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概要編集

CV:富沢美智恵


まつざか梅(まつざかうめ)は、クレヨンしんちゃんのキャラクター。イジられキャラである。アクション幼稚園(アニメではふたば幼稚園)のばら組の担任を務め、個性豊かで増え続けるばら組の園児を従える凄腕でもある。スタイルが良く美人だが、見栄っ張りでブランドオタクな浪費家であり、食事に困る姿がよく描かれる。ナルシスト気味な性格の残念さが隠しきれていない為、彼氏がなかなかできずにいる自称「六本木住民」である。


『梅』という古臭い名前がコンプレックスで、本名で呼ばれる事を嫌悪しており、「梅干し」嫌いである。そのため、指名欄に偽名を記載することもある(『さおり』など)。しんのすけにはわざと「梅さん」といじられることがあり、その度に「梅って呼ぶな!」と不満を露にする。


実家は農家な為なのか、彼女は農作業が得意だったりする。3姉妹の末子で姉に松(中学校教師)・竹(小学校教師)がいるが、特に竹には「チーママ」というあだ名がある。


人間関係編集

よしなが先生編集

ケンカする事もあるが特別仲が悪い訳では無い。実は存外なお人好しで涙もろい一面もあり、よしなが先生が思い悩んでいた際にはぶん殴って活を入れていたが、その後思いっ切りつねり返された。


よしなが先生が急病で入院した際には「早く元気になってよね。喧嘩相手がいないと寂しいからさ。」と本音を漏らしていた。初期時代はひまわり組の園児(特にしんのすけ)を見下す態度が見られたが、割りと早いタイミングでこういった面は鳴りを潜め、人の良さや他の先生共々しんのすけに振り回される面が強調されるようになった。


行田徳郎編集

接骨院で出会った恋人であり、一番の理解者である。徳郎と出会うまでは「彼氏イナイ歴25年」としばしば紹介されており、原作では婚約に至ったものの、南ボボサルマータ(国)で発生した爆弾テロで帰らぬ人となった。自分も後を追おうと自暴自棄になった事があったが、徳郎が残した手紙を見て生きる気力を取り戻して復帰した。アニメでは徳郎がチリに赴任中のままで登場しなくなったが、設定では徳郎は2024年現在もまつざかとの関係は継続している様である。2024年現在も徳郎のようなイケメン男性に色目を使う・婚活に精を出しているが、大抵上手くいっていない。


BGM編集

アニメでは初期時代から登場する度に専用BGMが流れ、彼女を主役にしたアニメオリジナル回が多数放映されている。オリジナル回には野原ひろしの部下の川口と良い雰囲気になった物も有るが、自身の見栄っ張りが原因で破局している。


服装編集

服装はとにかく露出度の高いものを好み、服はボディコン・水着はハイレグとセクシー思考である。園児の前でもそれは変わらず、マイクロミニ丈のボディコンを着て遠足に行くほどである(時代を感じさせる)。男性の目を惹きたいというのも理由の1つのようだが、全く実らない。


幼稚園教諭として編集


何だかんだで幼稚園での仕事には意外とやり甲斐を感じているらしく、給料が良いエレガンス幼稚園に1度スカウトされたこともあったが、スカウトマンがふたば幼稚園をバカにする言動を取ったことが気に入らず断り、相手の頭に水をかけてコップを頭にグリグリと擦り付けた挙句「わたしの前にそのツラを2度と見せるんじゃないわよ」と一蹴していた。その毅然とした態度で一部始終を見ていたしんのすけ・ネネ・組長(園長先生のこと)・その場にいた周りの人間が絶賛するほどの格好良さを見せた。


性格編集

いざという時には身を呈して園児を守るなど男気溢れる一面もある。ただし物語初期にはひまわり組をバカにする言動を取ったり、周囲に対する嫌みなど本当の意味で「嫌な女子」であった。連載が伸びるにつれて性格が大きく変わったあるいは成長したとも言える人物でもあるが、アニメでは時々思い出したかのようにひまわり組とよしなが先生に対抗意識を燃やしているエピソードも有る。


