概要
また、素手で崩玉と融合した藍染惣右介の攻撃を止めるなど完全虚化の力を連想させる部分もある。
戦闘力は護廷十三隊の隊長格ですら霊圧を感じられないレベルに成長した崩玉藍染ですら霊圧を感じられないレベルの域に達しており、当時の崩玉藍染すら手も足も出ないほど高いが、死神の力を失ってしまうという代償がある。
それ故に「最後」の月牙天衝と呼ばれる。
会得条件は白斬月と戦い、彼に胸を貫かれることを受け入れ、貫かれること。
ただし、死神の力が消えるため、この技は斬魄刀も会得条件を教えたがらない。
会得条件に気付くまでに時間がかかるためなのかは不明であるが、会得するまでに時間がかかる。
作中では崩玉藍染が空座町を襲撃している状況で時間がないため、外部とのタイムラグが2000倍もある断界で修行した(ここで2000時間過ごしても理論上は1時間になる)。
通常は拘突と拘流があるため、長時間いることは不可能なのだが、拘突を崩玉藍染が何を思ったのか自ら破壊した上、拘流を黒崎一心が止めたことで修行が可能となった。
藍染との最終決戦は空座町ではなく、転界結柱の外にある尸魂界で行った(ただし、余波が空座町に届いたりしているため、空座町への影響は全くないわけではない)。
技
- 無月(むげつ)
「最後の月牙天衝ってのは 俺自身が 月牙になることだ」
月がない夜のような漆黒の斬撃を出す技。
月牙でもありユーハバッハの影で攻撃する技でもあるような技。
帰刃なのかは不明だが、この形態になると傷が完治し斬魄刀も無くなる。
一護はこの技を繰り出す前に黒い包帯、ロンゲ、赤眼の形態になる。
刀は弓矢の篦を彷彿とさせるような形になる。
なお、この技を使ったが最後、死神の力をすぐに失うことになる。
名前の意味は恐らく「月が無い漆黒の闇」、「敵の存在を無に帰す月」辺りだと思われる。
※混同しがちだが、この形態は無月を放つ時のみに変身したことから「無月一護」と呼ばれることが多く、最後の月牙天衝と言った場合は通常、メイン画像の形態のほうを指す。
- 響転(ソニード)
原作で使用。擬音は破面同様「ブンッ」。
「まだ再生するのか」と呟いた直後に、藍染の目の前に移動するために使用した。
該当シーンは、アニメでは瞬歩に変更されていた。
余談
- 最後の月牙天衝は死神と虚の力メインで、無月は滅却師の力を解放した帰刃形態と考えることも出来る。
- また、無月はユーハバッハと酷似した容姿であるため、滅却師の要素が一番強い形態である可能性がある。
- 尚、滅却師には「滅却師最終形態」(クインシー・レツトシュティール)と呼ばれる、尋常ではない力を手に入れる代償として、数時間後に滅却師の力を失う奥義(劇中では石田雨竜のみ使用)があり、「一護が使う最後の月牙天衝は滅却師最終形態を元にした力、或いは亜種なのではないか?」と一部のファンから考察されている。
- この形態以降、一護は虚化しなくても破面の霊圧が出るようになったのか、白斬月と行った修行が実は帰刃の修行だったのかは定かではない。
- しかしながら、これ以降、一護は虚化を使うことはなくなり、代わりに帰刃するようになった。そして、最終的には完全虚化を扱えるようになった。
関連タグ
人化の術:狛村左陣の最終奥義。理由があるか偶然の一致か時間制限ありの圧倒的な破壊力、使用後の強烈な代償と似通った部分がある。