「ホッホ〜イ!オラ、野原しんのすけ!」
概要だゾ
野原しんのすけ(のはらしんのすけ)は、クレヨンしんちゃんのキャラクター。本作の主人公であり、かすかべ防衛隊の隊員。しんちゃんの愛称で知られる永遠の5歳児である。テレビアニメでは本人も自覚しているのか、同じような意味合いの台詞を発する事もある。しんのすけの一人称と言えば「オラ」だが、これは父方の祖父である銀の介がしんのすけの世話を一晩した時にうつったものである。
埼玉県春日部市(原作・アニメでは春我部市)に在住する野原家の長男として誕生した。じゃがいもみたいな顔立ちに、「おかずのり」と称される太いまゆ毛・しもぶくれ・クリクリの坊主頭が特徴である。ただし坊主頭は友人のマサオよりは長い。アニメ・ゲーム版では赤いTシャツ・黄色い半ズボン・白ソックス・黄色い靴だが、原作では黄色いシャツ・紫の半ズボン・紫の靴を主に着用している。ちなみに一部ゲーム版では緑の靴や青いシャツである事もある。
奇抜な言動で周囲の人々を翻弄する「嵐を呼ぶ幼稚園児」として、おバカ界の最高峰に君臨するキャラクターである。ちなみに同じテレビ朝日のキャラクターであり同じシンエイ動画のキャラクターであるのび太達とは違い、彼の大人姿は謎である。
劇場版では仮面・謎の光で隠れているものの、ある程度判るようになっている。個性派と言える思考・パワフルで飾り気の無い言動に惹かれるなどの理由から、あいを初めとする同年代の女性たちからは意外にも結構モテている。未来では婚約者が居つつも、多くの女性たちに囲まれて鼻の下を伸ばすなど、かなりのプレイボーイぶりを見せている。
初期時代はデザインも目が小さめで、よりジャガイモのような顔をした原作よりのキャラデザインであった。声質も大分今と異なっていて若干太り気味だったが、「オラはにんきもの」がオープニング曲に採用された時期には、よく知られるドーナツ状の目のデザインと声質に洗練されていった。「パカッポでGO!」が採用された時期になると今のデザインと声質で定着している。鼻は描かれていないが、くしゃみをするときや驚いた時などに、一時的に鼻の穴が描かれる事がある。
アクション幼稚園(アニメ版ではふたば幼稚園)に通っている。当初は中途入園という形だったため恥ずかしがっていた。
名前の由来
「しんのすけ」と名づけられた作中での経緯は諸説あるが、最も視聴者に定着しているのは以下のエピソードである。
ひろしが会社での仕事中にいくつかの名前を考えて紙に書いていたら、みさえが入院している産婦人科からの連絡を受ける。その紙をポケットに突っ込み、土砂降りの雨の中で少しの時間も惜しいとそのまま走って病院に向かう。当初はしんいち、とものり、すぐる、けんたから選ぼうとしていた。
濡れた状態でみさえ・息子と対面し、考えていた名前をみさえに告げようとポケットから紙を取り出すと、雨で滲んで殆ど読めなくなっていたが、残った文字である「しん」「の」「す」「け」の5文字だけが読み取れた。「変な名前」と最初は2人で笑うも、名前を合わせて、しんのすけという名前を結局そのまま採用したというものである。
「しんのすけ」と言う名前は一般的な男性名であり、かの徳川家八代将軍の若き日の名前(某ドラマでは偽名にもしている)にして、現代においても、同名の俳優や声優、プロ野球監督も存在するばかりか、フィクション作品においても仮面ライダーの変身者の名前にも選ばれてるなど、多いとは言えないが決して「変な名前」ではない。漢字表記は「新之助」「信之介」の2パターンがあり、中国では前者の表記が用いられ、後者は一度だけ映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」で使われた。
性格だゾ
一言で言うと良くも悪くも「超マイペースかつ超ポジティヴ」で、子供らしい率直な性格と異様に大人びた物の見方・常人離れした独特なセンスを兼ね備えたギャグジーニアスである。基本的に大らかであまり細かいことは殆ど気にしないが、自身のギャグや持ちネタにプライドを持っているようで、スルーされると落ち込む。後述の通り周りを振り回すボケ的な役割を担う事が多いが、自分以上にマイペースだったり、いい加減な人物と相対した時にはドン引きし、常識的なツッコミ役に回る事もある。
そう言った場合、抑え役や後始末に奔走するなど、意外としっかり者な側面も待ち合わせている。
(例を挙げると、外食した際にみさえが酔いつぶれて周囲の客にウザ絡みした際に周囲の人に「すいません。ウチのみさえがご迷惑わります(おかけします)」と頭を下げるという、普段と真逆の構図になっている。またみさえやおケイと同窓会に行った際にも、酔いつぶれたみさえを介抱したり、頭を下げたりしたことから、同窓生から「しっかりした息子さんを持って、みさえは幸せだな」と高評価だったこともある)
初期時代は子供特有の好奇心が行き過ぎたり、子供でありながら大人の思考を持っている為、洒落にならない行動が多々あった。その結果、身内や他人を問わず身体的又は金銭的ダメージを与えるので、トラブルメーカーを通り越して貧乏神のような立場が強かった。
特に最初期から中期の頃はしんのすけに親切にした人物であっても被害を受けたケースがあったり、上記の経緯で辛酸を舐める事となりしんのすけを疫病神扱いして避ける登場人物が複数いたのに加え、母親のみさえでも保身のために他人のフリをすることがあった。
