概要
1970年3月8日、東京都練馬区生まれのO型。本名は旧字体の櫻井和寿でBank Bandではこっちを使用している。母方の実家は山形県鶴岡市の湯野浜温泉近くであり、本人の楽曲に海をモチーフにしたものが多いのも、帰省時の思い出が深く関わっている。
Mr.Childrenのボーカル&ギター(最近のシングルでは使用しない事も)で、楽曲のほとんどの作詞・作曲を担当。近年はMr.Childrenとして編曲も行っている。
その他Bank Bandとしても活動したり、GAKU-MCとコラボシングルを出したりしている。本人曰く、Bank BandとMr.Childrenの違いは、歌詞に闇の部分があるかないか、とのこと。また、Bank Bandは自分が好きな楽曲のカバーをよくやっており、代表的なカバー歌として中島みゆきの「糸」がある。
運動神経が非常に良く、特にサッカーが大好き。元日本代表の名波浩など親交を深めた選手も少なくない。
髪形によってはコブクロの小渕健太郎やゆずの北川悠仁に似てるとよく言われる。また、昔は関取の寺尾に似ているといわれた。
商業音楽には否定的でありながらも、売れるための楽曲を作ることにこだわっていた(もともと社会人経験者であるがゆえの思考)、それでやっと売れる楽曲ができたと満を持して発表したのが1994年ドラマ『同級生』の主題歌、「CROSS ROAD」であり、シングル4作目で初のミリオンヒットを達成。そして同年にアクエリアスのCMソング「innocent world」で爆発的ヒット、ミスチル現象と言われるほどの社会現象が巻き起こる。更に大ヒットドラマ『若者のすべて』の主題歌、「Tomorrow never knows」でダブルミリオンを記録するほどとなり、アルバム『Atomic Heart』は当時日本記録となった300万枚を記録する。
しかし、その栄光とは裏腹に商業音楽に対し疑問を感じ始め、加えて家庭の事情とも相まって精神的に病んでいき、あるスキャンダルをきっかけに、心身疲労が限界に達し無期限の活動休止宣言。その間は自殺も考えたことがあったほどだった(しかし、その間もドラマ『きらきらひかる』の主題歌「ニシエヒガシエ」をリリースしたりするなど、音楽活動は全くやめてはいなかった)。
だが、休養中に「音楽で人を幸せにしたい」と願うようになり、ドラマ『殴る女』主題歌「終わりなき旅」(本人最後のミリオンセラー)をリリースして復活を果たした。その後は、精力的にライブツアーを実施するが、その前途洋々に思われた矢先に小脳梗塞を患い活動を休止。病院を転々としたほどだったが、半年後奇跡的に回復し、ライブ中、自身の楽曲「HERO」歌唱中に号泣したという(脳梗塞は言語障害が後遺症として残ることがあり、音楽ができなくなるんじゃないかという不安が常に付き纏っていた)。
そこから色々と人生への価値観が変わり、一方的に批判していた商業音楽を受け入れたり、顔見せのテレビ出演もあまり厭わなくなった。また、環境問題など社会活動にも注力しはじめBank Bandを主宰し、色々な歌手とも親交を深めるようにもなっており、後輩のスキマスイッチの大橋卓弥、RADWIMPSの野田洋次郎などはこのときに知り合っている。ほかには、プロデューサーの小林武史を通じて知り合っているサザンオールスターズの桑田佳祐、同時期にブレイクしたことでお互いライバルとして交友を続けているスピッツの草野マサムネ、GLAYのTERUなどとも親しい。
ラジオ番組のゲストにも盛んに出演するようになり、そこでは普段とは違った何でもありのトークを披露している。
ボカロといったサブカルチャーにも興味を持っていると発言したこともあるが、これは自身の長男でありアーティスト・俳優として活動している櫻井海音が大のボカロ好きであることが影響している。