(メイン画像左の緑のシャツの老人)
概要
CV
65歳。
秋田県大仙市(旧大曲市)周辺に住み、現在は妻と長男一家と共に農業を営んでいる。
性格はしんのすけとよく似ており、ネアカでスケベ、イタズラ好きな点も同じであり、息子のせまし・ひろしが比較的真面目かつ常識人なのに対して(せましはドケチな所があり、またスケベな点は両方とも受け継いではいるが)、孫のしんのすけにはそれが色濃く遺伝していると言える。そのせいかしんのすけとはとても仲が良く、息のあった掛け合いを見せることも多く、しんのすけと一緒に悪乗りして怒られたりお仕置きを受けることもしばしば。
しんのすけにしょっちゅうしょうもないことを教えていて、一人称が「オラ」なのも彼の影響だと明かされたエピソードも存在する。
奥様である野原つるはそんな銀の介をたしなめることも多いが、しんのすけと入浴したときに「ほーらするめオッパイ!」とかやらかしたり、電話に出た際に男に間違えられたのを銀の介に笑われたときに大喧嘩するなど割と似た者夫婦なところもある。
春日部の野原家によく遊びに来るものの、大概手紙より早く家に着くためドタバタを巻き起こす。
前述の電話の件でつると喧嘩して野原家に家出した際は、しんのすけの朝食や炊いてあった残りのごはんを勝手に食べる(更にみさえが代わりに出したカロリーフレンドにまで「あ、それうまそう」と言いながら食べようとした)、アクション幼稚園のバスに乗り込んで先生たちを困らせる、近所の美人の奥さんにはナンパしまくる、しんのすけには悪影響与えまくったりとみさえがストレスのあまりにスーパーサイヤ母ちゃん3に変身するレベルのトラブルを引き起こしたこともある。最終的には銀の介自身も反省したりはするが、遊びに来るたびにしんのすけとひまわりは大喜びするものの、騒動を引き起こされ日常生活を乱される野原夫妻にとっては頭の痛い存在でもある。
テレビショッピングに影響されて大量の通販グッズをひろし達に送りつけたこともある(しかも本人はプレゼントであると言いながらも肝心の代金は全てひろし達持ちにしており、無論全て返品された様子)。
逆に野原一家が秋田に遊びに来た際の迎えの際は派手な電飾で装飾された自家用車で大曲駅まで迎えに来たり、地元の青年団員達を引き連れてアクション映画さながらの寸劇(マフィアの銃撃戦風やパイレーツ・オブ・カリビアン風の剣戟等)を行う等の派手な歓迎パフォーマンスで出迎える(今度はトロイの戦士風での迎えやスターウォーズ版も予定していると語っていたが、前者の場合は駅前で銃撃戦の芝居を無許可でした事で警察に怒られた事からみさえは「本当にやったら弓で射ってくれるわ」と突っ込んでいた)。
みさえの父・小山よし治とは性格が正反対でありよく喧嘩する。とはいえ、言い争う内容は子供の言い争い程度であり、銀の介はよし治のことを「よっちゃん」と呼んだりと、なんだかんだで仲は良い(性格に関しても孫達を溺愛してたり、スケベだったりと似たような一面も多い)。
老人の割に現代に対する適応力が高く、初登場時(1993年)にはまだ普及率が低かった携帯電話を所持していたり、銀の介が運転する車の中でMr.ChildrenのCDを見つけたしんのすけに「じいちゃん、ミスチル聞くの?」と尋ねられ、それを肯定し「桜井君最高!」と発言したことがある。MP3プレーヤーも愛用しており、秋葉原のメイドカフェに通ったりもしている模様。さらに、年金をつぎ込んでまで自家用車に電飾や放送機能を搭載したり、家にホームシアターを設置、(安全面の考慮も有るが)囲炉裏をIH式に改造する(普段は普通の囲炉裏だがリモコンのボタン1つでIHの面が出て来る)など、金遣いが荒い一面も見られ置き場所が無いから買うなと奥さんに止められたこともある。
趣味はツーリングで単車の運転もこなしており、現在もバイクを乗りましわしている。
ツーリングが趣味なことから結構顔が広く、若い頃に全国一周ツーリングをした際には、その時滞在した熊本の旅館の女将に一度だけの対面であるにもかかわらず顔を憶えられていたり(逆に常連客のよし治は顔を覚えられていなかった)、若いバイク乗りの女性と交流があったりとその人柄や行動力はしんのすけの原型とも言える。
学習漫画では「村で一番食いしん坊で賞」、「村で一番ピチピチギャルが好きで賞」などの賞状を役場から授与されたらしい。
余談
2022年12月24日の『しんのすけ5歳・父ちゃん5歳だゾ前・後編』回では『たんけんぼくのまち』を思わせる歌を口ずさんでおり、わかる人にはわかる中の人ネタとなる。
なお30年前の姿で出たため豊かな髪の毛が残っている。
映画『オトナ帝国の逆襲』では若かりし頃の姿で登場。
幼い頃のひろしを自転車に乗せて釣りに連れて行ったり、1970年開催の大阪万博に妻子と一緒に遊びに行ったこともあったようである。
なお作中で敵によって洗脳されて精神が幼児化していたひろしがしんのすけの機転で過去を回想する際に、銀の介の背中を見ながら釣りに行ったシーンから自身が父親として妻子とシロを釣りに連れて行くまでの成長過程が描かれた。
直後にひろしは涙を流しながら夫と父親としての自我を取り戻し、銀の介もひろしにとって良き父親であった事も垣間見えた。
家族・親戚
野原つる:妻
野原せまし:長男
野原ひろし:次男
野原みさえ:ひろしの嫁
野原しんのすけ:孫息子
野原ひまわり:孫娘
桜チル子:孫娘(初孫)
小山家:ひろしの嫁の実家
原作者逝去後のプロダクション製作化後
野原育菜:せましの嫁
野原樹:長男方の孫息子(義理)
野原菜摘:長男方の孫娘(義理)
野原芽生:長男方の孫息子
関連項目
2代目の声優のチョー氏が同じく担当しているキャラクター。
高齢男性である事と、家族に例えるなら祖父のようなポジション、さらに若い女性好きである事が共通する。更に余談だが銀の介初代担当声優の松尾氏はこちらでは海兵を演じていた。