厄介なことに自分が起こした行動には全く自覚が無く、ひろしとみさえがしんのすけのイタズラを謝罪しているそばで、しんのすけ自身は「オラは何もやってないゾ」と言わんばかりにふんぞり返りながら「まあまあ、本人も反省してますから」と他人事のようにしていることが多い。それに対して周囲から「お前が言うな!!」とツッコミがてら叱責および鉄拳制裁されるのがお約束のやり取りである。
怒られることと褒められることの区別もついておらず、「お前のせいだぞ!!」と叱られると「いや~それほどでもぉ~」と照れる。それに対して叱られた相手から「褒めてない!」とツッコまれるのもまたお約束である。
そんなイタズラの罰が当たってしんのすけ自身が最終的に痛い目を見るオチも少なくなく、上述のやりとりで「自分が責められている」と理解した時は自覚できない故にどうしてか解らず戸惑ったり、悪い例として防衛隊員と言い争いを起こし、一時は本当に険悪な雰囲気になってしまった事もある。ただし、後でちゃんと仲直りしており、他にも悪い事をしてしまったと思ったらその相手にしっかりと謝罪もしている。
初期時代のエピソードに登場していた女子大生の酒井しのぶは休みの日にしんのすけに邪魔されたり、金欠でアルバイトするも客として現れたしんのすけに無理難題を押しつけられる・引き起こされたトラブルの監督不行の責任を負わされる・後述のボケ返しをされまくって我慢できずに堪忍袋の緒がキレるなどして何度もアルバイトをクビにされるという半ば『しんのすけの被害者』の代表的存在となっていた(なお、一旦最後の登場となった1994年の年末スペシャルでまたしんのすけにアルバイトを邪魔されるも、しんのすけを探していたみさえのおかげでクビは逃れる事が出来たが、遂に彼の事が限界となったか「あの子(しんのすけ)のいない町(春日部以外の所)へ引っ越したい」と発言した)。中期以降は漫画家のよしいうすとが締め切りギリギリのところでしんのすけに遭遇した事でトラブルに巻き込まれ、最終的に原稿が間に合わずに連載休止に追い込まれるという『しんのすけの被害者』の代表的存在を引き継ぐ形になった(ちなみにうすとはしのぶと同じくすぐ冷静さを失う大人げない性格の為に人望がなく、妻のたえ子とうすとの編集者どころか周囲からも馬鹿にされている)。
現在は原作・アニメ共に『しんのすけの被害者』に該当するレギュラーキャラは登場しておらず(売間久里代や河村やすおの様にしんのすけに一方的に対抗意識を向け、勝負をふっかけては返り討ちにされるライバルポジションの準レギュラーは引き続き登場している)、基本的に登場するゲストの性格の良し悪しや煩悩の有無で『しんのすけの被害者』にされるか否か分かれる。
所謂いじめっ子や犯罪者(痴漢・盗撮魔・詐欺師など)といった悪人は勿論の事、然程邪悪ではなくとも、非常識で自分勝手だったり、大人げない性格(上述のしのぶ、うすと両名も短気で大人げない性格であった)や、出世や利益に執着する打算的な人物はほぼ必ず酷い目に遭い、反対に欲を持たない善人は最終的にしんのすけのおかげで幸運に恵まれる傾向にある。
また、しんのすけの何気ない純粋無垢な言動を目の当たりにした事で、(劇場版に登場する一部の悪役達を含め)悪人であっても根は善良な人物は自身の愚かさを恥じて改心する他、仕事や特技などに挫折した人間や、スランプに陥るなどして迷いを抱いていた人間は光明を見出し、救いとなる事もある。
一例を上げると…
- 善人に幸運を与えるパターン
- 他校の女子生徒に告白しようとしている男子生徒は、それをしんのすけ、ネネちゃん、ボーちゃんに見られ、その姿をからかわれたり、泣かしたと勘違いされてアイスを奢らされたりしたが、道路に飛び出したしんのすけを助けようとして転倒し鼻血を出してしまい、それを見た意中の女子生徒からハンカチを手渡され、それがきっかけとなって清い交際を始めることとなった。
- 誠実なものの、今ひとつ冴えない自動車会社のセールスマンは、公園でのり弁を食べようとしていた所しんのすけと遭遇。のり弁の海苔を全部食べられたり、しんのすけのせいでカップルの男性に殴られたりと散々な目に遭い逃げようとするが、その途中で車が故障し立ち往生している女性と出会い、車を直したところ一目惚れされ恋に落ちる。
- ケガをしたしんのすけを助けてあげた大学生の青年は、その後恩返しに来たしんのすけに散々振り回され、挙げ句大学の講義に遅刻しかけたが、遅刻したおかげで元々大学生が乗るはずだったバス停に看板が落下する事故を回避することができた。
- 迷いを抱く人間を導くパターン
- 得意だったゴルフで最近奮わなかった会社員の男性は、珍妙な掛け声での素振り(オーソドックスな「チャー」「シュー」「メン!」ではなく「ラーメン」「チャーハンセット」「餃子付き!」とタイミングも何もないもの)を聞き苛立っていたが、子供とは思えないいい飛距離を見て、コツを掴もうと尋ねるも、要領を得ず、つい「何のつもりでゴルフをやっているのか」と声を荒げてしまうが、「楽しんでる」と返され、最近ゴルフを楽しんでいなかった事を自覚、本番のコンペで自分の好きなラーメンセットを叫びながらプレイしたところ「なんだあの変な掛け声」とされつつも「すげー飛距離」と言われるほどに調子を戻していた。
