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温泉わくわく大決戦

おんせんわくわくだいけっせん

クレしん映画のシリーズ七作目。 ゴジラなどの特撮映画のオマージュで有名。 いわば、特撮映画と変態園児のコラボ映画。
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概要編集

クレしん映画第7作。1999年東宝系で公開された。

歴代のシリーズの興行収入が最も低い作品。

一方で、同時上映で短編アニメ映画『クレしんパラダイス!メイド・イン・埼玉』も公開され、クレしん映画の中で同時上映がある唯一の作品であり、歴代シリーズの中でもギャグ系統に振り切った設定が目立つのが特徴。


ロボット出現に混乱する人々の様子や政府の対応をリアルに皮肉った描写がされ、敵・味方・自衛隊武器兵器も現実に存在するものが多く登場している。

ちなみに当時の総理大臣も登場する。

ゴジラ映画のパロディが多く含まれ、劇中に流れる「ゴジラ」や「怪獣大戦争」のテーマソングは東宝ゆえにできたもの。


またぶりぶりざえもん役の塩沢兼人と原作者の臼井儀人の最後の出演作でもある。



解説編集


基本的にクレしん映画シリーズは、日常系アニメのテレビ版とは違い日常とはかけ離れた冒険アクションに主眼を置いている為、舞台がかすかべから離れることが多い。

特に、この作品以前は海外での冒険や異世界での冒険をメインにおいて作品を作られることが多かった。

そんな中、本作では映画シリーズでは初となる、野原一家の日常生活が行われているかすかべをメインの舞台としてアクションや冒険が繰り広げられる。その関係で映画では基本的に出番がない多くの準レギュラーキャラクターもちょい役ながら多めに登場している。

予告編が詐欺なのも特徴で、「野原家離散」という深刻な内容になっていたが、本編ではそんなことは全くない

その為、ギャグ色の強いテレビ版の要素が強く押し出されているのが最大の特徴となっている。

これは同時上映された中編作品、メイド・イン・埼玉も同様である。

なお、本編自体も予告編の様な騙し絵の様な内容となっておりあるシーンから敵味方のイメージが180度ひっくり返ってしまうという驚愕の内容となっている。


ちなみに事情が異なるが、野原一家が物理的に離散してしまうのはヤキニクロードで起こっている。


あらすじ編集

ふたば幼稚園の先生たちが秩父温泉に慰安旅行に行ったが、そこで巨大ロボットを目撃。

その数日後、しんのすけは路上で倒れていた丹波と名乗るおじさんを助け、彼の「お風呂に入りたい」という求めに応じて野原家のお風呂を貸してあげたが、気がつけば彼はいつの間にか消えてしまう。

さらにその数日後、野原一家は警官を装った何者かに連れ去られてしまう。野原一家は謎の場所で気がつき、その場にいた者達は自らを温泉Gメンと名乗る。リーダー草津が率いる彼らは日本の温泉を守る政府直属の秘密組織で、Dr.アカマミレが率いる風呂嫌いのテロ組織「YUZAME」による「地球温泉化計画」を阻止するため、不思議な力を秘めた温泉「金の魂の湯」を探していたが、それが野原宅の地下にあると判明した。

しかし、YUZAMEは先手を取って温泉Gメンの基地を襲撃。脱出してYUZAMEのアジトを探った野原一家は捕まり、「不健康ランド」で拷問を受けて「金の魂の湯」の情報を聞き出す。巨大ロボットを繰り出したYUZAMEは野原家がある春日部に向け進撃し、自衛隊も蹴散らし、人々は大混乱。

敵に敗れた野原一家は我が家を守り、YUZAMEの計画を阻止するために立ち上がる。


ゲストキャラクター編集


関連項目編集

クレヨンしんちゃん クレしん映画

巨大ロボット 温泉


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