派生漫画『しんちゃんズ・エンジェル』では、高級ブランド品を付ければ付けるほど強くなる「武乱道」の使い手として登場した。酒に酔うと下らないダジャレを連発する。


イケメンに弱く見栄っ張りな性格や、国語教師で和服を常に着ている姉がいるなど境遇や性格の面で野原みさえとの共通点も多い。



余談編集

作者の別作品《しわよせ人材派遣》には、まつざか先生とよく似た容姿の人物「竹ゆたか」が登場する。性格も改心後のまつざか先生とよく似ており、飲酒や喫煙をしたり、レースクイーンに憧れるなど派手なものが好き。主要人物の名前にも松や梅が入っているなどまつざか姉妹の特徴にも通じる部分がある。


担当声優の富沢美智恵は『美少女戦士セーラームーン』のセーラーマーズを演じており、作中でもセーラームーンのパロディネタが出たことも有ってか下の関連イラストにも有るようにセーラーマーズの格好をしたイラストも見られる。


普段は隠しているが、実家が農家なこともあって園児たちの芋掘り体験では芋を掘りたい衝動に駆られてウズウズし、「六本木生まれの六本木育ち」という設定を忘れて田舎の方言丸出しで園児たちに農業の何たるかを熱弁した。


農家育ちという経歴と知識は時に役立つこともある。幼稚園の餅つき行事の際、業者の発注ミスによりもち米ではなく普通の米が届いてしまい、餅が作れない状況に陥った時は、まつざか先生が機転を利かせて五平餅を作り、園児たちを大いに喜ばせた。


連載当初の1990年代の感覚では24歳というと女性としては若くないため、婚期を焦る場面もあった。現代の若者の感覚では意味が分からないことであり、当時の時代が感じられる。


2015年6月26日放送の「ぬか漬けデビューだゾ」では、ぬか漬けの話で盛り上がるしんのすけとよしなが先生に思わず横槍を入れた。祖母の代からぬか漬けを云十年に渡り受け継いできた事と、それが所以で「ぬか漬けの梅ちゃん」と呼ばれていた事を暴露してしまう。


カラオケでは中島みゆきの曲を好んで歌う模様。【先生たちの合コンだゾ】では「地上の星」を唄い、映画「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」では屋形船の中で「ひとり上手」を滝のような涙を流しながら熱唱。組長やよしなが先生、園児たちを怯えさせた。


それなりに運動神経に優れたよしなが先生とは対照的に、自身は『鉄の人魚姫』と評されるほどカナヅチな上にボーゲンも満足にできないほどの運動音痴。ただ本人の見栄っ張りな性格から周囲には隠し通している。


「美人だけど性格が悪い」と度々いじられるが、その美貌とスタイルは本物であり、よしなが先生と同じ水着を着た際は「よしなが先生はビーチのお散歩、まつざか先生はビーチの大冒険」とまで例えられる差を見せつけた。意外と男性の方から惚れられる事が多く、男子高校生に一目惚れされる・上記の幼稚園のスカウトマンからも「美人先生」と呼ばれる・記憶喪失になったしんのすけが一目惚れして本気で交際を申し込むという前例があった。男子高校生の方は本人は満更でも無い様子だったが、自分に夢中になるあまり受験勉強が疎かになっていたり、幼馴染の少女がいた事に気付いて園長としんのすけにヤクザの親子を演じてもらって振った。

また鼻水を拭いてあげた事からボーちゃんに惚れられて(トイレにあった)花を渡されてプロポーズされたこともある。ボーちゃんからは「15年後にまた来ます」と言われ、本人もまんざらではなさそうであった。


「雲黒斎の野望」で発生したパラレルワールドではなんと保育士でなく芸能人になっており、テレビでは自身を囲むマスコミに自身の名前を呼ばれると「うめって呼ばないで」とサングラスを外してカメラを睨んでいた。


ちなみにはバラと同じバラ科の植物であるが、ばら組の担任になったのは偶然だろうか?



関連イラスト編集

セーラーウメまつざか先生

梅さんの一人酒アプリ刑事とじゃがいも刑事


関連タグ編集

クレヨンしんちゃん アクション幼稚園 残念な美人

組長先生 吉永みどり 上尾ますみ 六本木 行田徳郎

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