- 野原一家とみさえの両親、銀の介で熊本へ家族旅行に行った際に宿泊した旅館で板前見習いをしていた青年は、なかなか料理の腕前が上達せず、連日親方からどやされる日々に自信をなくしてしまい、職場から逃げ出そうとしていたが、偶然であったしんのすけとの何気ない会話の中で前夜の旅館の料理の中で、自分が作っただし巻き卵が「一番美味しかった」と絶賛された事で、もう一度修行をし直す事を決め、職場へ帰った。
- スランプ中のボクサーの場合は、緊張すると下痢気味になってしまう体質から肝心な場面で勝てずにいたが、しんのすけの奇妙な遊びからヒントを見出し、見事チャンピオンを打ち負かしてチャンピオンベルトを獲得した。
- 道路工事の現場で働く青年は、通りかかったしんのすけにおちょくられたり、通行人から怒鳴られたり、挙げ句雨に降られたことで仕事を辞めようとまで思い始めたが、しんのすけから傘を差し出され、再びやる気を取り戻した。
- 悪人を改心させるパターン
- モロダシ共和国の反乱軍の一員であったスーネは、しんのすけとの触れ合いで幼い頃病気で亡くなった弟を思い出し、最後はピンチに陥っていたしんのすけを救い、連行される際にはしんのすけへの感謝と心を入れ替える旨のセリフを残していった。
- しんのすけやかすかべ防衛隊の子供達をお菓子で釣って誘拐しようと企んだ男性は、「なんでも買ってあげないと気が済まない病気である」と話したことでしんのすけ達に所持金をほぼ食い尽くされる形でお菓子を奢らされるが、純粋に嬉しそうな表情を浮かべる彼らを見て自らの考えを反省し、「みんなのおかげでおじさんの病気治ったよ」と感謝しながら改心して去って行った。
これだけでは『怪我の功名』、『結果オーライ』な振る舞いに見えるが、目の前で家族をはじめとする親しい人達を傷つけられたり、明らかに悪人と理解した人間(主に劇場版に登場する悪役達など)には自分の意思で鉄槌を下そうと立ち向かい、逆に他者から善意を受けたり、目の前で困っている人がいると、自分なりのやり方で受けた恩に報いようとしたり、救いの手を差し伸べようとするなど、しっかりとした正義感や義理人情を持っている。
ボケ返しが多すぎてマトモに会話が成り立たない。特にマサオ辺りには余計に伝わらなかったりするのもお約束で、ゲーム版では話し相手がしんのすけと意思疎通ができず、困り果てる場面が多く描かれている。
次第に風間・ネネなどのレギュラーキャラの性格の変化や、ひまわり・ミッチー・ヨシリン・あい・むさえなどのトラブルメーカーたちが登場してきた事に加え、大人の事情や他のネタの広がりもあってか、しんのすけもある程度の賢さや良識を見せるようになった。他にもツッコミ側に回るなど性格も若干変化しているが、初期の段階でもまつざか先生に対しては的確に彼女の短所を指摘していた。
初期の頃から困っている人に率先して声をかけたり、怪我をした生き物(雀)を助けようとしたりするなど優しい心もちゃんと持っている。ある日バッタを見つけて一緒に飛び跳ねて遊んでいた所、誤って踏み潰してしまったバッタを自分の靴ごと埋めてお墓を作ってあげた事もあった。この時みさえから靴を片方紛失した事を咎められたが黙秘を貫いたり、マサオが遠足のおやつを買いに来た際、100円を落としてしまったことでおやつを買えないと泣いている中、自分のお釣りの100円を渡して、しんのすけが怒られる、という心配を(内心ビビりながら)受け流し、ひまわりを連れて散歩に来ていたみさえに詰められても(『正直に事情を話しても日頃の行いから信じてもらえない』上、『自分が真実を話してしまったら、マサオの母親にも話が伝わり、結局マサオが怒られてしまう』と考え)反論して逆撫でしてまで真相を黙秘し、その結果みさえの逆鱗に触れて頰を張られても口を割らずに、敢えて更に喧嘩を売るような事をしてまでも、マサオを庇おうとする(その結果、みさえを決定的に憤慨させて締め出しの罰を言いつけられてしまったが、みさえはその直後にマサオとマサオの母親から真相(マサオが落とした100円は家の玄関にあった事が判明)を聞き、しんのすけの一連の挙動がマサオを庇うためだった事に気づき、謝罪した)など、自分なりの筋を持ち、それにより自分がどんな不幸な目に遭おうとも意地を貫こうとする一面も持っている。
また、熱繰椎造が幼稚園から去った後、別れを悲しんで陰で泣いていたネネちゃんを見かけた際にはその気持ちを察し黙って慰めたこともあった。
その変則的且つ奇抜な趣向・性格故に、エリート思考の人間から下賤な存在として小馬鹿にされたり、屈辱的な悪態をつかれる事をしばしばあるが、そうした他者からの侮辱や煽りなどは殆ど意にも止めない(みさえやひまわりといった身内からの挑発に腹を立てるといった事はよくある)鉄壁とも言える煽り耐性の持ち主である。
その分、本気で激昂するとみさえやネネちゃんなどの普段ならば頭の上がらない人物達をも閉口させてしまう程の気迫をみせる。
束縛・干渉を嫌い、自由を愛するアウトロー(『めんどくさがり』とも言う)である。「子供だから欲しいものは欲しい、したい事はしたい」・「楽しいと思う事を楽しい分だけやる」という単純だが容易には貫けないポリシーに則って行動し、その姿が悩み・迷い・焦りを抱える人々を知らず知らず救う事も少なくない。親譲りか物欲や煩悩は大きいものの、虚栄心はあまり無い上に常に自然体である。
日頃の行動からは予想しづらいが、意外にも一度に大勢の人々から注目されると興奮するあがり症で、大きな舞台では緊張で必ず頭が真っ白になる。
