「人ノ生キル上で最モ重大ナその感覚ノ名は "恐怖"だ」
「アはっ 怖イ?」
【警告】
※この記事は閲覧注意です。
※苦手な方は他のメンバーの記事に行ってください。
※画像検索も推奨しません。
心ノ準備ハ出来マシタか?
デハ
コレガ僕ノ巻頭ポエムダよ
生きることと 生かされることに
違いは無い
死ぬことと 殺されることに
違いが無いように(63巻、アニメ版千年血戦篇 18話)
コレガ僕ノ概要ダよ
僕ノ喋リ方ト声ニツヰテ
一人称は「僕」。たまに語尾の最後の1文字だけひらがなになるが、基本的にカタカナと旧仮名遣いの「ヰ(い)」を交えた特徴的な喋り方をする。
アニメにおいては、松岡氏の怪演も相まってその不気味な喋り方が再現されており(声は低く、ほぼ棒読み。松岡氏曰く「喉をおさえながら演じている」)、字幕のほうも可能な限り原作の表記に寄せるという徹底ぶりがなされている。
僕ノ台詞集
見ての通り、目茶苦茶読みにくい。
僕ノ矢ニ撃タレタ者ハアラユルモノガ恐怖ニ変ワる 刀ニ手ヲカケタら 引キ抜イタら 振リ上ゲタら 振リ下ロシタら 指ヲ動カセば 視線ヲ動カセば 息ヲ吸エば、吐ケば 致命的ナ何カガ起キルンジャナイか
理由ノ在ル恐怖ハ優シい 理由サエ在レバ、ソノ源ヲ断チ切レバソノ恐怖ラシキモノハ拭エる ダガ真の恐怖ニハ理由ガ無イ 其レハ感情デハ無ク本能ダカラだ
真の恐怖トハ理由モ無ク際限モ無クただただ体ヲはイ上ル夥シイ羽虫ノ様ナモノ 吾々ハ本能カラハ逃レラレナヰ
随分ト悪趣味ダガ…面白ソウダ
アは アはっ ハはっ アは 動ケナヰね? 仕方が無い 其レが "恐怖" 恐怖トは 然ウヰウモノダよ
人ハ誰シモ安心ヲ覚エル対象ト恐怖ヲ覚エル対象トヲ持ッテヰる
安心ヲ覚エル場所ニ踏ミ入ッタ時何故安心スルノカト尋ネテも「何トナク」ナドト答エテ判然トシナイ事バカり
シカし…恐怖ヲ覚エル場所ニ踏ミ入レばドンナ馬鹿デモ恐怖の理由は明々白々
「暗イ」「寒イ」「高イ」「狭イ」「痛イ」「汚イ」ト恐怖ノ理由ヲ羅列スる。全テノ「安心」ハ「生」ニ、全テノ「恐怖」ハ「死」ニ結ビ付クカラだ。『生キタイ理由』ヲ答エラレナイ者モ『死ニタクナイ理由』ナラ答エラレルノト同ジ事
感情ヲ持ッテヰル生物ダケデハ無い。全テノ生命ハ「死」ヲ…即チ「恐怖」ヲ本能的ニ避ケル様ニ出来テヰる
命アルモノハ全テ 恐怖カラ逃レル為ニ生き 恐怖カラ逃レル為ニ自ラヲ鍛エ 恐怖カラ逃レル為に成長スルノダカら
恐怖ガ通ジナイ訳ナド無イノだ ヲ前ニ命ガ有ル限リは
眼ヲ閉ジテモ無駄ダ! 良キ思イ出ハ長ク心ニ残リ 悪シキ思イ出ハ更ニ長ク心ニ残る!
