※注意 この記事には『世界樹の迷宮Ⅳ』のネタバレを含みます。
概要
小迷宮「金鹿図書館」の閉ざされた扉の先に存在する隠しダンジョン。
第4迷宮「木偶ノ文庫」と同じ時代から存在する建造物と思われるが、その内部は名前の通り暗く、血のついた扉や粘着質な床、不気味なBGMも相まってかなりホラー。
4はメインの登場人物が死ぬことなく大団円で終わった比較的難易度の低い作品だったため用意されていた陰惨かつホラーで自重を捨てた高難易度のダンジョンはいろんな意味でインパクトが強い。
その最奥には、ラスボスをも凌駕する『蟲』が鎮座している。
ある男の手記
「暗国ノ殿」で過去に起こった出来事や研究の記録で、迷宮内に散らばっている、装丁が一際豪華な本に記されている。
手記によると、「暗国ノ殿」は古の時代にあった避難所のひとつであり、後述する『世界樹』『蟲』に関する研究施設でもあったことが窺える。
天変地異の影響で食糧難に陥っていた人類は、大地再生のために『世界樹』の研究を始動。人員確保のために『使徒』と呼ばれる人工生命体、「武に優れた者」「知に優れた者」「眠らぬ者」を造り出した。
また、『世界樹』の暴走に対する懸念から、対抗策である『蟲』の研究も行っていたようだ。
しかし、手記を書いていた人物は気付いてしまう。「議会」が世界樹の力の発現を強硬しようとしていること、暴走時には制御不能の化け物である『蟲』をぶつけようとしている事実に。
手記を書いた人物は、過去の過ちを起こさせないために行動したようで、迷宮内のおびただしい数の血は、彼が命を賭して実験を止めさせた結果だと分かる。
迷宮の構造
- B1F 禁書の墓場、捻じ曲げられし千の叡智
「深霧の幽谷」にあったループゾーンが大量に存在するので、地図から目を離さないように移動しよう。雑魚敵はまだ弱い方で、出現するFOE「悪夢を運ぶもの」は巡回型。そのため、戦闘の回避は容易。
素材から作れる「解剖用水溶液」は便利なので、乱獲するなら石化耐性を上げたり、回復用のスキル・アイテムを用意しよう。復活周期は14日。また、樹海磁軸近辺に採取ポイントが散在しているので、金策の場としても使われる。
石像を調べてはいけない。
- B2F 勇者たちが歩む、光なき漆黒の回廊
新しいギミックとして「ダークゾーン」が追加。ダークゾーン内は非常に暗く、間違った床を歩くと部屋の外に出されてしまう。
「ダークゾーン内の歩ける床は、ダメージ床がある部屋のダメージ床と同じ位置にある」という特徴があるので、まずはダメージ床のある部屋を探索し、次にダークゾーンで「ダメージ床のある部屋でダメージ床があった場所」を歩こう。
出現する雑魚敵の中では「破滅の花びら」「ライデンジュウ」が厄介。倒す順番に注意しないと大変なことになるので、気は抜かないように。
FOEは巡回+乱入型の「幻惑の飛南瓜」「呪われし飛南瓜」「三頭飛南瓜」が3匹セットでダークゾーンに対応するダメージ床がある部屋を移動している。
避けきれないと判断したら、「変位磁石」「全力逃走」で逃げたり、「地脈操作」「斥候用長靴」でダメージを軽減してダメージ床を歩くなどして切り抜けよう。
「三頭飛南瓜」は無属性以外に耐性がある代わりにHPが少なく、混乱や腕封じ技を使う。「呪われし飛南瓜」は雷属性が有効で脚封じ技を使う。「幻惑の飛南瓜」は物理攻撃が有効だがHPが高く、頭封じ・炎属性攻撃・自己回復を使いこなす。
3匹揃うと連携技でパーティ全体が睡眠+全部位封じにされるので、確固撃破を心がけよう。ちなみに、3匹とも条件ドロップが運なので、欲しい場合は「解剖用水溶液」を使うと手っ取り早い。
標本に触ってはいけない。
- B3F 狂気が残せし遺産、神樹を喰らう者
ループゾーン・ダークゾーンに加えて、「瘴気の森」にあった瘴気ゾーン、「凍てついた地底湖」にあった炎に反応する水・氷が追加。
裏ボスである『蟲』は部屋の中央にいるが、そのまま挑むのは危険。計5つある薬液を集めて弱体化を狙うと良いだろう。薬液を入れる順番は、緑→白→青→赤→黄色が正解。ちなみに、弱体化なしで『蟲』を倒すと辺境伯のセリフが変わる。
雑魚敵は「大王ヤンマ」「赤獅子」が追加。いずれも敵の構成によっては苦戦を強いられる。いっそスナイパーの「カモフラージュ」で戦闘自体を避けた方が良いかもしれない。
FOEは乱入型の「モスロード」が出現。混乱や呪いをばら蒔いてくるが、突属性と炎属性に弱点を持っているので、上記の雑魚敵の方が強いかもしれない。
こちらも条件ドロップは運で、その素材からは「アムリタⅢ」が作れる。1個作るのに条件ドロップが3個必要なので、勝てるようになったら何度も戦って落とすまで粘ろう。