連載初期はカメラを向けられても、緊張してしまう質だったが、後にそれは克服した模様。
誰に対しても等しい距離感で接することが出来るたくましさを有しており、いじめっ子・外国人・芸能人にも臆することなくワイルドを展開していく。ヒゲの濃いオカマなどビジュアル的に強烈な人にはたじろぐこともあるが、最終的には必ずと言っていいほど仲良くなっている。その為ヤクザの親分(高倉園長の事ではなく本物の組長である)・レディース暴走族・タカラヂカトップスターなど交友関係が広い。
2歳児時代から幸運体質であり、チーターが毎回連れてくる「ばら組の天才児達」を運の良さだけで次々と敗北させる・海外旅行や懸賞品にも数多く当選する・本来なら命に関わる程の状況でも何らかの形で助かるなど、しんのすけの何気無い行動が結果的に何らかの良い方向へ導くパターンが多い。
あまり表には出さないものの近しい人間関係をとても大事に考えており、カップ焼きそばについていた「かやく(加薬)」が爆発する火薬(加薬の同音異義語)と勘違いして死を覚悟したしんのすけが見た走馬灯は、家族や友人たちの笑顔でいっぱいだった(ウンコやチョコビもあった)。結局は無事だったが、みさえにその事を大笑いされて不機嫌気味に赤面していた。
また『暗黒タマタマ大追跡』では終盤でヘクソンに自分の思考をわざと読ませた際には訳の分からない思考回路の中にもみさえやひろしと言った家族の姿もよく見るとあったりする。
故に『自分の家族を侮辱される』と普段ならば考えられないような暴言を言い返したり、表立って立腹せずとも、普段以上に辛辣な皮肉をついて反撃する場合がある。年相応に純粋な考えも持っている描写もあり、あるエピソードでは晩御飯が鍋と聞いた時は、【鍋で煮込んだ物を食べる】のではなく【鍋そのものを食べる】と誤解してしまった。
アニメ版ではひろしの育毛剤を勝手に使用した後、それに気づいたみさえに戒めを兼ねたイタズラで「子供が育毛剤を使ってしまうと全身毛だらけになって、最後にはゴリラになってしまう」と嘯かれて『ゴリラに成り果てて家族や友人に見送られながら動物園に売られる』という内容の夢を見てしまうほどに戦慄し、その後昼寝している間に頭にロン毛のカツラを被せられ、それに気がつくと前述の夢が正夢になってしまうと思い込みゴリラになってしまう事を恐れ、「オラを動物園に売らないでー!」と柄にもなく号泣する程取り乱していた。直後にカツラがずれて真相が明らかになるが、みさえからは腹を抱えて転げ回る程に大笑いされ、普段とは逆にみさえを追いかけながら憤慨した。
土手で頭を打って記憶喪失になった際はうってかわって言動が品行方正になったが、思考パターンの根本に変化は無く、おバカは神からのギフトである事が証明された。ちなみに品行方正になったのは、記憶によって「自分はこう言う人間だ、この様に行動する筈だ」と言うところが大きい。
性格の良いところ・悪いところも全て両親(ないし両者の祖父母と伯父、伯母達)譲りであり、実際に普段の思考・言動は両親に通ずるものが多々見受けられる(特にイタズラ好きとスケベに関しては一族揃っての筋金入り)。
兄として
妹のひまわりが誕生して以降は少々ながら兄としての自覚を育んでおり、妹ばかりに構う両親に訝しながらもグズるひまわりを放っておけなかったり、防衛隊員に自分がひまわりのオムツを変えたことを自慢げに話したり、屋根から落ちそうになったひまわりを助けて足を骨折した事もある。
映画
両親と離れて防衛隊員だけで行動する事が多く、その際は何よりもひまわりの安全を最優先しているような描写が多々見受けられる。防衛隊員・シロとの関わり方はあまり積極姿勢という訳では無く、むしろ億劫がる事が多い。しかしここぞという時にはヌッと現れ、さりげなく支えになっている。
嗜好だゾ❤️
食べ物
好きな食べ物はお菓子全般(チョコビ)・カレー・納豆などで、嫌いな食べ物はピーマン・タマネギなど野菜全般である。特にピーマンはみさえに無理やり食べさせられたり、ピーマン料理で気を失うなどかなり苦手としている。しかし「ストーカーは許さないゾ」でみさえに無理矢理タマネギを食べさせられそうになった時には、ななこが来た途端にいい所を見せたい一心でタマネギを食べたり、「逆襲のロボとーちゃん」で洗脳されたロボひろしにピーマンを無理矢理食べさせられそうになった時には、はじめは拒否していたものの、ロボひろしの元来の記憶を取り戻したい一心でピーマンを食べた事でロボひろしの記憶を取り戻したりしていた。
基本的に子供らしい好みの持ち主だが、高級な食べ物も好む描写も多く、お銚子の匂いを嗅ぎたがったり、刺身や枝豆を楽しむ一面もある(ちなみに枝豆と刺身はひろしの大好物)。納豆に対するこだわりが強く、祖父ぎんのすけが納豆に生卵を入れたことで大ゲンカになった。ただししんのすけは、『納豆はシンプルなネギと醤油だけで100パーセントの力を発揮できる』というのが持論であるが、味噌汁にネギを入れるのは絶対に許さない。
一方で食い意地が張っている一面もあり、夕食の手巻き寿司の材料のマグロをブロックごとかじったり、うがいと称して大量のお菓子やジュースを用意することもあった。
また、その食い意地が災いしてお菓子の食べ過ぎによる腹痛で入院沙汰になったこともある。
好きなものは最後まで取っておくタイプで、楽しみにとっておいたショートケーキのイチゴをひまわりやみさえに食べられて激昂することもしばしばである。
