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「悪りーな。 皆殺しッて命令なんだわ」


巻頭ポエム編集

銃弾、鉤爪、軍旗、刀剣、

五本指折り

お前を待つ(69巻、アニメ版千年血戦篇 37話)


プロフィール編集

本名バザード・ブラック
種族滅却師
所属見えざる帝国星十字騎士団
能力「灼熱(The Heat)」
身長179cm
誕生日7月14日
CV小野友樹/小林千晃(少年期)


概要編集

見えざる帝国の精鋭・星十字騎士団の1人にして、ユーハバッハから「H」の聖文字を授かっている滅却師青年

霊子兵装はクロスボウの形状をしており、少年期から扱えていた。聖文字を与えられてからは専らそちらを主力にしていたが、片手での生成・射撃が出来るので後述の「バーナーフィンガー」との両立が可能。


特攻服のような格好と、本人曰く「最高にキレッキレ」の紅いモヒカンが特徴的で、この髪型を貶されるとブチギレる。左耳にナット、右耳にボルトピアスのように付けており、両腕にはドクロマークの腕章を着用。

このように美的センスが阿散井恋次と似ており、彼の眉毛を「格好良い」と評した(これに恋次は感激するが、直前に「ニワトリ野郎」と挑発していたため和解はできなかった)。


直情的な性格で、自身の能力である高い火力で相手を蹂躙する戦法を得意としている。

また、個人主義の強い騎士団の例に漏れず、味方への仲間意識は薄く、手柄を独占するために味方を背後から平気で闇討ちする残忍さも持つ(交戦中の味方を完聖体になってまで妨害したのはバズビーぐらいである)。


能力編集

  • 聖文字 "H"【灼熱】-The Heat-

バズビー無題

読んで字の如くを操る能力

ポピュラーだが多様な技を持っており、下記の「バーナーフィンガー」は指の本数に応じて強力になっていくが、用途ごとに使い分けは可能なため一概に下位互換とは言い難い。

山本元柳斎重國の炎に焼かれた際も自身の炎でダメージを削って、かろうじて生存した。


Bazz B [Just die]

名称は不明。バンビーズや一護、恋次に対して使用。翼は直線に近いシャープなデザイン。アニメでは赤色。

一護を攻撃しようとするバンビーズを一瞬で撃ち落とした描写から、恐らくバーナーフィンガーを連射で撃てるようになる能力だと思われる。


編集

  • バーナーフィンガー

基本は指先から熱線を発射する技。レーザーのように敵を撃ち抜いたり、振り回して焼き切る使い方も可能。「バーナーフィンガー1」~「バーナーフィンガー4」の他、「バーニング・フル・フィンガーズ」がある。

1~4のバーナーフィンガーはポエムで語られていた4種類の武器がモチーフになっているという考察がある。(1:『拳銃』のように攻撃する、2:火柱が『鉤爪』のように見える、3:風に靡く『旗』のような炎で相手を包む、4:巨大な炎の『刃』を構成する。)

    • バーナーフィンガー1

人差し指の先から熱線を放つ。障害物も人体も容易く貫通する。遠距離攻撃は専らこれを用いている。

    • バーナーフィンガー2

人差し指と中指の先から放つ2本の熱線で焼き切る。炸裂時に火柱が発生する。

    • バーナーフィンガー3

揺らめく炎で物体を熔かしマグマに変えて攻撃する。

    • バーナーフィンガー4

手刀から身の丈以上の炎の刃が上がる。刀身より遥かに巨大な建造物も斬り飛ばす威力。

    • バーニング・フル・フィンガーズ

五指から螺旋状の炎を放つ最高火力の技。超巨大な炎の衝撃波を発生させる。


  • バーニング・ストンプ

日番谷が生み出した氷の霧を払う際に使った足技。踏んだ場所を中心に熱を拡散させる技だと思われる。



劇中の動向編集

第一次侵攻編集

尸魂界への侵攻時は、吉良イヅルら多数の死神を虐殺し、山本元柳斎重國に対しエス・ノトナナナ・ナジャークープと共に奇襲を仕掛けるも逆に強烈な火炎を喰らい一蹴される。

しかし本人曰く「自身の能力で流刃若火を相殺(どう見ても丸焼きにされている?錯覚だ)」し、大火傷を負うも2人と共に何とか生存していた。

(とはいえ本来ならガード不能即死攻撃と言って差し障りない流刃若火を大ダメージに抑えている時点で大したものではあるし、「部分的な相殺」といえばウソでもない。)

