🍫もしかして
- 『Rabi-Ribi』に登場するキャラ → チョコレート(Rabi-Ribi)
- チョコレートの人 → マクギリス・ファリド
- イタリア語で言え! → チョコラータ
- 企業食品メーカーのチョコレイト
🍫概要
チョコレートの始まりは、カカオの原産地である中南米とされている。
アメリカ先住民族はカカオの粉末を磨り潰したものを入れた液体にバニラや唐辛子を混ぜて飲んでいた。
ヨーロッパの人々はここから唐辛子を外し、砂糖や牛乳を入れて甘味を加えた。
その後現在の棒状のチョコレートを作る方法を編み出した。
チョコレートを使用した菓子は多数あり、世界で最も人気で万人に知られた味の1つとなっている。立川談志をして「この世で一番旨い食べ物はチョコレートとアイスクリーム」と言わしめる一品でもある。
チョコレートは28度になると溶けだすが、これはチョコレートに含まれるカカオバターの融点が28度なためである。一方で一般的なチョコレートの水分量は3%以下と低めである(乾パンよりも低い)。
材料的に、シンプルなチョコならまず腐らない。中に何か入ってたり生チョコは不可。白く見える物はカビではなく油である。
溶けない保存が出来るなら、災害用にストックしておくのもありかもしれない。
🍫歴史
飲用・服用をしたのはマヤ文明の人々が始まりとされている。
当時の中央アメリカでは、カカオを粉にしてコーンミールや唐辛子などを入れ、水や湯に溶かしたものを主に嗜好品、また薬用や強壮用として飲用していた。
16世紀まではカカオの実から作られた飲み物はヨーロッパに知られることはなかった。
のちにヨーロッパが大航海時代へと入った頃、コロンブス一行が新大陸であるメソアメリカ地域を発見したのち、チョコレートの原料であるカカオがスペインにもたらされた。
※コロンブスの息子によれば、最初にチョコレート(カカオの実)を見たヨーロッパ人はコロンブスで、1502年のコロンブス最後の航海時であった。ただし、コロンブスがチョコレートを飲んだという記述はない。
16世紀のスペイン人神父ホセ・デ・アコスタは次のように残している。
「非常に不快な味のするかすや泡があり、体験したことがないほど気分が悪くなる。
だが現地の者たちには大変尊ばれており、高貴な来訪者をもてなすのに用いられる。
この国に慣れ親しんだスペイン人ならば男女を問わずこの飲み物に貪欲となる。
彼らはそれを飲むことで暑さや寒さその他様々なものが和らぐと言い、唐辛子を大量に入れる。
さらに胃腸に良くカタル予防になると肌にも貼り付ける。」
文章の上部分の通り、当時のメソアメリカでのチョコレートは極めて苦く、舌触りも悪い飲み物であり、カカオの味をそのまま味わう事になる。
カカオはスペイン人のアステカ征服によりヨーロッパにもたらされ、王侯貴族の間で好評を博したのみならず、庶民も飲むようになった。
やがてヨーロッパでは特有の苦味を打ち消すため砂糖や牛乳を加え、唐辛子の代わりに同じくメキシコ由来のスパイスであるバニラを入れるようになった。
チョコレートの普及はスペインのみ、という時代はしばらく続いた。しかし当時のフランス王・ルイ13世が当時のスペイン王女と結婚した時、チョコレートを好む王女が嫁入りの際に持参したため、フランスにもチョコレートがもたらされ、のちにフランスでは上流階級からチョコレートが広まった。
17世紀後半にはイギリスにも伝わり、ロンドンで最初のチョコレートハウスが1657年に開店。
1689年には医師で収集家のハンス・スローンが、チョコレートにミルクを入れることで飲みやすくなることを発見し、チョコレートミルク飲料を開発。
チョコレートが「苦い飲み物」から「甘い飲み物」に変化したことで、17世紀頃にはヨーロッパの王侯貴族の間でカカオは贅沢品となっていた。
こうしたチョコレートの飲みにくさや苦味は、カカオ豆が持つ豊富すぎる脂肪分や苦味成分のためだった。1828年、オランダのチョコレート製造業者カスパルス・ファン・ハウテン(バンホーテンの創始者)は、原料のカカオマス(カカオ豆に発酵・焙煎などの処理を加えたもの)を圧搾機にかけることで、脂肪分(ココアバター)を分離させることに成功。
こうして飲みやすいココアパウダーが発明された。さらにその後、息子のクーンラート・ヨハネスが苦味を和らげる処理法も考案している。