娯楽
遊びに関してはオールラウンダーで、何でもそつなく楽しく行う。自分で考えたオリジナルの遊びを単独で実践している事も多い。テレビ番組『アクション仮面』と『カンタムロボ』の大ファンであり、変身セットを用いた本格的なごっこ遊びに興じている。自作のキャラクター『ぶりぶりざえもん』を主役にした物語を制作して、(本人いわく)「しゃっぱんしゅ」に持ち込もうとしたこともある。
昔話・教育番組にはあまり興味が無いようだが、変わり種の絵本(「小太りじいさん」「ジャガイモ太郎一代記(800ページ)」「夜の銀ぎつね暗黒街をゆく」「けつあな太郎vs玉袋さおの助」など)は多数所持している。
お気に入りのおもちゃは「怪獣シリマルダシ」で、特にお尻の部分は妹のひまわりに舐め回される事が多い。
異性
野原家の血筋なのか「きれいなおねいさん」には滅法弱く、また惚れっぽい。道で発見した女性に果敢にナンパする姿はしんのすけの代名詞の1つであり、アニメのテーマ曲『オラはにんきもの』の1番の歌詞は、ほぼナンパについてのみ歌われている。とはいえ、美女なら誰でも良いという訳では無いようで、実際に映画『ヘンダーランドの大冒険』では、「オラ、美人でも悪いおねいさんはキライだゾ!」と断言している。
その為、幼稚園行事の遠足をするエピソードでは、知らない女性について行って迷子になることが多いが、前述の通り自分の行動に自覚が無いので、園のみんなのほうが迷子になったと勘違いするのがお約束である。ただし、本気で惚れた女性の前ではあまり軽い言動をせず、むしろストイックで格好良い男性像を演じようとする。マジな恋に破れたときはかなり引きずるタイプである。しかし失恋直後に好みの女性と出会うと、あっさり元気になってその女性をナンパし、マジに恋した相手の女性・失恋のことを忘れている。
基本的には大人の女性が対象となっている。しんのすけにとっての「子供」のラインは非常に厳格で、女子高生未満に興味を抱く描写は作中にほぼ存在せず、呼び方もいつもの「おねいさーん」ではなく「おねーさん」のニュアンスだったり、名前を知ってからはちゃん付けで読んでいたりする。
一応劇場版では物語の展開上とは言えオリジナルキャラクターに興味を抱く事があるが、女子大を訪れた際は地上の楽園かの如く喜ぶなど、色々としっかりわきまえているのが素晴らしい。全国のロリコンたちは見習うべきであろう。
女性芸能人のチェックも怠らず、好みのタイプとして挙げる芸能人は時代と共に移り変わっている(かとうれいこ・岡本夏生→小宮悦子・内田有紀→雛形あきこ・藤原紀香・優香→上戸彩・関根麻里)。
巨乳・水着に目が無いが、脚線美・うなじなどのフェティシズムに理解がある。本気で興奮すると「シュシュポポシュシュポポ」と叫んで機関車のように走り回る。ひろしとみさえがいい雰囲気になると、「布団敷こうか?」・「子供は早く寝てやるか。」などと口走ることもあるが、これはしんのすけが「大人はそういう雰囲気になると得てして2人きりになりたがる」という事を漠然と感じ取っているだけで、彼にこの辺りの性的な知識はほぼ皆無に等しい。
スカートめくりなどの直接的なセクハラはみさえやふかづめ竜子など近しい女性以外には行わないようだ。ひろしとは父子揃って(時には祖父の銀の介も加わる)きれいなおねいさんに鼻の下を伸ばすも、しんのすけが青冷めた顔でみさえに袋叩きにされるひろしを見捨てて逃げるパターンも多い。
きれいなおねいさん好きに関してはみさえのお腹の中にいる状態の胎児の時点で既に片鱗があったようで
- ひろしが読んでいた雑誌に映ったきれいなおねいさんに反応してお腹の中で揺れまくる。
- 出産時に立ち会っていた看護婦が中年女性の時はなかなか出てこず、一瞬若い看護婦に変わった時だけ急に頭から出てこようした(そして中年女性に交代したらまた引っ込んだ)。
前者の反応を見たひろしはこの時点で性別が男であると確信している。
人間関係だゾ
ななこ
目のゴミをとってくれた事から一目惚れしており、それ以来彼女に特別な感情を抱き続けている。一方で「高い高い」をしてもらった際には興奮して熱を出してしまった。
一方で夕陽のカスカベボーイズでは、映画オリジナルのヒロインであるつばきにも恋をしている。しんのすけがななこ以外でかつ大人の女性以外の異性に本気で恋をしたのは本編と映画を含めても彼女のみだったが、最終的に悲しい別れとなって失恋した。
風間トオル
何かとしんのすけの行動に呆れたり諌めたり、時には本気でケンカをすることも多いものの、勉強に疲れた時は自宅に招き入れて宿泊させる・一緒に遊んで息抜きするなど良好な関係を保っている。正反対な性格にありながら、意外と連係プレーを発揮する事が多い。
キス・耳責めなどのセクハラをする事もある。映画「オトナ帝国の逆襲」で風間が口を付けた紙パックジュースを勝手に飲んだ際は、頬を赤らめながら「風間くんのが飲みたかったの~」と言って防衛隊員をドン引きさせ、風間に女性の噂が立った時は「風間くん、オラというものがありながら」・「ひどい!オラとは遊びだったのね」などと冗談なのか本気なのか分からない落ち込みっぷりを見せたりした。
お前は一体どっちなんだ。どっちもかもしれないが。
佐藤マサオ
彼もまた、風間くんと同様にしんのすけの行動に何かと被害を被ることも多いが、それでも基本的には仲の良い友達である。マサオがいじめられている際には、しんのすけに度々助けられることも多い。
