概要
野原しんのすけが恋をしている女子大生。20歳で保育士志望。原作とアニメで性格や容姿が異なる(下記参照)。
しんのすけからは「ななこおねいさん」もしくは、「ななこ」(ただし、しんのすけの妄想の中のみ)と呼ばれている。
しんのすけとの馴れ初めは、目のごみを取ってあげたことから。アパート「メゾン毒とかげ」(アニメでは、「メゾン・ド・黒トカゲ」)で一人暮らしをしている。同じ大学の友人の神田鳥忍と一緒にいることが多く、彼女と一緒に「うっちゃり寿司」という回転寿司屋でアルバイトをしたこともあった。
穏やかで優しい性格をしており、真面目であるがお茶目で積極的な面もある。料理は大の得意で、手際の良さをみさえとしんのすけに褒められた事もある。相撲好きらしく、好きな男性のタイプは意外にも力士で、相撲取りになる夢を見たこともある。
かなりの美人でもあり、しんのすけはおろかひろしやロベルトといった人物から惚れられたり、盗撮犯から「これまでの中でも最高の美人」とターゲットにされたりしている。
家族構成は両親との三人家族で、心配性すぎる父親のことを鬱陶しく思っているものの、苦笑いしつつも大目に見てあげているため、心底嫌っている訳ではない。
外見にそぐわない男勝りな面もあり、スキー場で若い男からナンパされた際はあまりのしつこさに「久しぶりにキレちゃおうかな」と苛立ったり(この時はしんのすけの機転もあり、未遂となった)、劇場版『温泉わくわく大決戦』では本気を出して自分より一回り以上も大きい忍を引っ張るほどの怪力を発揮したこともある。
しんのすけとの関係
ななこ自身は大切な友達だと思っているが、しんのすけは彼女に本気で恋をしている。
いつも何かしら嵐を呼ぶしんのすけも、ななこの事となれば一直線になる上、良い子を演じている。
ただ、しんのすけが自分の前では背伸びしてる事を察している模様。
しんのすけはいつもななこを自分の都合のいい展開に妄想したりするものの、いつも何かしらで裏切られてしまう為、ななこが絡む回ではしんのすけ自身が被害に遭う事が多い(我儘を言ったら、みさえから「ななこさんに嫌われるわよ?」等の脅しに近い指摘を受けて、渋々言うことをきく羽目になった事も少なくない)。
だが、彼女に危害を加えようとする者がいれば持ち前の機転で全力で追い払うなど、しんのすけの彼女への想いは相当なものである。
原作では「トミー・リー・ジョーンズのような顔になったとしても愛し続ける」とまで発言しているほど。
また、しんのすけに惚れている酢乙女あいからはライバル視されている。
家族構成
ななこの父で、職業は小説家。超が付くほど過保護な性格で娘のことになると仕事を投げ出すことも多い。
大原夫人(CV:巴菁子)
ななこの母で、四十郎の妻。娘と同じく、心配性の夫には呆れているが、しんのすけをはじめとする野原家とは一度も会ったことがない。
容姿
原作とアニメで容姿もかなり異なっていて、原作では前髪ぱっつんの茶髪(新では地味に前髪が変わった)、アニメでは黒髪又は緑髪のすだれ前髪。
性格もやや異なっており、原作ではサバサバした強気な面がよく見られるが、アニメではおとなしめの大和撫子。
派生作品
パラレル番外編では消去法というのもあり、しんのすけの恋人や妻役で登場することが多い。下手したらひまわりやかすかべ防衛隊よりも出番が多いのではないかというほどである。お世辞にも本編で出番が多いキャラというわけでもないのでキャラの掘り下げは回によって異なり、一部作品ではしんのすけのボケをみさえやよしなが先生よろしく実力行使でツッコむなどという本編からは考えられない姿を見せることも。
余談
また原作ではしんのすけを時々呼び捨てにしているが、アニメでは「しんちゃん」と呼んでいる。近年ではアニメでも親しみが深くなったことから「しんのすけ」と呼び捨てにしていたりする。しんのすけからは「ななこおねいさん」と呼ばれているが、近年ではななこと同様の理由からか「ななこちゃん」とも呼ぶこともある。しかし夢や妄想の中では「ななこ」と呼び捨てにしている。
なお、演じた紗ゆり氏はTVシリーズでななこを演じる以前にも映画「ブリブリ王国の秘宝」でルル・ル・ルル(通称ルルおねえさん)を演じていた。
また、しんのすけの妄想の中では水着姿を披露した(メイン画像は、劇中で披露した内の一着)。