。
「ホワイトサンダー」じゃないのは検索に引っかかり易くする為だとか。
しかし、北海道限定の土産菓子としてホワイトサンダーも実在する。これはブラックサンダー10周年記念企画製品であり、前述の「白いブラックサンダー」とはシリーズ商品ではあるものの別物。
その他にもきなこ味の「ブラックサンダーきなこ」やミニサイズ、何処かのお菓子を意識したような「東京サンダー」も存在する。
Fate/GrandOrderのバレンタインデーでモードレッドから貰えるチョコ「ストロベリーサンダーチョコ」の元ネタが「ピンクなブラックサンダー プレミアムいちご味」。
最近になって、「ブラックサンダー ダークマター」という何処を目指しているのか不明な物まで発売されている。