概要
見えざる帝国の精鋭部隊「星十字騎士団」の一員で、ユーハバッハから「S」の聖文字を与えられている。
一人称は「ワガハイ」
覆面レスラーのような恰好をした大男で、付き人のジェイムズを連れている。
目立ちたがり屋な性格で「正義のヒーロー」を自称しているが、その言動はかなり独善的であり、お世辞にもヒーローとは言い難い。
また旗色が悪くなると「正義とか悪とかもう関係ねぇ!!」とヒーローキャラを捨ててしまっており、どうも付け焼き刃にしか見えない(スーパースター=ヒーローでも「自分の邪魔するヤツは皆殺し」と言う暴漢が本性なのかも知れない)。
最初の侵攻では阿散井恋次をドロップキックで倒した。ユーハバッハからの情報(ダーテン)をちゃんと読んでいなかったため副隊長である恋次が卍解を使えることを知らず、卍解を奪うことはなかった。
2度目の侵攻では檜佐木修兵、斑目一角、綾瀬川弓親に不意打ちを仕掛けて倒すと、そこへ駆けつけた六車拳西とローズの2人に押されるが聖文字を解放して倒してしまう。
しかし、零番隊のもとで修行を積んで真の卍解を会得した恋次には歯が立たず、全身を消し炭にされて敗れ去った。
なお恋次は悪党と自称しながら戦ったが、皮肉にも恋次のほうがよっぽどヒーローキャラしており、マスキュリンの最期にも「燃え尽きたか、本望だろスーパースター」と皮肉られている。
ジェイムズ
マスキュリンの付き人(メイン画像右側)。マスキュリンを「ミスター」と呼んでいる。
眼鏡をかけたスキンヘッドの小男で、ゴングを持ち歩いている。
戦闘能力は皆無であり攻撃を受ければあっさり死ぬが、体を真っ二つにされようが細切れにされようが関係なく、マスキュリンの呼び掛けで復活する。
特に細切れにされた場合は、そのひとつひとつの細切れから新たなジェイムズが誕生し、ジェイムズの数が増え、分身するという、まさに消すと増えますを絵に描いたような現象が起こる。(その様には恋次もドン引きしていた)
またマスキュリン自身も「ファン(=ジェイムズ)からの声援」によって復活出来るので、両方がほぼ同時に倒されない限りは無敵に近い。
そのチートぶりからか作中では、恋次に激昂し精神的な余裕をなくしたマスキュリン自身による完聖体による広範囲攻撃の巻き添えでジェイムズが一掃され、生き残ったマスキュリンが激昂していたとはいえジェイムズを復活させる言葉を唱えることなく、恋次に倒されるというシナリオになった。
能力
「英雄(The Super Star)」
聖文字「S」の能力。
ジェイムズからの声援を受ける事でパワーアップし、傷やダメージを回復させる事も出来る。
破れた鼓膜を再生する為に能力を使った事からも分かるように、マスキュリンの耳が聞こえなくても発動する事から、声援を受けた事実がこの能力の肝と思われるが……。
その能力は一見「ファンの声に応え、どんな敵にも屈さないスーパースターとなる能力」のように見えるが、マスキュリンが倒れた際にユーハバッハは「ジェイムズが死んだ」と発言している為、もしかすると本体はジェイムズでSの聖文字とは、『所持者が理想とするスーパースターを具現化する能力』だった可能性がある。
滅却師完聖体
恋次戦でそれっぽいのを使用したが、滅却師完聖体かどうかは不明。また名称、能力全て不明。
作中の描写では敵を一掃するビームを放つことしか分からない。
このビームを食らった者は遺体すら残らず消滅する模様(食らったジェイムズの描写より)。
技
- スター・フラッシュ
マスクから星形の光線を放つ必殺技。ローズを一撃で倒す威力を誇る。
- スター・殺人パンチ
しかし修行後の恋次に片手で受け止められ「殺『人』パンチじゃ死神は殺せねぇか」と思いっきり煽られた。
ラッシュする時の掛け声は「殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺!!!!」(殺は"ころ"と読む)
- スター・ドロップキック
- スター・イーグルキック
- スター・ヘッドバット
- スター・ロケット・ヘッドバット
- スター・ラリアット
その後のワンマイル・アーツと呼ばれるラッシュ時の掛け声は「星星星星星星星星星星星星星☆☆☆☆!!!!」(星は"せい"と読む)
- スター・フラッシュ・スーパーノヴァ
天空に描いた五芒星より巨大な星形の光線を放つ。
その威力、範囲はスター・フラッシュの比ではないが、修行後の恋次には全く通用しなかった。
関連タグ
BLEACH
見えざる帝国 星十字騎士団
スーパースターマン…一応スーパースターと言えばスーパースターだが、似ても似付かない。