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概要編集

2000年4月22日に公開された『クレヨンしんちゃん』の劇場映画シリーズ第8作目『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル』20世紀最後の作品でもある。


あらすじ編集

アクション仮面」の映画最新作『南海ミレニアムウォーズ』の船上上映会に参加した野原一家と、風間くんと風間くんのママ・ネネちゃんとネネちゃんのママ・マサオくんとマサオくんのママ・ボーちゃん

ところが試写会の途中で上映が突然ストップし、さらに突然現れた謎の猿の大群によってツアーに参加している全ての大人達とアクション仮面役の郷剛太郎が南の島へさらわれてしまう。

しんのすけ・風間くん・ネネちゃん・マサオくん・ボーちゃんの『かすかべ防衛隊』の5人は、大人達を助けに行こうと豪華客船に置いてあった水上オートバイを運転し、南の島へ向かう。さらにひまわりとシロも5人を追って船を飛び出す。

しかしその道中、5人(とひまわりとシロ)は大人達を連れ去った猿の大群に襲われ、しんのすけ以外のかすかべ防衛隊メンバー4人とシロが捕まってしまい、残されたしんのすけとひまわり兄妹は2人でジャングルの中を進む。

はたして連れ去られた仲間や大人達、そしてアクション仮面は一体何処に……?


解説編集

今作では、電撃!ブタのヒヅメ大作戦以来のかすかべ防衛隊としんちゃんの友情と団結がメインに描かれた作品であり、同時に、ひまわりとシロも含めた完全メンバーでのかすかべ防衛隊の活躍が描かれた初の劇場版でもある。

ちなみにあらすじにも書かれている、大人たちがいなくなり、子供だけでなんとかしなくてはいけないと言う状況は、次作のオトナ帝国の逆襲でも踏襲され、より完成度の高い映画要素となる。

また、第一作目のアクション仮面VSハイグレ魔王以来の、アクション仮面がメインとなる映画でもある。

第一作目の、超人的なヒーローとしてのアクション仮面とは違い、今作でのアクション仮面は空も飛べなければビームも出せず、戦う手段はあくまでも格闘術の身と言う、普通の人間として描かれる。

映画作品としての特徴としては、前作がゴジラなど東宝系の特撮映画のパロディを使用していたのに対して、今作では『地獄の黙示録』『時計じかけのオレンジ』『失われた黄金都市』といった作品のパロディが見られる。


また、今作以降、原作者・臼井儀人氏のキャラクター原案ではなく、デザイン担当など劇場版のスタッフを中心にオリジナルキャラが作られるようになる。いわゆるオカマ(オネエ)キャラの扱いが難しくなってきた頃とも重なるが、原案や劇中ゲストで携わっていた臼井氏が、いち関係者として劇場版から距離を置くかたちとなり、今作が「オカマ(オネエ)キャラ・強くてきれいなお姉さん」という、定番化していた登場人物のお約束から離れることも重なり、次作以降、お約束にとらわれない様々なキャラクターを生み出すきっかけとなる。


ゲストキャラクター編集


余談編集

・減少を続けていた興行収入が今作で回復したことから、以降オラと宇宙のプリンセスまでの作品のタイトルに「~を呼ぶ」が付くのが定番になる(例外は第17作目のみ)。

・中盤、パラダイスキングの登場時に流れるカンフー・ファイティングはテレビアニメ版の日常回でも使用されたことがある。


関連タグ編集

アクション仮面 パラダイスキング


温泉わくわく大決戦←前作 次作→オトナ帝国の逆襲


カンフー・ファイティング…挿入歌。

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