コレガ僕ノ人物像ダよ
長身痩駆な容姿に服全体にボタンが着いたロングスカート風の軍服を着用し、所々にある棘の意匠が特徴。
とにかく不気味であり、その中でも特に笑顔が異常に不気味。
聖文字(恐怖)を象徴するような気味が悪い姿であり、無表情も相まって幽霊のような印象を受ける。
全体的に死体を連想するような容姿であり、具体的に言えば瞳孔が散大していたり、目玉が飛び出そうになったり、身体の一部がミイラ化していたりしている。
またマスクの下の素顔は唇と頬が削ぎ落とされ、歯が剥き出しになっている。
みんなのトラウマ、検索してはいけない言葉に入ってもおかしくないレベル。
ユーハバッハに対しては過去の一件から高い忠誠心と同時に、彼から粛清されるという恐怖に苛まれている。
コレガ僕ノ能力ダ
聖文字は"F"で、能力名は【恐怖】(The Fear)。
青い光の棘(神聖滅矢)を無数に飛ばし、刺さった者の恐怖心を増加させ発狂・殺害する能力。
その力は強力で並の死神は一瞬で発狂して心が焼き切れてショック死し、白哉ですら即発狂こそしなかったものの動きを大幅に鈍らされてしまった。
この恐怖の力に自身の巧みな言動を組み合わせて相手を精神的に殺害する戦法を得意とする。
朽木ルキアが棘を氷の壁で防いだ時に黒い液体が滲み出ていた事から、この液体が能力発動の起点だと思われる。
本人曰く恐怖とは「本能」であり、当たったらそこから全身へと浸食し、どんな人物でもその力の前に屈して逃れられない強力な能力。
しかも傷口でなくてもルキアとの戦いでは液体が斬魄刀に絡みつくように浸食した。
数少ない弱点として細胞の活動が完全に停止している、つまり死んでいるのと同じような状態の相手には恐怖が通じなくなってしまう(ルキアは袖白雪の力で自身を凍らせることで克服した)。
エス・ノト本人の主張と白哉の考察を照らし合わせると、一口に恐怖(Fear)といっても恐怖心全般を操っていた訳ではなく、「自分、若しくは自分の愛する誰かが死ぬこと」を恐れる不安の心を増幅させる類の能力だったと思われる。(故に肉体的には死んでいるに等しい状態の相手には効きが悪かった。)
詳細はリンク先を参照。
卍解【千本桜景厳】
白哉から奪ったことで使えるようになった卍解。作中では通常の千本桜景厳しか使わなかったが、これと聖文字を併用し白哉に瀕死の重傷を負わせた。
千本桜景厳が白哉の下に戻った後も「良イネ ヤッパリソノ卍解…僕ガ欲シカッタナあ…。」と目を輝かせていたことから、よほど気に入っていたと思われる。
確かに彼の聖文字や完聖体より、千本桜景厳の方がよほど美しく健全な技なので手に入れたい気持ちは分かる(千本桜景厳はピーキーな能力を有していることが多い卍解の中でも、比較的クセがなくて扱いやすい性能をしていることもあるが)。
コレガ僕ノ使ッタ技ダ
- 静血装(ブルート・ヴェーネ)
恋次&白哉との初戦で使用。人体の急所である眼球にも展開する事が可能。
- 神聖滅矢(ハイリッヒ・プファイル)
滅却師が使用する基本的な光の矢だが、彼のは一際特殊であり神聖弓(ハイリッヒ・ボーゲン)無しに発射でき、矢というよりは棘のような形状をしている。刺さった箇所からは黒い粘性の液体のようなものが滲み出し、それに触れると彼の「恐怖」の力に侵される。
コレガ僕ノ作中デノ活躍ダ
過去
「呼吸というのは苦しいものだ。こんな苦しいことをしなければ生きられないなんて…生きるってのはなんて不便なんだろう…」
「天国ってのは呼吸の苦しくない所かな…地獄ってのは今よりもっと苦しい所なのかな…そうだとしたら…怖いな…」
元は死を待つばかりの人工呼吸器で繋がれた入院患者。
上記のセリフのように、この頃は普通の喋り方をしていた。
