CV:井上和彦
概要
クレヨンしんちゃんに登場する人物で、整骨院の先生。26歳。
骨折で入院してきたまつざか梅と出会い、その後二度も破局の危機に遭いながらも恋人同士となった。
重度の骨マニアであり、フライドチキンや魚の骨などいい形の骨があると我を忘れて熱中してしまうほどで、シロの持っている骨を譲って欲しいと取り合いになったことすらある。
原作では最終的に梅と婚約にまで漕ぎ着けるが、ブタハナザウルスの化石発掘のために訪れた南ボボサルマータのホテルで起きた爆弾テロに巻き込まれて帰らぬ人となった。
(彼を化石発掘に誘った恩師は、内政が不安定な時期に彼を連れて行ったことを深く後悔しており梅に涙ながらに謝罪していた)
その後、梅は勤務中にも飲酒をして後を追おうとするほどに追い詰められるが、彼の遺書の内容を聞くことにより立ち直った。
(梅はその後一部のPTAから勤務中の飲酒の件を咎められ懲戒免職を要求されるも、みさえ達と園児達の懇願により三ヶ月の減給処分に落ち着いた。なお、勤務中の飲酒についてはPTA役員側もバイト中に試飲のワインをがぶ飲みしてたことをばらされている)
アニメではチリに赴任した後に登場しておらず、梅自身は時折婚活にいそしんでいる事で過去の恋人として扱われている為、アニメ版のほうも描かれていないだけでなくなってしまったと思われる。
余談
上記の通り、原作での徳郎は爆弾テロに巻き込まれて亡くなるというかなり悲劇的な結末を迎えており、読者からも非難の声が殺到した(徳郎は梅だけでなくしんのすけ達とも何度か交流があった人物であるために尚更である)。このエピソードがアニメ化されないのも、やはり昨今の事情を考えると致し方ないところである。
因みにこれより前に野原家は、不幸な偶然が重なり家一軒吹き飛ぶ爆破事故に巻き込まれたにもかかわらずギャグマンガ原作であるが故に無傷で生還していた(こちらはアニメ化されている)。この落差は一体・・・。もっと言ってしまえばクレしん映画の場合は、このように普通なら死んでも可笑しくない状況も珍しくなかったりする。
また「せめてアニメ版だけでも結ばれてほしい」、「クレヨンしんちゃんだから、『実は生きてました!』といった感じにしてほしい」というファンの声も上がっている。