「その黒いスーツのせいだか知らねえが・・・あんたの霊圧穴だらけだぜ!」
概要
独特のヘアーに、オセロ歯、顔の上半分をゴーグルで覆った長身かつ細身の黒人男性。
作中では相手に手の甲を見せつける場面が多く、一種の癖だと思われる。
仲間意識は低く、悪口をはいたり、漁夫の利を狙おうと画策していた。
ユーハバッハへの忠誠心は高く、後述のように見捨てられていても見限ることなく、京楽春水が協力を持ち掛けようとしたのを蹴落として全力で始末しようとしていた。
原作では仲間から何と呼ばれているか不明であったが、小説で「ナジャークープ」と呼ばれていることが判明した。
能力
「チキンの足を捥ぐよりラクショー!」
聖文字
能力名は"U"【無防備】(The Underbelly/ジ・アンダーベリー)。
相手の霊圧の「穴」に対して「モーフィンパターン」と呼ばれる楔を打ち込み拡大することで、体の動きを麻痺させる事ができる。
霊圧のパターンを観察しておく下準備こそ必要とされるものの、上手く決まれば藍染惣右介すら五分も麻痺させる事が可能という強力な能力。
一度観察を済ませていれば複数の相手に同時に打ち込むことも可能。
滅却師完聖体
名称は不明。原作では未登場。アニメ版で披露された姿は、翼は幾重にも輪っかを繋げたデザインで色はオレンジ。能力は不明。
武器
- 神聖弓、神聖滅矢
アニメ版で判明。
デザインは3つのリングが繋がり、両端にギザギザがついたもの。
穴から数本の針型の矢を放つ。
作中での活躍
第一次侵攻
ローズと対決し、別箇所で吉良イヅルを殺害したバズビーに関して「死んでないなら奴の失策」と仲間なのに悪口を吐く。(これにはローズも「仲間同士で粗を探すのか」と呆れていた)
そしてローズとの戦闘描写が殆ど無かった(というかローズとはほぼ雑談しかしてない)まま、ユーハバッハと対峙する山本元柳斎重國を上空からエス・ノト、バズビーと共に襲うも、仲良く焼き尽くされる…
が…バズビーが自身の能力で相殺した為、死なずに済む。
第二次侵攻
マスキュリンが死亡したので駆け付けると、熟睡していた阿散井恋次を発見。能力発動のために彼を観察するが、「敵陣のど真ん中で寝るとは思わないだろ普通」と罠を疑い手を出すことはなかった。
その後は、他のメンバーと共に黒崎一護と戦うも、駆け付けた朽木白哉を始めとした他の隊長・副隊長と交戦。
そして戦闘描写が一切ないままロバート、キャンディスと共に白哉に倒されるというヤミー・リヤルゴ戦の再来。
追い討ちをかけるかのようにユーハバッハが放った「聖別」の光を食らってしまう。
アニメでは、原作でカットされた白哉との3対1の戦いが描写されており、「モーフィーン・パターン」を打ち込むも、王鍵製の外套を身に付けていた白哉には霊圧に穴が見つからず、即座に神聖滅矢で反撃するが千本桜の攻撃に矢はかき消されて直撃して敗北。
その後そのまま死亡…とはならず、無間から一時的に解放された藍染に自身の能力で、動きを封じる事に成功。
他の隊長にも能力で始末しようとしたが、背後からバズビーに「バーナーフィンガー」で胸を撃ち抜かれてしまい今度こそ死亡してしまった。
バズビー達は聖別で殺そうとしたユーハバッハを裏切ったが、彼だけはそんな事はせずに忠誠心を持っていた。
また、拘束具による移動不可能&弱体化とは言え、聖別で本来の力を発揮してない状態で、作中最強クラスの藍染をあっけなく麻痺に追い込むほどの実力者であり、死ぬには惜しい人物であった。
その後、本当に死亡していたのだが、小説『Can't_Fear_Your_Own_World』でドルドーニなどのように涅マユリによりゾンビに改造させられる形で復活する。(ドルドーニたち破面が所属する涅骸部隊とは違うグループに所属)
何気に聖章騎士ではバンビーズと元々一護側の石田以外では唯一の生存者となった。
…が、ナジャークープは全編通して殆ど観察しかしておらず、バトルの解説役だけを担当した。
唯一、已己巳己巴との最終決戦においてのみ活躍。聖文字「無防備」により彼を全身麻痺させたが、産絹彦禰に帰刃されたことで無効化された。