次いで1847年、イギリスのジョセフ・フライが固形チョコレートを開発。この段階ではまだ固めたというだけで舌触りが良くなかったが、その後1875年にショコラティエのダニエル・ペーターがスイスの薬剤師アンリ・ネスレの勧めで、ミルクから水分を取り除き、固形チョコレートと合わせる方法に取り組み、苦心の末にミルクチョコレートを開発する。そして1879年にはスイスのロドルフ・リンツが、ココアバターを均一に混ぜ合わせる攪拌機(コンチェ)を製作した。
19世紀後半に登場したこれらの技法により、ようやく現在の甘く、滑らかで美味しい板チョコレートが歴史に登場した。
お気付きの方も多いだろうが、ファン・ハウテンは現在もココアのバンホーテン社、アンリ・ネスレ、ロドルフ・リンツはチョコレートメーカーとして、それぞれ現在も世界中で知られる企業である。
産業革命時代に入ると、固く長持ちするチョコレートが多く作られるようになり、何百年もの間不変だったチョコレートの製造工程に変化が現れる。
産業革命の熱気が冷めてから程なくして、チョコレート会社は新しく作られたチョコレート菓子の販売用に、我々が頻繁に目にするような広告や宣伝を行うようになった。
製造工程の機械化により、菓子の材料としての利用も含めチョコレートは世界中で消費されるようになった。
日本においては、明確な記録はないが、16世紀の支倉常長が、日本人で最初にチョコレートを飲んだ人物であるという説がある。明確な記録としては、江戸時代にオランダ人と付き合いのあった幕府の役人や、蘭学者、遊女などが「しよこらあと」の事について、書き残している。ただ、当時はまだ一般民衆にまでは普及しなかった。明治となって、外国製品が大量に輸入される時代となり、徐々に日本人の口にも入るようになった。明治10年頃には、日本でもチョコレートを製造し、販売する業者が現れ始めた。日本で最初に、原料のカカオから直接、チョコレートを製造したのは、今でも製菓業者大手となっている森永である。
🍫医療
「チョコレートを食べ過ぎると鼻血がでる」というのは、医学的根拠はない。一説によると、まだチョコレートが高価な時代に子供にたくさん食べさせたくない親が、苦し紛れに言い出したことであるという。
ちなみに犬や猫などのペットにとってはチョコレートは毒なので与えないように(香り成分のテオブロミンが血液中のヘモグロビンとくっついて死に至る恐れがあります。ペットも家族の一員なら自重してね)。
🍫余談
ガムと一緒に食べるとガムが溶ける。理由はチョコレートに含まれるココアバターの油脂がガムを溶かすためである。歯の隙間や矯正器具にガムが挟まった場合等は参考に。
🍫関連イラスト
🍫チョコレートを好物とする人物・キャラクター
※チョコが主体の派生種を好物とするキャラクターもここに含める。
実在の人物
マザー・テレサ … 結構な甘党で、とりわけチョコレートは大好物であり「贅沢をお許しください」と神に祈ってから食べていたそうな。
架空の人物
🍫関連タグ
表記揺れ
ホワイトチョコレート / ホワイトチョコ ミルクチョコレート / ミルクチョコ ビターチョコレート / ビターチョコ
チョコレートケーキ ガトーショコラ ザッハトルテ オペラ フォンダンショコラ
チョコレートアイス チョコミントアイス チョコレートパフェ チョコレートサンデー チョコバナナクレープ
ストロベリーチョコレート / いちごチョコ / イチゴチョコ チョコミント チョコバナナ
チョコチップ チョコレートソース チョコレートシロップ チョコボー
チョコまみれ チョコがけ チョコぱい チョコブラ おっぱいチョコ 足チョコ
ブルーハムハム(キャラクター)
有名なブランド
代表的なチョコレート菓子
メーカー | 菓子 |
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グリコ | ポッキー |
Nestle | キットカット |
チロルチョコ(株) | チロルチョコ |
ブルボン | アルフォート |
明治製菓 | アポロチョコ マーブルチョコ きのこの山 たけのこの里 すぎのこ村 フラン |
ロッテ | コアラのマーチ パイの実 トッポ チョコパイ |
森永製菓 | チョコボール エンゼルパイ DARS |
フルタ製菓 | セコイヤチョコレート 生クリームチョコレート チョコエッグ(商品名) |
有楽製菓 | ブラックサンダー |
石屋製菓 | 白い恋人 |
その他