ボーちゃん
同じ天才肌同士からか、ボーちゃんとは防衛隊メンバーの中では最もウマが合うようで、しんのすけが考案した奇妙な遊びに嬉々として付き合ったり、連携プレーや協力技を見せるなどしている。
酢乙女あい
クインビーじみた彼女からのアプローチで何人もの幼児の心をキューピッドが打ち抜いていたが、唯一しんのすけにだけは矢が刺さらず、歯牙にも掛けられなかった。
この事で対抗心を燃やしアプローチを続けるも「子供には興味ありません」と言ってバッサリ振った。
その事でコワモテ髭面のキューピッドに射抜かれてしまい、以後「しんさま」と慕いくっついてくるようになる。(しんのすけは前述通り友達としてはともかく異性としては興味がないので少々鬱陶しそうにしている)
能力だゾ
野原しんのすけは超人であり、他の防衛隊員も同様である。
身体能力
5歳児とは思えない強靭な筋肉と卓越した運動能力を有しており、スポーツのルールはほとんど知らないが、センスと悪運だけで常に勝利をもぎ取っている。ここではその一例を列挙する。
- アイススケートで4回転半ジャンプを決める
- 三輪車でバイクと並行して走行する
- 割り箸で木の葉を叩いた後、ひまわりが息を吹きかけただけで割れる程の精度で真っ二つに斬る(竹刀であれば道着をザックリと切断出来る)
- 半ケツフラダンスでスノボを乗りこなす(途中茶色い物体を落とす)
- 一切凹凸の無い壁を自在に移動する
- テニス勝負においてプロレベルの成人男性からクシャミの勢いでサービスエースを取る
- クリープ現象とパーキングブレーキだけで車を運転する
母であるみさえとの攻防戦で鍛えた石頭や変わり身・縄抜けのスキルも高く、唇の吸引力・尻の挟みこみ力も常人離れしており、同攻防戦で鍛えた尻は石頭・浣腸攻撃同様に映画では度々武器になっている。
感覚
大変良好な視力を有しており、「あ、おねいさん首のところに赤いのがポチッと」と言って
女性を辱めるプレイを何度か行っている。尻の神経が鋭敏で、尻で触れることによってより詳細に対象を把握することができる。森で迷った時も、「しりセンサー」の感じるままに移動して脱出に成功した。
洞察力
ひろしやみさえがしんのすけを出し抜こうとしても先回りする・モノマネもその相手の特徴を的確に掴む、自宅が再建された際、勝手に設置された隠し扉に気付くなど、観察眼も大人顔負けである。演技力も特筆もので、スキー場でななこがナンパされたときはとっさに息子を演じて追い返した。
技術力
ごっこ遊び用の着ぐるみを自作したり、2台のコンピューターを駆使して簡単なアニメを即興で作り上げるなど、驚異的なハイスキルを有している。文字は5歳児らしくまだまだ拙いが、簡単な漢字程度なら書いてしまう程度である。
粉ミルクを作ってひまわりに飲ませる・ボタン付けをみさえに習って習得するなど、家庭科・生活関連のスキルは5歳児の域を超えている。針に糸を通すことができずにイラつくなど細かい作業を嫌う時もあるが、飲み込みが早く1つのことに熱中するタイプなので、最後には必ず技術をモノにする。
ただし非常に飽きっぽい性格ゆえ、そのスキルが継続的に活かされることはほぼ無い。(「出来ない」と言う事にムカつくタイプなので、出来るようになった=目的を達したら辞めてしまう)
事実剣道に挑戦した際には、出場した大会において『ライバルの代々木コージローへの雪辱』という目的をもって挑み、準決勝で見事それを達成すると、そのまま決勝は棄権してしまった。その後師匠の武蔵野剣太との師弟対決を最後に、剣道はきっぱり辞めてしまっている。ただし彼は気付いていなかったが、その際に見せたスキルは風圧で道着を切るなど達人レベルまで到達していた。
「ねんどゲージツ『たらこ』」「さらし首」などの創作物から窺えるそのセンスは未知数である。以上のスキルやセンスに加えて社交性・強運もある事から、園長先生に「案外こういう子が出世する。」と言わしめるなど将来性は高い。
遊戯だゾ
しんのすけが考案した独特の遊びを紹介する。主に下ネタなどの諸事情により、現在はお目にかかれないものも存在する。
ケツだけ星人
言わずと知れたしんのすけのお家芸。尻を出して上体を屈め、尻が自律しているかのごとく動き回る。この際「ぶりぶり~ぶりぶり~」と発声する。
上級者であるしんのすけは左右の尻をモグラ叩きのように動かすことも可能で、野生動物の目には未知の存在として映るらしく、ジャングルで虎を撃退したこともある。
バリエーションに、玉袋を引っ張り出した「おたのしみ袋付きケツだけ星人」がある。しんのすけ本人もケツだけ星人が常軌を逸していることはある程度承知しているらしく、風間がやむにやまれずケツだけ星人をした時は「げんめつだ」と感想を残し、ななこおねいさんにケツだけ星人を見られた時は激しいショックに見舞われていた。
父のひろしが痔の手術をした肛門科で女医と看護師にケツだけ星人を披露した際には、「この子いい肛門してるわね」と逆にまじまじ観察され、完全敗北を喫している。
ダンス教室で披露した際には講師からハイレベルなダンスステップとして絶賛されたり、映画『爆盛!カンフーボーイズ』では、ぷにぷに拳の9つ目の極意『ここのつここから戦意尻失(せんい しりしつ)』という技の一種とされたりしている。
