概要
1998年結成。ボーカルの黒田俊介とギター・コーラスの小渕健太郎によるネオフォークデュオ。
所属事務所はミノスケオフィスコブクロ、研音と業務提携している。所属レコードレーベルはワーナー・ミュージック・ジャパン。
1998年5月、大阪でサニックスのセールスマンをしながら、毎週土曜日にストリートライブを行なっていた小渕健太郎が、ストリートミュージシャンとして活動していた黒田俊介と出会い、意気投合したことがコンビ結成のきっかけとなっている。
同年9月に小渕が黒田に楽曲を提供するが、黒田はギターが苦手であったため成り行きで小渕がギターとコーラスをつけて一緒に演奏するようになった。何週か披露するうちに二人の演奏が大きな話題となったこともあり、黒田から持ちかける形でデュオとしての活動を始めた。
コンビ名は二人の名字「小渕(こぶち)」と「黒田(くろだ)」を組み合わせたものが由来である。なお、この命名には「FUJIWARA」(藤本と原西を合わせて「藤原=フジワラ」)がアイデアの元となっている。
2001年3月22日にメジャーデビューを果たす。
なお、二人の初めての共作である『桜』(小渕が黒田に提供した曲)は、2005年にメジャーシングルとしてリリースされている。ストリートライブで披露した際、観客にはMr.Childrenの曲と偽っていたが、シングルとして出す際に桜井和寿に謝罪したという。なお、ストリートライブ時代は多いときには200人以上のギャラリーを集め、数え切れないほどの業界からのスカウトを受けていた。
等身大な歌詞と癒しのあるメロディーで、幅広い層に人気を誇る。特にドラマヒットも助け、『ここにしか咲かない花』でブレイク。更に満を持して『桜』をリリースし、一躍時の人となった。
2020年現在、シングル曲では『蕾』が自身最大のヒットとなっている。セールスは安定しており、2005年以降にリリースしたシングルは全てオリコン10位内にランクイン、アルバムに至ってはこれまで発売したオリジナル・ベスト盤(ボックス版を除く)いずれも全て10位内にランクインしている。
なお、2020年に至るまで最後にトリプルミリオンを達成した男性歌手である。
メンバー
詳しくはそれぞれの個別記事を参照。
1977年3月18日生まれ。大阪府堺市出身。
ボーカル担当。
身長193cmと大柄で、「コブクロの大きい方」と呼ばれることがある。サングラスがトレードマーク。
太く厚みのある声で、低音から高音まで幅広く出すことができる。
1977年3月13日生まれ。宮崎県宮崎市出身。
ギター・コーラス担当。
身長は168cmと平均的だが、黒田がかなりの長身のため「コブクロの小さい方」と呼ばれることもある。
コブクロの多くの楽曲で作詞・作曲を担当している。
2011年に発声時頸部ジストニアを発症し、休養していた。2012年に復帰。
活動など
2009年より「EMTG」(エンターテイメント・ミュージック・チケット・ガード)と提携、ライブチケットの高額転売に関する対策を行なっている。
また、駆け出しの頃、和歌山市にある元中古ゲームソフト販売店ミノスケ(現在はカフェやスイーツなどを扱う飲食業中心)の社長がパトロンとなった縁で、毎年和歌山市でコブクロファンフェスタが行われ、全国からファンが訪れる一大イベントとなっている。和歌山市がコブクロ第二の故郷といわれる所以である。
関連動画
関連タグ
ゆず…同じく路上ライブ出身。こちらもネオフォーク系デュオ。学年も同じである。
スキマスイッチ…活動開始時期が近く、コンビ名がカタカナ、デュオで活動など共通点が多く、雑誌などのインタビューでたびたび「ライバルはスキマスイッチ」と発言している。黒田と大橋は仲がいい。
森脇健児…インディーズ時代に彼のラジオ番組に出演したことがブレイクのきっかけの一つとなっている。
遠藤さくら…遠藤の父親が前職の名古屋FM時代(現在は「えんそば」の経営者)にメジャーデビュー前のコブクロに注目し、度々楽曲をラジオで流していた。後に娘が生まれた際にデビューシングルである『桜』から名前を拝借し、「さくら」と名付けた。