概要
最終章「千年血戦篇」にて登場した。
本来卍解は才ある死神でも百年単位の修練が必須とされ、まだ若く席官級のルキアが習得できるものではなかったが、黒崎一護と出会ってから激しい戦いの中で成長し、死神の始祖ともいえる兵主部一兵衛から直々に鍛えられたこともあって、卍解習得に行き着いた。
外見
発動と同時にルキアは髪まで純白になり、斬魄刀を手にして白い装束を纏い、頭に氷の結晶を思わせる髪飾りが付く。その様相は袖白雪本体のそれにかなり近しい。詳細は当該記事へ。
一護の「漆黒の剣を持ち、黒い外套のような死覇装を纏う」卍解、並びに死神としての全てを差し出した力とは対照的である。
能力
始解が強化された卍解であり、射程内にいる敵を持ち主であるルキア諸共一瞬で凍らせ破壊する。
具体的な能力は不明だが、少なくとも始解の氷を自力で脱出したエス・ノトですら脱出出来ず凍死するほどには威力が強化されている(エス・ノトの聖文字と完聖体の関係を参考に考察すると、神経まで凍らせているのかもしれない)。
始解と同じく解除に時間をかける必要があり、わずかに手順を間違えただけでもルキア自身氷像の様に砕け散る命懸けの諸刃の能力。
怪我の描写から察するに身体が相当脆くなっているようで長期戦は不可能(数秒が限界)であるが、一瞬で片がつく能力なのもあって作中での言及はない。
一見、山爺の卍解・残火の太刀の「西【残日獄衣】」の氷版のようにも見えるが、残日獄衣は発動中常時炎の鎧を身に纏っているのに対して、白霞罸は一発冷気を放出したら終わりであるため、原理としては全く異なるものである。
ただし、ルキアの卍解は未熟であり能力に未知数な部分もあるため、今後の成長によっては似通う可能性もあるのかもしれない。
白哉曰く「素晴らしい卍解だが、半歩の過ちで命を落とす危うい卍解」。
『Brave Souls』における10年後のルキアは(アクションゲームである都合上とも考えられるが)卍解した状態である程度動くことを可能としている。