CV:高橋伸也
概要
星十字騎士団の一員。
黒いクナイを持ち、眼鏡をかけた男。
誕生日は2月21日。
第一次尸魂界侵攻において、技術開発局を急襲し、壊滅に追い込んだ。
しかし、突如現れた黒崎一護を前にして「俺は星十字騎士団シャズ・ドミノ 与えられた力はー」と口にし掛けるや否や瞬殺されてしまった。
作中で数コマしか登場せず死んでしまった為どんな能力を持っているか判らないが、星十字騎士団の一員である程度のキャラ……だと思われていたが、公式キャラブック『13BLADEs.』の書き下ろし小説で彼の正体や能力が判明。
正体と能力
その正体はグレミィ・トゥミューの能力により生み出された空想の産物。
- 聖文字"V"【生存能力】(The Viability、ザ・バイアビリティ)⇒【聖痕】(ϛ、スティグマ)
グレミィより与えられた「V」の能力(グレミィの聖文字もVである為、主とお揃いである)は『人体が欠損した際、周囲の霊子を取り込んで急速に自己再生する』 であり、その性能は完聖体や超速再生をも凌駕する程であり、端的には「不滅の肉体」である。
シャズは虚戦や騎士団同士の模擬戦で負傷する度に回復・再生し続けてきたのだが、この能力で周囲の霊子=現実に存在する物質で自身の身体に埋め合わせ(=置き換え)ていった結果、グレミィの想像力で構成されていた部位が徐々に減っていき、遂には生身の滅却師として独立するまでに至った。
創造主のグレミィは彼にさしたる興味もなかったので放置、さらにはユーハバッハも何の気まぐれか"ϛ"(スティグマ)=アルファベットには存在しないギリシャ文字を仮の聖文字としてシャズに与えた結果、星十字騎士団の一員を名乗るのを許された。
尤も"ϛ"は正式な聖文字ではない為、ユーハバッハから新たに能力を与えられた訳ではなく、あくまで元々持っていた『The Viability(生存能力)』の能力を『聖痕(スティグマ)』に改名しただけに過ぎない。
一護に倒された後は偽の死体を残して撤退し、次の侵攻では中央四十六室の管轄するデータベース『大霊書回廊』を襲い、賢者や裁判官たちを蹂躙した。
しかしそこで、涅マユリによってゾンビ化された吉良イヅルの反撃に遭い、攻防の末に身体そのものを複数回『侘助』によって斬りつけられてしまう。
結果、自重により自壊していく肉体が設置面の床を霊子分解して吸収・再生するや、再び自重により自壊……のループに陥ってしまい、延々と自壊・再生を繰り返しながら深く深く地の底へ沈み続けていく悲惨な末路を遂げた。