まあ、総隊長の炎に焼かれたと本人もハッキリ言っているため、相殺という言い方を除けば嘘はついてないが。アニメ版ではこの台詞はカットされた。


帰還後、得体の知らない新参者の石田雨竜がユーハバッハの後継者に指名される。

その事に反感を覚えたバズビーはユーハバッハへ直訴しに向かおうとし、それを咎めたハッシュヴァルトと私闘になりかけ、アスキン・ナックルヴァールに仲裁された。


第二次侵攻編集

日番谷冬獅郎松本乱菊と激突。

二人の新戦術をものともせずに自慢の能力で追い詰め、バーナーフィンガー2で日番谷に深傷を負わせるが、「奪った卍解で持ち主の隊長を殺せ」という命令だった為現れた蒼都に日番谷を譲る。その後蒼都が卍解を取り戻した日番谷に敗北したため悪態をつきながら撤退した。


そして霊王宮侵攻時、更木剣八を助けに行こうとする平子真子雛森桃にバーナーフィンガー3で足止めした(アニメではカットされた)。

その後は黒崎一護と戦っていたバンビーズを手柄を独占するためにバーナーフィンガー1で撃ち落とし、霊王宮に向かおうとする一護を仕留めようとするが、それを阻止した阿散井恋次朽木ルキアと交戦する。


その最中、ユーハバッハによって親衛隊とハッシュヴァルトの強化及び蘇生のために行われた「聖別」の対象となり、リルトット・ランパードジゼル・ジュエルと共になんとか死亡は回避したものの、完聖体の力を奪われてしまう。


自分達を裏切ったユーハバッハに激怒したバズビーは捨て駒にされてなお、ユーハバッハに忠義を尽くそうとするナジャークープを背後からバーナーフィンガー1で撃ち抜いて殺害。

そして、リルトット等と共にユーハバッハに反旗を翻し、一時的に死神達と休戦を結ぶ。

霊王宮へと繋がる門の創造に協力し、自分達は太陽の門経由で城への侵入を果たす。


過去編集

本名は『バザード・ブラック』。

嘗て自身の一族をユーハバッハの「聖別」により城ごと焼き滅ぼされた過去を持ち、以来ユーハバッハに復讐を誓い、星十字騎士団への入団を狙っていた。他の騎士団メンバーに対する仲間意識が薄いことや、手柄を横取りしようとして仲間に向かって攻撃する場面があったのはそのため。


しかし、その頃に出会ったユーグラム・ハッシュヴァルトだけは幼馴染の関係でユーゴー、ハッシュヴァルトからもバズとお互いに愛称で呼び合う仲だった。

自分と違い霊子を集めることが出来ず、同居する叔父に怯える日々を過ごしていたハッシュヴァルトを案じた彼は子分にするという形で彼の友となり、

「分かんねえ事は全部俺が教えてやる」

「最強の滅却師になろうぜ」

と声をかけた。

出会って半年後、上述の通りユーハバッハによって村を殲滅され一族を亡くした自身と叔父を亡くし、同じく孤独となった彼と共にユーハバッハの復讐を誓う。

どちらが言い出す訳でも無く、互いにユーハバッハの右腕となり復讐を遂げるのを目的に日々鍛錬を行った。

彼は滅却師の才能を開花し、めざましい成長を遂げていた一方でハッシュヴァルトには才能が無く、霊子を集めることすら出来ないままでありバズビーは心の中で「ユーゴーには復讐を遂げれる望みは無い」と考えていた。しかし、それでも剣を振るい続け、才能の無さを懸命に補おうとする彼を見捨てることはなかった。


5年後、尸魂界侵攻に向けて星十字騎士団設立の主旨のお触れを民衆に伝えるべく親衛隊がやって来たのだった。

バズビーは「復讐を遂げるチャンス」と考え星十字騎士団入団を希望するも、親衛隊に対して無礼な態度をとった為、親衛隊の1人であるヒューベルトと決闘することに。

その直後ユーハバッハが介入し、決闘は未遂に終わる。彼はなんとハッシュヴァルトを自身の側近にすると宣言するのだった。

これに対しバズビーはハッシュヴァルトに激しい嫉妬を向けてしまう(この際、ハッシュヴァルトは鋭く睨む彼に対して「長年の目標に近付けたのにどうして喜んでくれないんだ」と困惑し、2人の仲に亀裂が入ってしまう)。

未だに状況が理解出来ずに戸惑うハッシュヴァルトにユーハバッハはハッシュヴァルトは自身の半身であり、他人に力を分け与える事しか出来ないと語り、バズビーは自身のめざましい成長はハッシュヴァルトの能力の恩恵(おこぼれ)だったという事実を突き付けられる。