現在ではテレビのコンプライアンス上の問題で、ズボンをしたままケツだけ星人をしている。尻を直接見せられなくなったが、人前でやっても引かれない・しんのすけ以外も披露できるなど汎用性能が向上した。地上波放送程に規制が厳格では無い劇場版・ネット放送などではこれまで同様に尻を出したバージョンをコンスタントに披露している。なおゲーム『大魔王の逆襲』では、ケツだけ星人を模した「ケツケツ星人」と言う敵キャラクターが登場する。
ぞうさん
童謡「ぞうさん」に似たメロディーを歌いながら露出した性器を左右に振り踊る。この際ちんちんが鼻に相当するように下腹部にゾウの顔を描いておかなければならない。しんのすけは動物園でこのぞうさんを本物の象に見せて困惑させている。しんのすけが好んで行う遊びの1つであり、足を捻挫して「足がぞうさんみたい」と言われた際は腫れた足でぞうさんをやり痛がったり、劇場版では丹波哲郎とのぞうさん共演も果たした。しんのすけが赤ちゃん時代にひろしがこれとよく似た踊りを行っており、この時しんのすけが初めて喋った言葉は『オチンコ』であった。
怒りのケツ顔マン
シャツまたはズボンで顔の上部を覆い、頬を膨らませ口をすぼめることで顔を尻に擬態する。
便秘の人のように「プップスー」と息を漏らして移動する。ケツだけ星人同様動物には異様なモノに、映るらしく、怯えて逃げてしまう。
似たものとして、ストッキングを被った「変な顔マン」というものもある。
ケツだけ歩き
しんのすけが苦難の末に成功させた歩行法で、文字通り全く足を使わず尻だけで地面を歩く。しんのすけ曰く「人間にふかのーは無い」との事だが、劇中ではそのまま重力を無視して壁や天井を歩きまわるという常識外れな技までやってのけている。
劇場版「嵐を呼ぶジャングル」内の、サルに反旗を翻した人間たちによる集団ケツだけ歩きシーンは圧巻である。
実際にやるのは不可能だと思われがちだが、一応可能でエクササイズの一環にもなるとか。
いなりずし
ごっこ遊び・コスプレ
多種多様な生き物などに変身する。ギャグ漫画の補正といえばそこまでだが、衣装も即興で作成している。
道で死体のように倒れるただそれだけの奥深い遊び。雪が降れば凍死体ごっこも可能で、形式としては土下寝に近い。
- さなぎごっこ
木・電柱にさなぎのようにとまり、そのまましがみついたまま殻を破って蝶に変身し飛び出る、しんのすけの脅威的な体幹能力あっての技である。
- 白ヘビごっこ
口紅を顔の幅いっぱいに塗り、口にサキイカを咥える事で蛇を再現している。
- じいさまごっこ
ひろしのガラパンを頭にかぶる発想が白眉。
- 道端におちてるウンコごっこ
正確には「部屋の片隅に落ちているかりんとうごっこ」である。
その他にもむささびごっこ・コアラごっこ・天ぷらごっこ・なめくじごっこなど多くのバリエーションが存在する。一応アクション仮面ごっこのように年相応のごっこ遊びをしない訳では無い。
このごっこ遊びから発展して、ゲームではコスプレ衣装を活かして大活躍する。ゲームで使用したものは次の通り。
嵐を呼ぶシネマランド
- アクション仮面
- 本物と同様の戦闘力を手に入れる。アクションビームやアクションキック、回転して敵に突撃するアクションローリングサンダーが得意技。
- サル
- 壁蹴りでのジャンプや、蔦にぶら下がっての移動などアクロバティックな活躍を得意とする。
- カエル
- ジャンプ力が上がり、吹き戻しをフックに引っ掛けてぶら下リアクションも可能。
- ニワトリ
- 翼を羽ばたかせてホバリングが可能で、嘴や産み落とす卵での攻撃が得意技。
- ハチ
- 一定時間だけ空を飛ぶことが出来、お尻の針で敵を突き刺す攻撃が得意。
伝説を呼ぶオマケの都ショックガーン!
- ムササビ
- 滑空アクションで空中を移動できる。
- ゾウ
- 鼻を使ってぶら下リアクションや攻撃を行う他、怪力で物を動かすことも可能。
- ペンギン
- 水中を泳ぐことができる代わりに地上では動きが鈍る姿。陸上では滑って移動が可能。
- ホタル
- 一定時間だけ空を飛ぶことが出来、尻尾で暗い場所を照らすことが出来る。
嵐を呼ぶぬってクレヨ〜ン大作戦!
- ヘチマ
- 蔦やフックにぶら下がるアクションが得意。また、ぶら下がった状態で下ボタンを押せばスリングショットの要領で大ジャンプが可能。
- カタツムリ
- 殻にこもって転がったり、垂直の壁を登るアクションが可能。
- クワガタ
- 顎で掴んだ対象を投げ飛ばしたり、引っ張るアクションが可能。
- ナマズ
- 水中でも呼吸しながら自在に泳ぐことが出来、ボタンを連打する事で電撃、陸上で急降下すれば地震を起こして敵を怯ませる事も可能。
- カンタムロボ
- 小人役のカンタムロボから貰ったコスプレで、一定時間バーニアでの飛行が可能。得意技はお馴染みのカンタムパンチ。
- カンガルー
- ジャンプ力が強化され、グローブ付きのステッキで敵を殴打できる。チャージすれば更に威力の高いパンチを放てる。
嵐を呼ぶねんどろろ〜ん大変身!
現在公開出来ない物の一例
- 粘土
具体的に言えばその中のある作品。しんのすけの作る作品といえばたらこか明太子(双方の判別は不可)が有名だが、初期の原作マンガでは内容が内容の為単行本への掲載が禁止されているエピソードが存在する。ちなみに幼稚園でしんのすけが制作した作品が天安門広場。(デカい戦車)であるが、掲載できない理由はお察しである。
しんのすけの姉の存在だゾ?
