概要
虚(ホロウ)の上位種、またはその集団。
虚の中でも死神の力を修行で手に入れ、仮面を外した者で、一般的に通常の虚ではなく、大虚(メノスグランデ)がなることが多い。
自然に誕生した者から、藍染惣右介が崩玉(浦原喜助作)を使ったことによって誕生した者がいる。
ただし、ただ仮面を外せば(剥けば)いいというものではなく、死神の力を手に入れなければ虚のままである(アシッドワイヤーなど)。
仮面を外すことそのものより、死神の力を手に入れることが重要な模様。仮面を全く外していない破面も存在する(ルドボーンなど)。
なお、無理矢理仮面を剥がすのは良くないそうで、強引に剥がされたモノは同じく無理矢理進化するかそのまま滅びるのを待つしかない。
それは破面と化しても同じことである(例としては従属官時代のペッシェやドンドチャッカ)。
ただし、仮面を剥がすのではなく割るのはセーフな模様(ドルドーニなど)。それを応用したのか、自ら仮面を割ることで能力を向上させる個体も存在する。(フィンドールなど)。
破面化する前の虚時代の割れた仮面と様々なデザインの白い死覇装を身に纏い、斬魄刀を携えているのが特徴で上位に行けばいくほど人間に近い外見になる。
また、普通の虚と違い、限りなく人間に近い感情や思考、価値観を取り戻しているため、共通の敵だからという理由ではなく、恩や借り、友情などの理由で黒崎一護達死神に味方をした破面や、一護達の仲間になった破面も出てきている。
小説では現世や尸魂界のことも気にかけていたり、現世の文化や料理などに興味を示したり、実際に虚圏でとれる食材を使った料理を作る個体も登場する。勿論、料理に人間の魂魄は使われていない(厳密には人間というよりも死神に近い外見、価値観、感情や思考なのかもしれないが。実際、尸魂界篇が特に分かりやすいが死神も結構人間臭い)。
虚と破面は猿と人間くらいの違いがあるのかもしれない。
なお、虚化した死神である仮面の軍勢とは違い、死神の能力は全く手に入れていない。あくまで霊圧と外見、体の構造を死神に近付けただけである。
彼らの斬魄刀は虚の力であり解放すると完全に虚の霊圧になることから、彼らの斬魄刀解放は死神化ではなく虚化にあたると思われる。
ただし、技の性質が死神に近付く場合はある。(ゾマリなど)
アランカルはスペイン語で「剥ぐ」を意味しており、破面関連の用語は大体がスペイン語が使われている。
階級
一般の破面の他に、破面の中でも高い殺戮能力を持つ10体を十刃(エスパーダ)、彼らに従う直属の部下を従属官(フラシオン)、元十刃で3桁の番号を与えられる者たちを十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)、それ以外の者たちを数字持ち(ヌメロス)と呼ぶ。
戦闘能力
元である大虚自体が強力なので、非常に戦闘力は高い。
また、最上級大虚(ヴァストローデ)クラスになると隊長格よりも強い。
一部例外もいるが、殆どの破面は、死神の卍解にあたる帰刃(レスレクシオン)が使える。