「いわゆるひとつの”パラダイス”だ」
概要
不健康ランドとは、「映画クレヨンしんちゃん爆発!温泉わくわく大決戦」におけるボス、Dr.アカマミレが趣味の日曜大工で造った拷問施設である。
不健康ランドと名前がついているが、実際には運動をさせまくるアトラクションで構成されている。
成り行き
ネタバレ注意
温泉Gメンなる組織に突如拉致された野原一家。
彼ら曰く、悪質風呂嫌い集団、YUZAME(ユザメ)が
地球温暖化、ならぬ「地球温泉化計画」を狙っており、それを防ぐ唯一の手段が野原家の地下から採掘される「金の魂の湯」なのだという。
やがてYUZAMEの強襲にあった一行は温泉Gメンの指宿、後生掛の奮闘も空しく捕らわれてしまう。
焼肉をこれ見よがしに食べ、「金の魂の湯」のありかを吐かせようとするアカマミレ。
「せっかくだけど、健康ランドに行った時しか焼肉は食べないことにしてるの。」
後生掛の発言に、アカマミレは”ある”装置を発動させる・・・。
それがこの施設である。
地獄のトライアル
高速稼働するリフトに乗せられた野原一家。
到着した先では・・・
水に浮かぶステージユニットに乗せられたシロ。
そして、シースルーのパイプに閉じ込められたひまわり。
―彼らは巨大なアトラクション、”不健康ランド”の中にいたのだった。
YUZAMEの幹部、フロイラン・カオルが説明する。
「各アトラクションを使って、誰か一人でも山の頂上にたどり着くことができたら勝利」
ただし、「サボると他のメンバーにペナルティが、ランダムで課される」 と。
野原一家の挑戦が始まる。
腹筋するみさえとひろし。
回し車の中でひたすらに走り続けるしんのすけ。
フットパネルに合わせてステップを踏むシロ。
パイプの中をひたすらハイハイするひまわり。
「ちょっとタイム・・・」
ひろしが腰を痛め、動きを止めた。
「お父様、休んだので反則!その分のペナルティは・・・」
すると、シロの踏むパネルの表示が早くなった。
「すまん!シロ!」と謝罪しつつも、腹筋を続ける。
『問題。君のお父さんはどちらかな?』
ひろしのお面を付けたぬいぐるみとイケメンのお面を付けたぬいぐるみが出され、少し考えた末にひまわりがお父さんよりもイケメンを選択し二択のクイズを間違えた。
「赤ちゃんに対するペナルティは!」
途端、しんのすけの走る回し車がスピードを上げる。
耐え切れず転ぶしんのすけ。
「坊やに対するペナルティは・・・!」
ひろしとみさえの乗る台が傾きを増す。
「こんなのできないわよっ!」
「できないのならペナルティ!」
ハイハイするひまわりを、機械の刷毛が追いかけ始めた。
くすぐったさに笑い出すひまわり。
その時、不健康ランドの真実に気づいた後生掛と指宿がアカマミレに飛び掛かるも、キラーフィンガー・ジョーの指圧で無力化されてしまう。
「こいつらのペナルティを全員に課せ」
―無常にもアカマミレが宣告する。
全身を震わせるシロ。
泣き叫ぶひまわり。
走る体力も無くなり動かなくなったしんのすけ。
ついにひろしが叫んだ。
余談
- このトライアルでの結果はシロのみがノーミスだった。
- 前述で「山の頂上にたどり着くことができたら勝利」とあるが、実際は同じコースをぐるぐる回るだけであったためたどり着くことは絶対に不可能となっている(無論それに気づいたのは野原一家ではなく上から見ていた後生掛、指宿だが)。
- 暗黒タマタマ大追跡の登場人物であるヘクソンも一度ではあるが、野原一家を完全に倒している。