そんな折に病室に突如と現れたユーハバッハから過去に行われた聖別(アウスヴェーレン)から生き残った者として、力と生き永らえる生命力を与えられた経緯を持つ。
回想シーンの人工呼吸器や病室の設備などから星十字騎士団メンバーではおそらく石田雨竜と同世代の人間であり、比較的新入りだと思われる。
一回目の侵攻時
数多くの隊士を発狂死させた後、阿散井恋次と朽木白哉の二人と対峙する。強力な静血装を使用するエス・ノトには文字通り刃が立たず、膠着状態に陥る。『滅却師相手には卍解を使用してはいけない』という事前情報は届いていたものの、静血装で守りを固めながら恐怖の能力の込められた神聖滅矢を放ってくるエス・ノト相手には、始解だけで戦っていては押し切られるのは時間の問題で、リスクを承知で白哉は卍解・千本桜景厳を発動。
しかし見えざる帝国の星章化(メダリオン)は『卍解を封じる』のではなく『卍解を奪う』能力だったため、千本桜景厳が略取されてしまい戦況は一気に悪化。
恐怖の能力を受けた白哉は最初こそは体が震える程度にしか影響がなかったが、エス・ノトの巧みな話術で思考誘導され、何よりも大事なルキアの死のイメージを想起する精神攻撃を受け、遂に発狂して我を失ってしまう。エス・ノトはその隙をついて奪った千本桜景厳を使用し、白哉の全身をズタズタに引き裂いて圧勝した。
その後バズビー、ナナナ・ナジャークープとともに山本総隊長を襲撃したが、流刃若火の前に一撃で返り討ちにされた…が、バズビーの力で火傷程度にとどまった。
二回目の侵攻時
浦原によってメダリオン対策がされた為に奪取した卍解が白哉の元に戻ってしまう。
なお、『千本桜景厳』は気に入ったらしく「僕ハ 淋シい 淋シい 淋シい 淋シい 淋シイヨう……僕ノ千本桜ハドこ?」と悲観していた。
遭遇した朽木ルキアと対決。白哉を誘き出すために彼女を“恐怖”の力で叩きのめそうとするも、袖白雪の真の力を発動させたルキアの前には“恐怖”が全く通じず、エス・ノト自身が氷漬けにされてしまった。
しかしユーハバッハに対する“恐怖”をバネに完聖体を発動。更に強化された恐怖の聖文字能力でルキアを発狂寸前まで追い詰めたが、零番隊離殿での修業を終えた白哉が助太刀に駆けつける。エス・ノトはそのまま白哉との戦闘に移行しようとしたが、一度奪われたことにより改めて千本桜との絆を確認でき、始解の状態で卍解クラスの攻撃が可能なまで強化出来たことに礼を言われるという(一度は敗北した筈の)自身に対して微塵も恐怖を感じていない白哉に激昂。
怒りと怨嗟の言葉を喚き散らしながら、がしゃどくろのような恐ろしい姿に変貌する。
ルキアは白哉から戦闘を引き継ぐと、卍解を発動。初めて義兄から認めてもらえたルキアには最早恐怖は通じず、白霞罸によって全身が凍り付き、そのまま砕け散って死亡。
克服したと思い込んでいた死の恐怖を思い出しながら死んでいくという、皮肉な最期を迎えた。
怖いよ 僕は死ぬのかな 僕は地獄へ行クノかな 許シテ陛下 怒らなイで 怖いよ 苦シイノは怖いよ 痛いのは怖イよ
怖い 怖い 怖い 怖イ 怖イ 怖イ 怖イよ 怖...
白哉からは「此方の心に恐怖が無ければ、そこに映るのは奴自身の怯えだけだ」と看破された上での完全敗北だった。
かくして、他人に恐怖を押し売った哀れな怪物は憎い相手にそのまま引導を渡されるという因果応報にして自業自得の末路を辿ったのだった・・・・・。
コレガ僕ノ余談ダ
一部のファンから「能登さん」という謎の愛称をつけられ呼ばれている。
コレガ僕ノ関連イラストダ
コレガ僕ノ関連タグダ
アーロニーロ・アルルエリ…ルキアと対峙した敵役。片割れの方はエス・ノトと喋り方が似ており、死の恐怖に屈しながら最期を迎えた点も同じ。