概要
CV:大塚みずえ
女子プロレス同好会に在籍している大柄で筋肉質な濃い顔の女性。フィットネスクラブのインストラクターのアルバイトもしているようである。見た目とは裏腹に意外と器用で料理や裁縫が得意。基本的にはななことセットで登場する。
野原しんのすけが大原ななこと一緒に遊びに行く際には大抵同行している。
そのため、しんのすけから内心お邪魔虫扱いされており、数少ない苦手(基本的にしんのすけが苦手とする異性はネネ、あいなど同世代の子が多い中、しんのすけの許容範囲である大人の女性で明確に苦手意識を抱かれているレギュラーキャラでは忍が唯一である)な女性の一人だが、ある程度ギャグへのノリも良い為、一緒に遊んだりすると意気投合することもあり、基本的には仲良しである。
また、時には恋敵となりうる男をななこに近づかせない為の用心棒的存在として、しんのすけに利用される事もあり、アニメではななこを狙っていた四郎への当て馬として誘導された。
彼女も子供好きなためしんのすけには優しい。アニメではななこの家でしんのすけと二人でお留守番をすることになり、一緒にアイスクリーム屋さんごっこをして遊んでいた。しんのすけさえも振り回すマイペースぶりを発揮したほか、料理が上手いという意外な女子力の高さを見せている。
上記の通り、しんのすけにはお邪魔虫扱いされており、忍の方も愛情表現が強すぎるきらいがあるものの、しんのすけから嫌われているわけではない。忍自身も悪気があるわけではなく、特にななこのことは親友として気にかけており、しんのすけのことも非常に好意的に見ている。
好みのタイプはひろしらしく、ぶりっ子したりしてアピールしている。野原家の男にとってある意味天敵である。
また、原作では(日本とは美醜の価値観が真逆である)モロダシ共和国の王子オマタに一目惚れされて両想いになり、国の次期女王という玉の輿にまでなりかけたが、プロレスラーになる夢を捨て切れずに結婚を断念。オマタとの1R60秒の決闘を行い、何度倒れても起き上がるオマタに敬意を示しつつ涙を振り払いラリアートで下す。ついぞその恋が実る事はなかった。
実力に関しては見た目を裏切らず高い。その怪力は窓の鉄格子を引っこ抜いたり、ブランコを張り手で壊してしまうほどで、原作・アニメともに野原家に侵入した男女の泥棒をとっ捕まえている(アニメでは泥棒たちが震えあがる描写までされた)。
また、ひろしと鬼ごっこをした時には自身が鬼の番になった際タッチとは名ばかりの張り手をかましてひろしを数メートル先へ空高くまでぶっ飛ばした描写もあった(ちなみにタッチされたひろしは鬼になったため「ななこちゃんにタッチしてもいいってことだよなあ〜」と鼻の下を伸ばしていた矢先にタイミング悪く現れたみさえに制裁されるという結構理不尽なオチを迎えている)。
番外編での登場
25巻収録の番外編『春日部黄門』では、名前の通り忍者役で登場。おなな(ななこお姉さん)とともに、春日部黄門のボディーガードを務める。
学習漫画版でもその濃いキャラ故に出番が多く、『昆虫おもしろブック』では鈴虫の前でおぞましい鳴きまねをしてすくみ上らせ、『世界の国なるほどブック』ではプロレスの本場メキシコでテキーラを飲み過ぎて酔っ払い、ルチャ・リブレ(プロレス)選手権に勝手に乱入しいつの間にか王者になっていた。