概要
興行に参加しリングで試合を行う選手のことを指す。
pixivでは、各選手のイラストの他、オリジナルのレスラーにこのタグが付けられることが多い。
プロレスラーとなるには、各プロレス団体の入門テストを受けることが一般的である。
テスト内容は団体により様々だが、身体能力のチェックや、パフォーマンス力を見るために一芸を披露させられるなどのケースもあった。
その後は練習生としてトレーニングや下積みを行った後デビューする。
選手の前歴は様々だが、他の格闘技や学生プロレスの経験者であることが多い。日本では、力道山の転身が縁で大相撲出身のプロレスラーも少なくない。
プロレスには原則ブックがあり、観客もそれを込みで楽しむ。しかし、ブックがあるとはいえ危険度の高いアクションをこなさなければならず、パフォーマンスの華やかさも求められる難しい仕事でもある。それどころか、ブックに恵まれても観客を納得させなければ容赦のない非難を浴びさせられることも珍しくなく、下手すれば地位を失う。
鋼のような肉体を鍛えるのも危険度の高いアクションに耐えうるいわば鎧のようなものでもあり、それでも大小の負傷とは隣り合わせという過酷な世界である。その為、ベテランでも受け身のトレーニングは最重要の日課として日々鍛錬を積んでいる事から特に「身体が資本」をモットーにしている。
その為試合で受け身の取り方を一歩間違えると大怪我は兎も角、身体に深刻な障害が残る・最悪は死に至るケースもある。そのうえ年間200試合をこなすというハードスケジュールのため、コンディショニングやトレーニングに余念のないレスラーであっても、ベテランになるころには肉体のどこかしらに致命的な負傷を抱えていることが多い。
この為、プロレス技を素人がやる事(プロレスごっこ)を団体側からは絶対に真似をしないように警告しており、プロレスラーもバラエティ番組であっても共演者に気安く技をかけることはない。
団体としてもレスラーの生命を事故で失うことは業界のイメージや興行面やからしても痛手であるため様々な対策が行われている。医療職と連携してレスラーの定期検診を行なっているところもあり、柔道整復師や理学療法士などの資格を持ったトレーナーが帯同してレスラーの健康状態を観察し、必要な場合は試合出場を中止させる団体もある。
「これ以上のパフォーマンスは生命に関わる」と判断されたレスラーには引退勧告が行われる場合もあるため、長く続けることは簡単な道ではない。
収入は大手団体(新日本プロレスや全日本プロレスなど)は一定の収入があるが、インディペンデント団体は興行数が少なく別に仕事を持っている「兼業レスラー」も多い。(海外でも同様で特にメキシコでは兼業レスラーが普通で、専業レスラーの方が少なく仕事も様々バラエティに富んでおり、名レスラーの一人フライ・トルメンタは司祭だった)
関連タグ
プロレス 女子プロレス 覆面レスラー ケモレスラー WWE FIGHT ALPW
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レスラーG・アントレスラー:『仮面ライダーガッチャード』に登場する、プロレスラーをモチーフにしたキャラクター。