実は単行本には収録されていない原作第6話で「しんのすけには中2の姉がいるらしい」設定があった。この第6話以降にその「しんのすけの姉」が出てくる事が一切無く、当時は幼稚園での出来事が中心だった事による設定の整合性がとれない事と、野原夫妻の第1子のままで話が進んだ為に未収録になったと思われる。
仮に中2の姉が存在したとすれば、みさえは14歳から15歳で第1子を身ごもった事になってしまう。あるいは養子の類という事か。
そもそもこの姉の存在が出てきたのは、チーターが「陸上部のエースの中学の兄」を自慢した事に対し、しんのすけが「まだ体験していない中2の姉」がいると発言したからであり、おそらくしんのすけが適当に対抗する様な事を言っただけの出まかせだった可能性が高い。後年に描かれた両親の出会い話では8年前に接点を持ったと明かされた為、中学生の実子は有り得ない。
少なくともこの設定は上記の会話が登場した話共々幻のものとされ、現在の野原一家にはないものである。
ただししんのすけが10歳、ひまわりが5歳くらいになった時にどうやら2人に弟ができるらしい事があるとエピソードで仄めかされている。
突然の声優の交代だゾ
2018年6月1日に野原しんのすけを演じた矢島晶子が降板することが発表された。理由はしんのすけの声を保ち続けることが難しくなった。役としての自然な表現がしづらくなった。と本人から語られている。1992年4月13日の放送開始から降板する2018年6月29日の放送まで26年3ヶ月という長い期間を演じたこととなる。
現在は小林由美子が引き継いで2代目しんのすけ役として演じている。詳しくは公式サイトにアクセスして欲しい。ちなみに小林は幼少期のひろしを演じた過去があり、違うアニメだが同じく過去に「ひまわり」という名前の女子ハムスターや、「シロ」という名前の白いオス犬を演じていたことがある。
後の2021年11月23日放送の「踊る!さんま御殿!!」に出演した際に電話で話せないからスタジオに来てくれと呼び出され防音の完璧なアフレコスタジオに呼び出されるという厳戒態勢の雰囲気に2代目しんのすけをやってみないかと言われるまでメチャクチャ怒られると怯えてたとのことでオーディションではなく指名だった事が明らかになった。
プロトタイプキャラクターだゾ
実は野原しんのすけにはプロトタイプに当たるキャラクターが存在し、それが作者の別作品「だらくやストア物語」に登場するだらくや社長二階堂信之介の幼少期の姿である。
じゃがいも顔・一人称・「しんのすけ」という名前も彼から受け継がれたものだが、あくまで彼から発展したキャラクターがしんのすけというだけであり、二階堂信之介の幼少期そのままという訳では無い(他の作品でいうとセイバーと旧セイバーぐらい違う)。
家族
父
母
妹
犬
祖父
祖母
伯父
伯母
叔母
かすかべ防衛隊
派生キャラクター
しんのすけのイタズラだゾ(しんのすけ〜💢)
しんのすけはよくイタズラをするため、みさえに怒られることが多い。
特に原作の初期は口紅を使ったイタズラが多く、自分やシロの体に塗りたくるのはまだしも、ひろしのワイシャツにキスマークを付けて、ひろしとみさえの夫婦仲を離婚寸前まで引き裂くというシャレにならないレベルのイタズラをやらかしたことがある。
しかし、口紅をおもちゃと思っているのか、その後も断固拒否しているのか懲りずに口紅でイタズラをすることも(平成中期以降は視聴者からのクレーム回避かテレビアニメで口紅を使ったイタズラは激減している)。
それ以外にも、おもちゃ入りのバスボムを大量に入れて風呂場を泡だらけにした挙句、排水溝を詰まらせたり、油性マジックで落書きをしたり、ガムテープを貼ったりと、枚挙に暇が無い。
しんのすけの珍語録集だゾ(それを言うなら...)
しんのすけのおバカさ加減のひとつと言えば、天然であれワザとであれ、おバカな言動を何度も繰り返すことにある。まだ5歳児ということもあり間違った表現を連呼し、ひろし・みさえ・風間くん、ゲストキャラクターなどに何度もツッコまれるのが日常茶飯事となっている。自分が正しいと思っているのか「そうとも言う~」と返したり、怒られたときには「いや~それほどでも~」と、しんのすけがその都度返すのがお約束となっている。
間違った表現 | 正しい表現 |
---|---|
フトモモ | 太っ腹 |
ただいま | おかえり |
おかえり | ただいま |
ブラジャー(正確には「ブラジャー!」と強調する) | ラジャー |
しゅっぱつおしんこー、なす(きゅうりなことも)のおしんこー | 出発進行 |
おつや | おやつ |
今日はooのおやつだゾ | お通夜 |
シクヨロ | よろしく |
エコミノー | エコノミー(エコ) |
エコジロー | エコロジー(エコ) |
モチショウユ | モティヴェイション |
男のマロン | 男のロマン |
分チンの術 | 分身の術 |
サンパルのイタメシ | サンプルのお試し |
ユキダルマ | 行き倒れ |
ゴンゴダンゴウ | 言語道断 |
ファイトイッパツ | 危機一発 |
ハナゲのイタリ | 若気の至り |
マジらわしい | 紛らわしい |
おマタげない | 大人げない |
おマタをしめつけられる思い | 胸を締め付けられる思い |
ハラがへっては、いいクサ生えない | 腹が減っては、戦ができない |
これにて、デメタシデメタシ | めでたしめでたし |
デラックス | リラックス |
カピカピ〜 | ピカピカ |
キラキラ星注意団 | 綺羅星十字団※1 |
ゴリラ男爵 | あしゅら男爵※1 |
こねぎ、たまねぎ | こむぎ※2 |
※1アプリゲーム『スーパーロボット大戦X-Ω』で期間限定参戦時において発言。
※『わんだふるぷりきゅあ!』においての発言。
余談だゾ
原作・アニメ共に「笑う時は正面を向かない」という決まりがある。
原作の連載初期の頃は極僅かではあるが読者に向けて笑顔を見せるシーンが存在するものの、現在は一貫して読者やカメラから顔を背けた状態でニヤリとした口元だけを見せて笑う。
(これは妹のひまわりにもしっかり遺伝しており、かすかべ防衛隊が初めてひまわりと対面した際には風間とネネが『しんちゃんと同じ笑い方…!』と引いていた)
(だがこれは言い換えれば、読者やカメラに向けていないだけで、作中の登場人物は幾度となく彼の笑顔を正面から見ていることになる。当たり前と言えば当たり前だが)
(その決まりもあってか、ねんどろいどで立体化された際も笑顔パーツは再現されなかった)
ただし例外として、サングラスやおもちゃの変身スーツなどで顔の上半分を完全に隠した状態に限り、正面を向いて笑っているシーンが確認されている。つまり目元さえ見せなければ正面向きの笑顔を描写しても良いという特殊裁定(?)があるらしい。
また別人になるが、映画「ブリブリ王国の秘宝」では、しんのすけと瓜二つのスンノケシ王子がカメラに向けて笑顔を見せている。
原作者・臼井儀人が鬼籍に入った現在、野原しんのすけの真の笑顔は永遠の謎となった。
関連タグだゾ
クレヨンしんちゃん クレしん しんのすけ 美尻 レッドヒーロー バカレッド クールレッド
公式(?) 腐向け→しん風