自身の才能を否定され、激昂したバズビーはユーハバッハに向かって矢を放つが、ハッシュヴァルトに止められてしまう。

彼はバズビーが選ばれた自分を受け入れてくれなかった中、矢を放つ直前にユーハバッハから「お前が必要だ」と自身を選んでくれたことを嬉しく思い、ユーハバッハに仕えることを選択したのだった。


その後は「バズビー」と名乗り、ハッシュヴァルトに遅れて騎士団への入団を果たし、ユーハバッハのみならず彼にも刃を向けるようになった。しかしハッシュヴァルトはその挑発を躱し続け、決着がつかないまま現在に至る。





決着編集

※以下、ネタバレ注意!!!!!



































リルトット等と別れた後、真世界城へと姿と呼び名を変えた銀架城にて、ハッシュヴァルトの目の前で彼の部下を始末し、友との決着を付けるべく最後の戦いに臨む。


ハッシュヴァルト「…………バズビーか。何の真似だ。」


「何の真似だより先に、『生きていたのか』じゃねえのか?なァ!」


ハッシュヴァルト「…そうか…その傷、敵では無く陛下の聖別(アウスヴェーレン)によるものか。お前は選ばれなかったのだな…」


「『お前は』だと?の連中は軒並み聖別されたぜ。皆殺しだ」


ハッシュヴァルト「そうか 同情する。」


「同情するだァ? フザケた事言ってんなよ。てめえはこの事を知ってた筈だ 違うか?」


ハッシュヴァルト「訊いてどうする? 知らなかったと言えば信じるのか?」


「信じるさ。俺とお前の仲だ。そうだろ?」

「ユーゴー!」


ハッシュヴァルト「──────バズビー……」


「『バズ』って呼べよ 昔みてえによォ!」


ハッシュヴァルト「──────問答は通じない様だ」


「そろそろ時間だよな。陛下が眠ればお前と陛下の力は入れ替わる。俺は陛下の力を殺すぜ 裏切り者のお前と一緒にな」

「そうだろ ユーゴー」


あくまでユーハバッハへの忠誠を優先し、かつての愛称も使わず制止を呼びかけるハッシュヴァルト。そんな彼に対し、バズビーは持てる力の全てをぶつける。聖文字をフル活用して立ち向かうも、彼に聖文字を使わせることすら叶わず圧倒される。

実力の差は歴然で、この決闘も最早、誰にとっても無益な争いに過ぎなかった。

それでも、バズビーは最後まで挑発と攻撃の手を緩めなかった。ハッシュヴァルトへの嫉妬を感じつつも、心の底では今でも彼への友情を絶やす事無く抱いていたからだ。


俺と勝負しろ

俺はまだお前に敗けちゃいねえ


まだ──────


全力を以てしても一撃すら与えられず、バーナーフィンガー4は発動した右腕ごと斬り飛ばされ、残った左腕で放った最大火力のバーニング・フル・フィンガーズも見切られて致命傷を負ってしまう。

最期はそれでも自身の敗北と友が強くなった事を満足げに受け入れ、死亡した。


「…俺の敗けだ ユーゴー …くそっ…思い通りにゃいかねえもんだな……」


「お前に敗けたら…もっと悔しいもんだと思ってたぜ」


バズビー


バズとユーゴーは結局、最後まで仲直りをすることが出来ず、お互いに殺し合い、ユーゴーの手によってそのまま死別するという悲しい最期を迎えた。───何かが少しでも違えば、こんな悲劇的な結末にはならなかったのかもしれない……。







余談編集

バズビーの誕生日は一護と一日違い、ハッシュヴァルトの誕生日は石田雨竜と一日違いであり、彼もまた銀城空吾と同様、一護のアンチテーゼキャラであったと言える。

それを意識してか、2人の名前には「崎一護」、「バザード・ブラック」と「黒」の単語が入っている。


また、この二人の関係は、一護と雨竜の関係のアンチテーゼとも言えるのかもしれない。


なお、バズビーの聖文字はH、ハッシュヴァルトの聖文字はBと、互いの名前の頭文字と対になっている。


関連イラスト編集

バズビーTHE HEAT

Bazz B! Sternritter H: The Heat!#631 friend

Hバズビー


関連タグ編集

BLEACH 滅却師 見えざる帝国 星十字騎士団 哀しき悪役 火属性

ユーグラム・ハッシュヴァルト


東方仗助ジャンプ作品の中の人繋がり。同じく髪型を貶されるとキレる。一方で人柄は心優しく温和で気さくとバズビーとは対照的。

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